店頭で美味しいキャベツを選ぶ方法は?
スーパーや八百屋などで、美味しいキャベツを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
美味しいキャベツを見極める方法を4つご紹介します。
ポイント①【春キャベツの場合】ふんわりと軽いもの
3月から5月頃にかけて旬を迎える春キャベツ。
美味しい春キャベツを選ぶ方法は、手に取った時にふんわりと軽いものを選ぶことです。
春キャベツは、なんといってもその柔らかさ、甘さが魅力のひとつ。ふんわりと軽いものを選ぶと、春キャベツの美味しさを存分に味わえるはずです。逆に重たい春キャベツは、育ちすぎな可能性があります。春キャベツらしい味わいを楽しみたいなら、ふんわりと軽いものを選ぶようにしましょう。
ポイント②【冬キャベツの場合】ずっしりと重いもの
1月から3月頃にかけて旬を迎える冬キャベツ。
春キャベツとは逆に、ずっしりと重たい冬キャベツを選ぶようにしましょう。
冬キャベツは、肉厚な葉と、みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴です。そのため、目が詰まって重たいものの方が、水分を豊富に含んでおり美味しいといわれています。
同じくらいの大きさであれば、なるべく重みのある冬キャベツを選ぶようにしましょう。
ポイント③【春・冬共通】葉が濃い緑色
美味しいキャベツを選ぶなら、葉が濃い緑色のものを選びましょう。これは、春キャベツ、冬キャベツの双方に共通しているポイントです。
葉が濃い緑色のキャベツは、新鮮な証拠です。水分が豊富で、美味しいキャベツであるといえるでしょう。
また、冬キャベツの場合、葉が紫色に変色している場合があります。これは霜にあたったことによる変色で、劣化ではありません。甘みが強く、美味しい冬キャベツだといえるでしょう。
ポイント④【春・冬共通】芯が太すぎない
春キャベツ、冬キャベツ共に、芯が太すぎない方が苦みがなく、美味しいキャベツだといわれています。
キャベツの芯は、葉から水分を吸収して成長します。そのため芯が太いキャベツは、葉の水分が抜けている可能性が高いのです。
キャベツをひっくり返してみて、芯の太さを確認しましょう。500円玉の直径より小さいものを選ぶのがおすすめです。
美味しいキャベツは産地で選ぶのもおすすめ
美味しいキャベツは、産地で選ぶのもおすすめです。
ここからは、キャベツの名産地についてご紹介します!
〇群馬県
キャベツの名産地1つ目は、群馬県です。
群馬県の嬬恋村の名産品といえば、「嬬恋高原キャベツ」。7月から10月にかけて旬を迎える、夏キャベツと秋キャベツが盛んに栽培されています。
嬬恋村特有の高原地帯、栄養豊かな黒ボク土によって、甘くて美味しいキャベツが育つそうです。
甘みがぎゅっと詰まった柔らかいキャベツが食べたいときは、群馬県産を選ぶと良いかもしれません。
〇愛知県
キャベツの名産地2つ目は、愛知県です。
愛知県は、冬キャベツ、春キャベツの名産地。全国シェアの20%程を占めています。
特にキャベツの名産地として有名なのが、豊橋市や田原市です。キャベツの栽培には豊かな水源の確保が必要です。豊橋市や田原市は、奥三河から渥美半島一帯にかけて「豊川用水」が整備されたことにより、キャベツの栽培が盛んになったといわれています。
味が濃くて甘いと人気の愛知県のキャベツ。ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
〇千葉県
キャベツの名産地3つ目は、千葉県です。
千葉県は、11月から3月にかけて旬を迎える冬キャベツ、3月から5月にかけて旬を迎える春キャベツの名産地です。
海に囲まれた海洋性気候の千葉県。冬でも温かいという特徴を活かして、甘くて美味しいキャベツが栽培されているそうです。主に銚子市、旭市、野田市などで栽培されています。
人気の 品種 はどれ?おすすめのキャベツ品種5選
一口にキャベツといっても、さまざまな品種があるのをご存じでしょうか。
ここからは、おすすめのキャベツ品種5種をご紹介します。
品種①嬬恋高原キャベツ
おすすめのキャベツ品種1つ目は、嬬恋高原キャベツです。
先ほどもお伝えした通り、群馬県嬬恋村は国内でも有数のキャベツの名産地です。嬬恋村で収穫されたキャベツは、嬬恋高原キャベツとして全国に出荷されています。
7月から10月に旬を迎え、強い甘みとシャキシャキとした食感が特徴です。
品種②金瑛キャベツ(きんえいキャベツ)
おすすめのキャベツ品種2つ目は、金瑛キャベツです。
金瑛キャベツとは、主に愛知県で栽培されている春キャベツの一種です。旬の時期は1月から3月頃。濃い緑色をしており、しっかりとした甘さ、春キャベツらしい柔らかさが楽しめます。
品種③彩ひかり
おすすめのキャベツ品種3つ目は、彩ひかりです。
彩ひかりは、群馬県や岡山県を始め、全国的に栽培されている品種です。旬の時期は産地によって異なりますが、一年を通じて栽培されています。
冬キャベツの一種で、カットした断面が鮮やかな黄色なのが特徴です。
品種④味春キャベツ(みはるキャベツ)
おすすめのキャベツ品種4つ目は、味春キャベツです。
味春キャベツとは、主に愛知県や群馬県で栽培されている春キャベツの一種で、3月下旬から5月下旬にかけて旬を迎えます。
葉は柔らかく、水分を豊富に含んだみずみずしい味わいが特徴です。キャベツの中でも、比較的大きく成長する品種でもあります。
品種⑤ネオルビー
おすすめのキャベツ品種5つ目は、ネオルビーです。
ネオルビーとは紫キャベツの一種で、長野県、静岡県、愛知県などで栽培されています。11月から3月頃にかけて旬を迎え、他の紫キャベツに比べるとサイズは大きめです。
抗酸化作用が強いアントシアニンが含まれており、アンチエイジングにも効果を発揮するでしょう。ぎっしりと葉が詰まっており、食べ応えもあります。
まとめ
美味しいキャベツを選ぶポイントは、以下の通りです。
- 春キャベツの場合:ふんわりと軽いもの
- 冬キャベツの場合:ずっしりと重いもの
- 春・冬共通:葉が濃い緑色で、芯が太すぎないもの
また、群馬県や愛知県、千葉県はキャベツの名産地でもあります。美味しいキャベツを食べたいなら、まずは産地で選ぶというのも方法のひとつです。
ご家庭でも馴染みのあるキャベツ。良く食べるからこそ、美味しいものを選びたいですよね。この記事を参考に、好みに合ったキャベツを選んでみてくださいね。