枝豆の種類は?
枝豆には主に「青豆」「茶豆」「黒豆」の3つの種類に分けて生産されています。ここではそれぞれの種類の特徴について解説していきます。
青豆
一番一般的なのがこの「青豆」です。緑色のサヤに白い産毛が生えており、1つのサヤに2〜3粒入っています。味にクセがないので、誰でも食べやすいのが魅力。関東地方をはじめとする日本全国で栽培されています。
茶豆
少し茶色っぽい色合いのサヤが特徴の枝豆です。香りと甘みが強く、1つのサヤに2粒ほど入っているのが特徴。収穫時期が他の種類の枝豆より遅く、8月〜9月に収穫されます。主に「だだちゃ豆」「黒埼茶豆」の品種が有名です。東北地方をメインに生産されています。
黒豆
お正月用の煮物などに使われているのがこの黒豆です。大粒のと深い甘みがあり、茹でるとほくほくとした食感を楽しめるのが特徴です。青豆や茶豆よりも遅い9月〜10月の時期に収穫されます。生産する量が少なく、あまり市場に出回っていません。関西地方をメインに生産されています。
枝豆の主な産地
生産量が多い枝豆品種ランキングは以下の通りです。
- 1位群馬県6,230t
- 2位千葉県6,120t
- 3位山形県6,020t
枝豆の生産量が一番多い場所は、群馬県で、全国9.4%のシェア率があります。広い土地と自然溢れる土地で育てられており、茶豆風味 豆王や雪音などが有名な品種です。2位は千葉県で全国シェア9.3%です。東京に隣接しているので、生産して出荷も多く行います。代表的なものは小糸在来(こいとざらい)の品種を生産しています。3位は山形県で全国シェア9.1%です。だだちゃ豆を生産しています。
2024年枝豆の人気ランキング
※2024年4月~8月のデータ【2023年版】枝豆の人気品種・銘柄とその特徴
錦秋(きんしゅう)
錦秋は、中晩生品種です9〜10月にかけて収穫されます。サヤが色鮮やかで大きいサイズなのが特徴です。冷凍にも向いているので、購入して長期保存したい方におすすめです。
丹波黒枝豆
丹波黒枝豆は、兵庫県で生産される枝豆です。10月から1ヶ月の間と収穫時期が短く希少。深いコクがあり、茹でるとほくほくとした食感を楽しめます。豆が丸くて大粒なのも特徴です。
サヤムスメ
サヤムスメは、深緑色のサヤが特徴です。ほとんど全国で生産され、10月中旬から下旬が食べごろです。粒が大きく、青い香りがを楽しめます。また、甘さががあり、味と食感がトウモロコシに似ています。
だだちゃ豆
山形県鶴岡市のみで栽培されているのがだだちゃ豆です。この地特有の環境でないと美味しく育てられません。深いコクがあり、ついつい手が伸びてしまう枝豆です。
新潟枝豆
新潟県で特に美味しいのが新潟枝豆です。豆が大粒で、白っぽい産毛が生えています。早生と晩生で収穫でき、6〜10月まで新鮮な枝豆を食べられます。
味緑(みりょく)
群馬県沼田市で栽培されている高級な品種の枝豆です。甘み・食感・香りの全てが揃っており、美味しい味の枝豆を堪能したい人におすすめです。
サッポロミドリ
北海道で生産された極早生品種の枝豆です。およそ75日で収穫できます。他の品種に比べてサヤの中に入っている豆の数が多く、3粒入っているものが多いです。サヤが分厚く、豆に甘みがあります。
緑碧(りょくへき)
主に愛媛県で生産されており、極早生~早生の枝豆です。早い期間で成長できるので、自宅でも育てやすいです。サヤの中に3粒入っているもが多いです。
湯上り娘(ゆあがりむすめ)
湯上がり娘(ゆあがり娘)は、茶豆と似たような風味や味が楽しめる枝豆です。美味しさの指標のショ糖・果糖・ブドウ糖が通常の2倍含まれているため、枝豆のうまみや甘みが楽しめます。
秘伝(ひでん)
秘伝は、香りや甘さ、コクのバランスが良いのが特徴です。大粒なので食べ応えがあります。大豆としても活用でき、味噌汁に入れても相性抜群です。
まとめ
今回は、枝豆の品集について紹介しました。枝豆は品種によって甘味があったり、食感違うものがあります。炊き込みご飯や炒め物など料理に使っても良いですが、茹でてそのまま食べ比べても楽します。記事を参考に自分にピッタリな美味しい枝豆を見つけてみてみてください。