美味しいバナナの見分け方は、色、固さ、大きさに注目!
日本で売られているバナナは未熟な青いバナナのまま輸入され、追熟加工されて出荷、販売されています。まだ熟していないとはいえ、毒性はないのでそのまま食べられますが、硬くて渋いので食べ頃になるまで追熟させます。
バナナの色で選ぶ
バナナに限らずほとんどの果物は、未熟な状態ではまだ緑色で硬くて渋い状態です。美味しいバナナを選ぶ際は、全体が黄色になったものがおすすめです。ただ、日持ちさせたい場合は、青みが残っているバナナの方が長持ちします。
バナナの大きさで選ぶ
並んでいるバナナを見比べて、一番大きくて、房の付け根が太くてしっかりしたバナナは美味しい証拠。小さなバナナより、大きくてずんぐりした形のほうが甘くて美味しいバナナです。品種によって大きさにバラつきがあるため、見比べるときは同じ品種を選んでください。
バナナの硬さで選ぶ
バナナを触ってみるとフニャフニャとして柔らかすぎるものは完熟しきっているので、購入してもすぐに食べきらないと傷んでしまう可能性があります。逆に硬すぎるバナナはまだ未熟な状態なので、甘みが足りません。少し硬くても、購入してから保存している間に追熟が進むので、選び方が難しい場合は少し硬めを選ぶのも良いですよ。
ちなみに、硬くても表面に傷があるものは傷みやすいのでご注意ください。
房の真ん中を選ぶ
スーパーで販売されているバナナの1房は5本程度ですが、分けられる前は1房に15本程度バナナがなっています。1房に15本なった状態のバナナは真ん中が1番甘いとされているため、房の両方に切り取った跡があるバナナは真ん中になっていた美味しいバナナということになります。
シュガースポットが出たバナナが1番美味しい?
購入してからしばらく置いておくと、黒い斑点がバナナの表面に表れるようになります。この斑点はシュガースポットと呼ばれ、腐っているわけではなく、バナナが熟している目印です。シュガースポットが出ている時がバナナが1番美味しくなるのですが、柔らかくなってきます。柔らかいバナナが苦手な人は、シュガースポットが出はじめた頃に食べきるのがおすすめです。
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※2024年8月のデータバナナの保存・追熟方法
バナナを買ってすぐに食べてみると、まだ硬くて甘みも足りないと感じたときはバナナを追熟させましょう。追熟とは、一定期間置いておくことで甘さが増したり、実をやわらかくすることを言います。
保存は常温で
バナナの保存には常温で保存するのが最適です。バナナを冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、皮が真っ黒になってしまいます。バナナを含む熱帯、亜熱帯地域で栽培される果物や野菜は寒い場所が苦手で、最適な保存温度は15~20℃程度です。
美味しい状態を長持ちさせる保存方法
バナナは常温保存がおすすめなのですが、シュガースポットが表れたバナナを長持ちさせるのなら、冷蔵庫での保存が最適です。冷蔵庫に入れるとそれ以降は追熟が進まなくなるため、美味しさが続きます。でも、なるべく早めに食べるようにしてください。
さらに美味しい状態を長持ちさせるなら、冷凍保存がおすすめです。シュガースポットが表れた美味しい状態になってから、皮を剥いて、空気に触れないようにぴったりとラップを巻いて冷凍庫で保存します。凍ったまま食べると、シャーベット感覚を味わえますし、カットして保存しておくとミックスジュースやスムージーにそのまま入れられるので便利ですよ。
バナナのアレンジレシピ
冷凍バナナを使うと、凍ったバナナの食感がシャリシャリとして夏のスイーツにもおすすめです!
冷凍バナナと牛乳のミックスジュース
▼材料 (1人分)
- バナナ・・・2本
- 牛乳・・・100ml
▼作り方
- バナナは皮をむき、3等分くらいに切りラップをし冷凍庫で凍らせておく。
- 1の凍ったバナナと牛乳をミキサーに入れ、なめらかになるまで撹拌しグラスに注ぐ。
バナナヨーグルトアイス
▼材料(2人分)
- バナナ・・・2本
- ヨーグルト(無糖)・・・160g
- 砂糖・・・30g
▼作り方
- バナナの皮をむいて保存袋に入れ、手のひらでつぶす。
- 1.にヨーグルトと砂糖を加えてよく混ぜる。
- 保存袋の空気を抜き、平たくして冷凍庫で3〜4時間ほど凍らせる。
- 食べる時に袋の上から軽く手で揉みほぐし、器に盛り付ける。
まとめ
スーパーでバナナを購入するときは、黄色くて傷がないだけでなく、大きくてずんぐりとした形をしているか、真ん中になっていたバナナか、柔らかすぎないかの判断基準も追加して選んでください。夏場は追熟が早くなりますので、冷凍庫を上手く活用して、バナナを最後まで美味しく味わってくださいね!