店頭で美味しい梨を選ぶ方法は?
スーパーで美味しい梨を購入したい!選び方のポイントを3つ、ご紹介します。
ポイント①軸が太く、ふっくらとした形をしているもの
美味しい梨を選ぶときのポイント1つ目は、軸が太く、ふっくらとした形をしている梨を選ぶことです。
軸が太いのは、木から栄養をしっかりと吸収した証拠だそう。また、ふっくらと幅広の形をした梨を選ぶと、甘くて美味しい梨である可能性が高いといわれています。
美味しい梨を選ぶときは、軸の太さや形に注目しましょう。
ポイント②果皮にハリがあり、ずっしりと重たいもの
美味しい梨を選ぶポイント2つ目は、果皮にハリがあり、ずっしりと重たい梨を選ぶことです。
重みがある梨は、果汁がたっぷり含まれているといわれています。同じくらいの大きさの梨であれば、手に取って重さを比べてみましょう。ずっしりとした重みを感じる梨を選べば、ジューシーで美味しい梨が食べられるはずです。
ポイント③赤梨の場合、果皮のザラつきが少ないもの
美味しい梨を選ぶポイント3つ目は、赤梨の場合は果皮のザラつきが少ない梨を選ぶことです。
赤梨の果皮を触ると、ザラザラとした手触りを感じることがありますよね。これは「果点コルク」と呼ばれるものです。果点コルクは完熟が近づくとだんだん薄れ、果皮のザラつきが少なくなります。
購入してすぐに完熟した梨を食べたいのであれば、果皮のザラつきが少ないものを選ぶといいでしょう。
美味しい梨は産地で選ぶのもおすすめ
美味しい梨は、産地で選ぶのもおすすめです。ここからは、梨の名産地をご紹介します。
7~8月の梨人気ランキング
※2024年7~8月のデータ千葉県
梨の生産量第一位は、千葉県です。
千葉県の海に囲まれた温暖な気候、栄養豊富な火山灰土壌は、梨の栽培に適しているといわれています。代表的な品種は「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」など。千葉県オリジナル品種である「秋満月(あきみつき)」も人気です。
千葉県での梨の旬は、7月下旬から10月上旬にかけてです。
茨城県
梨の生産第二位は、茨城県です。
茨城県は、日本で最も古くから梨栽培が行われていたともいわれています。寒暖差の激しい気候と美しい豊かな水、肥沃な土壌で美味しい梨が栽培されているそうです。
「恵水(けいすい)」「下妻完熟梨」といった、茨城県のオリジナルブランド品種も積極的に生産されています。他にも「幸水」「にっこり」など、7月上旬から10月中旬までさまざまな品種が楽しめるようです。
栃木県
梨の生産量第三位は、栃木県です。
栃木県では、県内全域で梨の栽培が行われています。栃木の有名な観光地、日光が名前の由来となった「にっこり」、「おりひめ」など、オリジナルブランドの梨も人気です。
8月中旬から12月上旬にかけて、栃木県ではさまざまな品種が栽培されています。旬の時期が長いので、品種によってはお歳暮にもオススメです。
福島県
梨の生産量第四位は、福島県です。
梨の収穫時期である夏から秋にかけて、比較的高い気温が続く福島県。この気候が理由で、美味しい梨が育つといわれています。「幸水」「二十世紀」「あきづき」「新高」などの定番品種を始め、「涼豊(りょうほう)」というオリジナル品種も栽培されているそうです。
旬の時期は、8月中旬から11月上旬頃までとなっています。
人気の 品種 はどれ?おすすめの梨品種5選
梨の品種はさまざまで、どれを選んでいいのかわからない!そんな時は、人気の品種から試してみてはいかがでしょうか。
おすすめの梨品種を5つ、ご紹介します。
新高(にいたか)
「新高(にいたか)」は、熊本県、千葉県、新潟県などで栽培されている梨の品種です。酸味が少なく、果汁がたっぷりと含まれ、甘くてジューシーな味わいが特徴です.
和梨の主力品種のひとつである新高は、「幸水」「豊水」に次ぐ生産量を誇ります。比較的大きめの品種で、小さいものでも1玉800gほどにもなるそうです。梨の平均的なサイズは1玉300gほどなので、非常にインパクトがありますよね。
旬の時期は9月下旬から10月中旬頃。大きくて甘い梨が食べたいときには、新高を選ぶと良いでしょう。
二十世紀
「二十世紀」は、主に鳥取県で栽培されている梨の品種です。
果肉は程よい柔らかさ。たっぷりの果汁がみずみずしく、青梨らしい爽やかさを味わえます。
鳥取県における旬の時期は、8月下旬から9月下旬頃です。甘さもありつつ、さっぱり感も楽しめる梨が食べたいときには、二十世紀がおすすめです。
あきづき
「あきづき」は、梨の定番品種である「新高」と「豊水」、さらに「幸水」をかけ合わせて生まれた品種です。千葉県や茨城県などで栽培されています。
シャキッとした食感は幸水ゆずり。柔らかな果肉は豊水で、しっかりとした甘さは新高と、3品種の特徴がよく現れた梨です。
旬の時期は、9月中旬頃。定番品種の梨を味わい尽くしたいという方は、あきづきを試してみると良いかもしれません。
かおり
「かおり」は、主に千葉県で栽培されている大玉の梨です。
一玉当たり1kgを超えることもあるそう。たっぷりの果汁と、強い甘い香りが特徴です。生産量が少ないため、店頭で見かける機会も少ないかもしれません。
旬の時期は、9月上旬から中旬にかけて。旬の時期が短く、希少な梨だといえます。
にっこり
「にっこり」は、栃木県オリジナル品種の梨です。
栃木県の有名な観光地「日光」と、「梨(リ)」をかけ合わせ、「にっこり」と名づけられたそう。緻密な果肉はしっかりとした甘さもあります。一玉当たり800gほどの大玉の赤梨です。
旬の時期は10月中旬から11月にかけて。貯蔵性が高いので、保存方法によっては年明けまで日持ちするともいわれています。
まとめ
美味しい梨の選び方は、
- 軸が太く、ふっくらとした形のものを選ぶ
- 果皮にハリがあり、ずっしりと重たいものを選ぶ
- 赤梨の場合、果皮のザラつきが少ないものを選ぶ
などです。
梨は、新高や二十世紀、あきづきなどの人気品種を始め、産地ごとにさまざまなオリジナル品種も栽培されています。
ぜひさまざまな梨を食べ比べてみて、秋の味覚を満喫してくださいね。