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意外と知らないキュウリの種類!日本が誇る6種類のキュウリの違いまとめ

意外と知らないキュウリの種類!日本が誇る6種類のキュウリの違いまとめ

夏野菜の代表格として人気の高いキュウリ。キュウリには、日本でも数多くの種類が存在します。最も広く流通している白イボきゅうりの他、キュウリには形や色の異なる種類が。その中でも特に有名な6つの品種をご紹介します。

キュウリの旬の時期は?

現在では技術の向上により、ハウス栽培によって育てられたおいしいキュウリを年中食べられます。
しかし、キュウリはもともと夏野菜の代表格として知られており、最もおいしい時期は夏まっ盛りの7月~8月です。特に夏の太陽の下で育った露地栽培のキュウリは他の時期に比べて2倍くらいのビタミンCを含み、キュウリならでは香りを強く持っています。

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※2024年8月のデータ

日本が誇る6種類のキュウリ

キュウリには日本だけで数多くの種類があります。現在広く流通している白イボキュウリの他にも、形や色の違ったいくつかの種類があり、それぞれ味や風味も少しずつ異なってきます。
今回はそのなかで代表的な6種類のキュウリについて見てみましょう。

白イボキュウリ

皮は濃い緑色をしていて全体に小さな白いイボを持つ、現在最も市場に出回っている品種で、店頭に並ぶキュウリの9割を占めています。水分を多く含みやわらかく、歯切れも良好で風味のクセも強くありません。

収穫しないで放っておくと30~40cmほどに育ちますが、完熟すると実が固くなり黄色ががってくるため、たいていは20~25cmくらいの大きさで収穫されます。
白イボキュウリは全国各地で露地栽培や温室栽培などが行われており、時期をずらした栽培も行いやすい品種なので、年間を通して出荷されています。

加賀太(かがふと)キュウリ

昭和11年に金沢市の久安地区の農家が栽培を始めた東北の短太系キュウリの種子が、「金沢節成りキュウリ」との自然交雑によって果変化しできた品種です。現在は石川県の特産品として、加賀野菜にも認定されています。

他のキュウリとは異なる瓜のような特徴的な形状を持ち、直径6~10㎝、長さは20~25㎝、重さは350~700g程度と寸胴のように太い品種です。皮は緑~濃緑色で、イボはほとんどありません。

食べ方も他のキュウリとは少し異なり、調理前に予めかたい皮をむいて種を取りだすのが一般的です。果肉は厚くてやわらかく特有の風味があります。
生食よりも煮物や炒め物などの加熱調理に適していて、太さを活かして詰め物にも出来ます。


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大和三尺

明治後期に現在の奈良市で支那三尺系統の「台湾三尺毛馬」、「白川三尺」と「北京」との交配によって生まれた品種です。三尺(約90cm)はないものの、35cmほどまで成長する長い品種で歯切れが良く、食味に優れていて種子も少ないことから、奈良漬にも使われる品種です。

当時は大和高原一帯で山間抑制栽培の作物としてよく作られていましたが、その長さが仇となって曲がりやすかったため、見た目を重要視する市場では今ではあまり見られなくなりました。

4四葉(すうよう)キュウリ

本葉4枚くらいの頃から花芽をつけることで名づけられた品種。中国華北系の品種で、昭和初期に日本に導入されたと言われています。早生品種なので生育も早いのが魅力で、成熟すると一般的なキュウリと比べ1.5倍ほどの大きさになりになりますが、25~30㎝程度で収穫するのが一般的です。

見た目は細いゴーヤーに似ており、イボがとげのようにでています。皮が薄くて歯切れがよく、風味も良いですが、イボが原因で傷つきやすいため残念ながら市場にはあまり出回っていません。

四川キュウリ

四葉キュウリを改良した品種で外見も似ています。表面にシワがあり、たくさんの細かいイボで覆われています。長さは25cmほどで四葉キュウリより短く普通のキュウリと同じくらいです。

表面はゴツゴツとしているものの、皮は薄くて青臭さも弱いため、漬物用としても良く好まれます。表皮の薄さとイボの多さが災いして傷つきやすく、日持ちはあまり良くないため流通量は多くありません。

イボ無しキュウリ

イボ無しキュウリはその名の通り表面にイボがないキュウリの総称です。明るい緑色をしており、一般的な白イボキュウリと比べると少し短めです。表面にシワやイボが無くつるっとしてるので洗いやすく、イボをとる必要もありません。

味は青臭みが少なく、ほんのりと甘みも感じられます。代表的な品種として、欧米の品種と日本の品種を交配育成して開発された「フリーダム」があります。長さが17~20cm程度で、パリッと歯切れがよいのが特徴の品種です。

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