食事で改善!「パン食べると肌荒れ」を防ぐための具体的な食生活案内

食事で改善!「パン食べると肌荒れ」を防ぐための具体的な食生活案内

ふわふわのパンや、ソースの絡んだパスタが大好きという女性は多いはず。しかし、小麦粉を使った食品に含まれる「グルテン」は、肌荒れの原因になることがあります。 この記事では、小麦粉と肌荒れの間の関連性と、その解決策について詳しく解説します。大好きなパンやパスタを美味しく食べながら、肌荒れをしっかり予防するための参考にしていただければ幸いです◎

小麦粉と肌荒れの関連性

小麦粉に含まれる「グルテン」は小麦粉に含まれるたんぱく質です。体に必要な栄養素でもあるグルテンですが、実は消化されにくい性質があり、摂取することで腸をはじめ消化器官に負担をかけるといわれています。その結果、腹痛や下痢などのお腹の不調や、腸内環境の悪化による肌荒れなどの症状に繋がっていると考えられているのです。

また、小麦粉は腸のバリア機能が弱まることによって起こる「リーキーガット症候群」を引き起こす可能性が指摘されています。「リーキーガット症候群」とは、腸の粘膜に穴が開き、異物が血中に漏れ出す状態を指します。この症状が肌荒れやニキビの一因になるといわれています。

【グルテンを含む主な食品】

  • パン
  • ピザ
  • パスタ
  • うどん
  • ラーメン
  • たこ焼き・お好み焼き
  • 菓子類

これらの食品を摂取することで、肌荒れの原因となる可能性があります。そのため、小麦粉を摂取する食生活を見直すことは、肌荒れの予防に繋がるでしょう。

こちらの記事では、グルテンが体に与える影響やおすすめの置き換え食品などを詳しく紹介しています。グルテンについてより詳しく知りたい人は、ぜひ併せてチェックしてくださいね!

【グルテンとは】小麦粉vs米粉!体に与える影響を解説!

肌荒れを防ぐ食生活の改善方法

ここからは、パンやパスタを食べながら肌荒れを防ぐ、食生活の改善方法を紹介します。

グルテンフリーの食生活への切り替え

グルテンは腸内環境を乱し、肌荒れを引き起こす可能性があり、近年では「グルテンフリー」な食生活を目指す人が増えています。

グルテンフリーな食生活とは、小麦粉の代わりに米粉や他の穀物を使用し、グルテンを含まない食品を中心にとることです。この食生活に切り替えることで、腸内環境が整い、肌荒れやニキビから解放される可能性があります。

具体的な食材としては、とうもろこし粉、大豆粉、タピオカ、雑穀(きび、あわ、キヌア、アマランスなど)があります。また、グルテンフリーのスナック菓子やパスタなども市販されており、幅広い選択肢から自分に合った食生活を選ぶことができます。

小麦粉を米粉に置き換える理由とその効果

米粉以外に小麦粉に代わる食材として、とうもろこし粉や大豆粉、アーモンドミールなどがあります。

これらの食品も、米粉と同様グルテンを含んでいません。さらにアーモンドミールの原料となるアーモンドにはビタミンEが豊富に含まれるため、肌に良い影響を与えます。これらの食材はパンやお菓子作りにも使用可能で、グルテンフリーの生活を実践しながらも、美味しく健康的な食事を楽しむことができます。

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まとめ

パンやパスタなど小麦を使った食品に含まれるグルテンは、肌荒れやアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。特に日常的に小麦製品を食べている人は、気付かないうちに腸内環境から体の調子が悪くなっている可能性があり、注意が必要です。

しかし、これらの症状は食事の選択を見直すことで改善が期待できます。小麦粉を使った食品の摂取を減らす、または排除することで肌荒れの改善に繋がります。さらに、小麦粉を使った製品を選ぶ際には、代替として米粉や他の穀物を使用した商品を選ぶのがおすすめです。

このように、食事の改善を通じて自分の肌質を整えることは可能です。パンを食べても肌荒れしない生活への一歩として、日々の食事選びに気を配ってみてください◎

お米を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

管理栄養士。大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病どさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、健康に関わる分野の記事執筆などを行う。

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