びわの種類は?
ここでは、海外と日本で作られているびわの種類について解説します。
海外で作られた品種
びわは、ヨーロッパを中心に海外で多く栽培されています。日本では、皮がオレンジ色や黄色のものが多く、品種によっては酸味が強いものもありますが、海外で作られているびわは、甘みが非常に強い「ヨーロッパびわ」「ブラックびわ」などがあります。
日本で作られている品種
日本では、「田中」や「茂木」をはじめ、独自ブランドの「希房」などが栽培されています。ハウス栽培も行われているため、どの地域でも作られるようになりましたが、収穫量が多くなるのは、他県に比べて気温が温暖な長崎・鹿児島・千葉です。
生産量が多いびわの品種
びわは、様々な品種が作られていますが、中でも生産量が多いびわの品種は「田中」と「茂木」です。田中は東日本で多く生産されており、茂木は西日本で生産されています。
2024年びわランキング
※2024年1~5月のデータびわの主な産地
びわの主な産地は、長崎県と千葉県、鹿児島県です。これらの都道府県は、びわが良く育つ「暖かい気温」「天候の急激な変動が少なく、1年中を通して穏やか」「水はけが良い土地」の特徴があります。そのため、これらの地域では、全国的にみても特にびわが多く生産されています。
【2023年版】びわの人気品種・銘柄とその特徴
ここでは、びわの人気の品種と特徴を解説します。
田中
田中は、主に千葉県で生産されている品種です。植物学者の田中芳男氏が長崎からタネを持ち帰り、東京で栽培されたのが始まり。酸味と甘みのバランスがよく、しっかりとした食感が楽しめます。旬は6〜7月ごろです。
茂木
茂木は、長崎県を中心に栽培されている品種です。主に長崎県をはじめとする西日本で多く栽培されています。サイズが小さめですが、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。また、皮が剥きやすいので、手軽に食べられるのも魅力。旬は5〜7月ごろまでです。
大房
大房は、主に千葉県で栽培されているびわの品種です。他のびわに比べてサイズが大きく、しっかりとした食感が楽しめます。味は、酸味が少ないので、果物特有の酸っぱさが苦手な方にも食べやすいでしょう。旬は6月ごろです。
なつたより
なつたよりは、主に長崎県で栽培されています。サイズは通常のものより若干大きく、食べ応えがあります。果肉が柔らかいので子供からお年寄りまで幅広い世代で食べやすいのが魅力。甘みがメインですが、酸味も感じられます。旬は6月ごろです。
希房
希房は千葉県で開発された種無しのびわです。通常のびわは種がある分、実が少なくなってしまいますが、希房は種がないので実の部分が多いのが特徴です。酸味や甘みがあり、果肉も柔らかいので、子供におすすめ。6月ごろが旬です。
瑞穂
瑞穂は、80〜100gほどあり、サイズが非常に大きいのが特徴です。皮が黄色のびわが多いですが、瑞穂はオレンジ色をしています。果肉も柔らかくてみずみずしいので、食べ応えがあるびわを探している人におすすめです。旬は5〜6月ごろです。
富房
富房は、丸っぽい形をしており、皮がオレンジ色をしているびわです。他の品種に比べてサイズが大きいのが特徴です。酸味と甘みのバランスが良く、しっかりとした食感を楽しめます。旬は6月頃です。
陽玉
陽玉は、果汁がたくさん含まれており、食べるとみずみずしい食感が楽しめます。味は甘いですが、くどさがなくて、さっぱりとしているのが特徴です。そのため、果物は好きだけど甘すぎるのが苦手な方におすすめです。旬は6〜7月ごろです。
涼風
涼風は、サイズが少し小さめですが、他のびわと比べて糖度が非常に高いのが特徴です。口に入れるとじわっと果汁が溢れます。6月ごろが旬なので、涼風を食べたい方はこの時期を狙って購入してみてください。
白茂木
白茂木は、名前の通り皮や果肉が白っぽいのが特徴です。サイズが小さく、果肉が柔らかくて食べやすいのが魅力です。酸味と甘さのバランスが良く、果汁も多いので、さっぱりと食べられます。
まとめ
今回は、びわの品種について解説しました。びわは様々な品種があり、東日本や西日本で作られるものが違うのも特徴です。自分の好きな都道府県や味、サイズで好きなものを選んでも楽しめるでしょう。記事を参考に自分にあったびわを見つけてみてください。