店頭で美味しいあんずを選ぶ方法は?
ここでは、店頭で美味しいあんずを選ぶ方法について解説します。
外皮が濃くて鮮やかなもの
皮の色が鮮やかで濃いものを選びましょう。この特徴があるあんずは、熟していて美味しくなっている証拠です。緑色っぽいものは収穫されてすぐに出荷されており、あまり熟されていない状態です。すぐ食べたいなら皮の色が濃い、熟されたものをしましょう。
皮にハリやツヤがあるもの
皮にハリやツヤがあるのは、鮮度が良い証拠です。逆に傷がついている場合は、そこから腐ってしまう可能性があります。傷がついているあんずは、長期保存に向いていないので、出来るだけ購入を避けるようにしてください。
持ち上げてみると重みがあるもの
持ち上げた時、ずしっとした重みがあるものを選びましょう。軽いと中身がスカスカな場合があります。食べる直前にカットしたら中身が全然入っていなかった…という問題が起こらないようにするためにも、必ず一度重さを確認してください。
香りが強いもの
香りが強いものは、熟されて美味しくなっているサインです。熟されたあんずは、果肉が柔らかく、甘くなっているので、生でそのまま食べたい人に向いています。スーパーで並んでいるものを選ぶなら香りもチェックしてみてください。
美味しいあんずは産地で選ぶのもおすすめ
青森県
青森県は日本で一番あんずが生産されている都道府県です。「水はけの良い土地」「太陽の光がよくあたる」「温度の変化が少ない」の条件を満たしているので、あんずが育ちやすく生産量が多いのが特徴です。
長野県
長野県は日本で2番目にあんずが生産されている都道府県です。生で食べられるあんずだけでなく、シロップ漬けや加工するのに適したあんずの両方を栽培しています。「信州大実」「ハーコット」は生で食べられますが、中でも「信州丸」は加工に向いているあんずです。
香川県
香川県は、日本で3番目にあんずの生産量が多い都道府県です。あんが育ちやすい環境であるのはもちろん、スイーツ作りに最適なあんずを栽培しています。甘みと酸味のバランスが良い「昭和」「ハーコット」などの早生品種を栽培しています。加工してもそのまま生で食べても美味しく食べられます。
広島県
広島県では、日本で4番目にあんずの生産量が多い都道府県です。特に福山市で作られるあんずは、品質がよく、味や風味のバランスが良いものが多いです。
人気の 品種 はどれ?おすすめのあんず品種5選
ここでは、あんずの人気の品種について解説します。
昭和
昭和は主に長野県で生産されている品種です。小ぶりなサイズのものが多く、そのまま生で食べるのではなく、ジャムに加工して食べる用のあんずとしておすすめです。また、旬は6〜7月ごろです。
ハーコット
ハーコットはカナダで作られt品種です。このあんずは、酸味がほとんどなく、甘みが強いのが特徴です。そのため、生でそのまま食べるあんずを探している方は、ハーコットを選ぶと良いでしょう。
信山丸
信山丸は、酸味より甘みが強いのが特徴です。甘みを生かして生で食べるのもおすすめですが、お菓子作りや甘い味のジャムを作りたい人におすすめです。6〜7月ごろに出回ります。
信州サワー
信州サワーは、果肉が柔らかいのが特徴です。甘みが強く、さわやかな酸味もあります。加工して食べても問題ありませんが、柔らかい果肉を活かすなら、そのまま生で食べるか、コンポートなどにするのがおすすめです。
新潟大実
新潟大実は、酸味があんずです。そのため、生で食べるのは向いていませんが、酸味を生かしてお酒で割ったり、ゼリーやさっぱりした味わいのお菓子を作りたい時は、この品種のあんずが向いています。
まとめ
今回は、あんずの選び方について解説しました。美味しいあんずを選ぶには、見た目をチェックするのはもちろん、長期保存に向いているか、すぐに食べられるものはどれか、なども基準に選んでみてください。また、さらにこだわってあんずを選びたい人は、産地や品種で選ぶのもおすすめです。作られた場所や品種によって、甘みや酸味、食感に違いがあります。記事を参考に自分が食べたいあんずを選ぶ参考にしてみてください。