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美味しい柑橘類の選び方!甘い柑橘類の特徴と産地や品種にも注目

美味しい柑橘類の選び方!甘い柑橘類の特徴と産地や品種にも注目

前に食べた柑橘が美味しかったから、今回も買ってみたけど、前のほうが美味しかったな、と思ったことはありませんか?同じ種類の柑橘でも、時期やブランド、農園、樹によっても味が変わってきます。 今回は、美味しい柑橘類を選ぶ方法やポイントなどをご紹介します!

店頭で美味しい柑橘類を選ぶ方法は?

店頭に試食コーナーでも設けてくれていれば、美味しいかどうかの判断もつきやすいのですが、見た目ではなかなか美味しさの判断はつきにくいですよね。

柑橘類の種類によって判断基準が違う場合もありますが、柑橘類の美味しさを見た目で判断する方法があります!以下の方法をお試しください。

外皮が濃くて鮮やかなもの

外皮の色が濃いものは美味しい証拠です。ヘタに青みが残っているものは新鮮な証拠です。

外皮にハリやツヤがあるもの

外皮にハリやツヤがあるものは新鮮な証拠です。そして、皮にある程度の厚みがあって、皮が浮いていないものを選んでください。

持ち上げてみると重みがあるもの

果汁たっぷりで美味しいものはよく育っていて大ぶりです。持ち上げてずっしりとした重みが感じられるものを選んでください。

香りが強いもの

香りが強いほうが美味しいとされています。

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美味しい柑橘類は産地で選ぶのもおすすめ

柑橘類の種類ごとに産地があります。地域の特産品になっている種類もあり、町をあげて押し出している柑橘もあります。柑橘類の産地は、その柑橘類に適した気候や土地、技術が備わっているので美味しい柑橘が手に入ります。柑橘類の代表的な産地をご紹介します。

愛媛県

温州ミカンの生産量では和歌山に次ぐ第2位に位置する愛媛県は、中晩柑類を含めた柑橘類の生産地域としては第1位です。柑橘類全体では20.7万トン(平成29年)でした。

愛媛県で生産されている柑橘類の品種は40種類以上です。代表品種としては、紅まどんな、甘平、せとかなど、糖度が高い人気品種を中心に栽培されています。

和歌山県

和歌山の代表品種は、ゆら早生、三宝柑、清見、八朔(はっさく)、じゃばら、仏手(ぶっしゅ)、などです。中でも、北山村で栽培されているじゃばらは、花粉症の緩和に効果的といわれ人気を集めています。

熊本県

熊本県の代表品種は、デコポン(肥の豊)、晩白柚、甘夏、ジューシー(河内晩柑)、ポンカンなどです。中でも熊本県限定デコポンとして開発された肥の豊(ひのゆたか)が有名です。

静岡県

静岡県の代表品種は、太田ポンカン、はるい、不知火(デコポン)・スルガエレガントなどです。静岡県の清水区の近藤恭史さんによって発見されたキンカンのこん太は、糖度20度以上と甘く、皮ごと食べられます。静岡県内でのみ栽培されている希少な柑橘です。

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すだち

すだちは徳島県の特産品となっている、20~40gの小さいサイズの柑橘類です。外皮の色は緑色で、実は黄緑色、種は多いです。

生で食べるよりは、松茸の土瓶蒸しや焼き魚などにすだちの爽やかな香り付けとして用いられています。

年間を通して購入できる理由は、露地栽培とハウス栽培が行われているからです。露地栽培は9月から10月に収穫され、初期に収穫したものを一部貯蔵して3月頃まで流通させます。春から露地栽培ものが収穫されるまでは、ハウス栽培で栽培されたすだちが出回ります。

不知火

不知火と書いて”しらぬい”と読みます。2月中旬から4月初旬に、スーパーなどの小売店に並ぶ姿を目にする人気の品種。ヘタがデコッと飛び出した風貌が特徴的なので、普段柑橘を購入しない人でも1度は見たことがあるのではないでしょうか。

酸味が少なくて甘みが強く、果汁が多い特徴があります。重さは約250gと、温州ミカンより少し大きめのサイズです。外皮がボコボコしているので皮が硬そうですが、手で簡単にむけます。ジョウノウ(薄皮)は薄く、そのまま食べられます。しっかりとした甘みと、少しの酸味、食べやすいことが人気の秘訣でしょう。

かぼす

すだちと同じく、香酸かんきつ類に属する柑橘です。大分県の特産品となり、収穫量は全国の98%を占めます。100~150gほどの重さがあり、大きさはテニスボールぐらいです。酸味が強く爽やかな香りと風味があり、すだちと同じく焼き魚に添えられ、香りづけとして利用されています。また、ジュースやドレッシング、ポン酢などの加工品としても用いられています。

はっさく

はっさくは、爽やかな酸味が食欲をそそり、独特の苦みとほんのりと甘い特徴があります。重さは350g程度と温州ミカンと比較すると少し大きめのサイズ感になります。皮が硬いため手でむきづらく、ジョウノウ(薄皮)も厚いため袋をむいてから食べます。

食べるのが少し面倒に感じるはっさくですが、爽やかな酸味と独特のほろ苦さ、プチプチと弾力のある果肉がクセになるとリピートする人が多いです。

はっさくの主な産地は和歌山県。全国の68%を占めています。旬は1月中旬から4月下旬ごろで、店頭にも並ぶメジャーな柑橘類です。

シークワーサー

沖縄を中心に自生するシークワーサーもミカン科の柑橘です。すだちやかぼすと同様に、果皮は緑色で、爽やかな香りと酸味が食材や飲み物などのアクセントになって美味しいと人気が高い柑橘です。

重さは10~18g程度。完熟すると黄色く色付き、酸味が抜け甘みが出ます。

シークワーサーの旬は沖縄では、8月後半から9月にかけてが多いですが、夏に出荷される青切りものは酢の物用、10月から12月中旬まではジュース用、12月下旬から2月末までの黄色く熟したものは生食用として、旬の時期によって食べ方が変わります。

まとめ

柑橘には、甘いものと酸味が強いものがあるので、いろんな品種を食べ比べてくださいね。品種の中にはブランド化しているものもあります。興味がある方は調べてお取り寄せするのも楽しいですよ!

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