パッションフルーツの種類は?
パッションフルーツは、主に黄色系と紫色系の2つに分けられます。ここでは、それぞれのパッションフルーツの特徴について解説します。
黄色系
見た目が黄色っぽく、重さは100g〜と比較的大きめのものが多いです。味は酸味が少し強く、香りが良いのが特徴です。この系統のパッションフルーツは、生でそのまま食べるより、加工して食べるのがおすすめです。
紫色系
見た目が紫色っぽく、サイズが小さいのが特徴です。寒さに耐性がありますが、暑さに弱いため、栽培できる地域が限定されます。甘みが強く、完熟すると香りも楽しめます。加工してもOKですが、香りや甘みをしっかり味わいたいなら生でそのまま食べるのがおすすめです。国内でも栽培されていますが、海外から輸入されるケースも多いです。
パッションフルーツの主な産地
パッションフルーツが成長しやすい環境は「日照時間が長い」「気温が高い」などの特徴が挙げられます。この特徴がある、鹿児島県・沖縄県を中心に栽培されています。
気温が高い地域で栽培されていることが多いですが、八王子や安房など都心部でも作られています。露地栽培だけでなく、ハウス栽培も用いられているので、寒い地域でも作られていることもあります。
都心部で栽培されているパッションフルーツは、栽培してすぐに出荷できるため、栽培量と生産量が多いという特徴もあります。
【2023年版】パッションフルーツの人気品種・銘柄とその特徴
ここでは、パッションフルーツの人気の品種について解説します。
ルビースター
ルビースターは、芳醇な香りと酸味が楽しめるパッションフルーツです。甘みより酸味の方が強く出るため、そのまま生で食べるより、ジャムに加工したりシャーベットにして食べるのがおすすめでしょう。お酒で割って楽しむのにも最適です。主に鹿児島県で栽培されており、6〜7月ごろに美味しく食べられます。
サマークイーン
サマークイーンは、酸味が少なく、甘みが強いのが特徴です。重みは80g程度あります。ルビースターは酸味が強いため、加工して食べるのがおすすめですが、サマークイーンは生でそのまま食べるのが良いです。中身は鮮やかなオレンジ色の果肉がぎっしり詰まっており、甘みがあります。サマークイーンは主に鹿児島県や千葉県などで栽培されています。6〜8月ごろに市場に出回ります。
エドリス
エドリスは、香りがよく、酸味が強いパッションフルーツです。紫色っぽい見た目をしており、60gほどの小さめのサイズです。中は黄色味がかっていてゼリー状になっており、ジューシーさがあります。種までスルっと食べられるのが魅力です。収穫時期は夏の7月から寒冬の11月ごろまで収穫されます。
ゴールデンジャイアント
ゴールデンジャイアントは、黄色っぽい見た目をしているパッションフルーツです。重さが100g以上になるものもあり、食べ応えがあります。酸味が少なく、甘みがあるので、生食にもおすすめです。収穫時期は6〜8月ごろです。
イエローパッションフルーツ
イエローパッションフルーツは、名前の通り黄色っぽい色をしています。酸味が強いですが生でそのまま食べても、ジュースやゼリーにしても美味しく食べられます。6〜8月ごろに収穫されてスーパーに並びます。
まとめ
今回は、パッションフルーツの産地や人気の品種について解説しました。海外から輸入されることも多いですが、パッションフルーツは国内でも栽培されています。また、暖かい地域の鹿児島県や沖縄県を中心に栽培されていますが、ハウス栽培を利用して東京都や千葉県の都心でも作られているのが特徴です。
パッションフルーツは品種によって酸味や甘みに偏りがあるので、自分の味の好みに合わせて選べるのも魅力です。もし、酸味が強すぎる場合はジャムなどに加工してアレンジするのもおすすめでしょう。記事を参考に自分にピッタリのパッションフルーツを見つけてみてください。