米の美味しく味わう食べ方、ベストタイミングは?大量消費のアレンジレシピも

米の美味しく味わう食べ方、ベストタイミングは?大量消費のアレンジレシピも

日本人の主食のお米は、毎日食べているので炊き方を知っていて当たり前です。しかし、今食べているお米をさらに美味しく味わうためには、いくつかポイントがあることはご存じでしょうか。今回ご紹介するポイントをおさえると、お米を美味しく食べられ、そして美味しい状態で保存できるようになります。そして、お米のアレンジレシピもご紹介します。

まずは美味しい米を用意!選ぶポイントは?

販売されているお米は、袋に入っているので中身まで確認することはできませんが、美味しいお米を選ぶときは、お米の粒や米袋をチェックしてください。

米袋

米袋には生産者の情報や、お米を精米した年月日などが記載されています。美味しいお米を見極めるために必要な条件の1つは精米日です。お米は精米すると、徐々に鮮度が落ちていきます。夏場では数週間、冬場では1ヶ月を目安として早く食べきったほうが美味しく食べることができます。

また、米袋の外観にも注意してください。丁寧に保管されていた米袋には、破れや汚れ、汗は見られないはずです。米袋には、美味しいお米を手に入れるためのヒントが隠されています。

お米の粒を確認する

美味しいお米の条件には、お米の粒の見た目も重要です。粒の大きさが揃っているものが美味しいとされ、大きさがバラバラなもの、欠けてしまっているものや、形が崩れているものが混ざっているものは選ばないでください。また、白米で購入する場合は胚芽が残っていないかどうかも確認しましょう。胚芽が残っていると、炊き上げたときに色やツヤが劣り、味も落ちてしまいます。成熟したお米は透き通った色をしていますが、白さが際立つお米は発育が十分ではないかもしれません。

米をおいしく食べるうえでのポイント!

お米の袋を開封したあと、そのままにしていませんか?お米も生鮮食品と同じです。空気に触れたり、直射日光があたり、湿気が多い場所では美味しさが下がってしまいます。せっかく手に入れたお米なので、最後まで美味しく召し上がってください。

米を袋のまま保管しない

購入してきたお米を袋のまま保管せず、密閉できる袋か容器に移し、風通しが良い日陰や冷蔵庫に保存してください。お米の袋は空気穴があるので密閉されていません。開封した袋の口を固く縛ったとしても、湿気を含む空気が入ってくるため害虫がつく原因になりかねません。また、お米が酸化して味が劣化するので注意しましょう。

美味しいお米の炊き方

いつもの炊き方にひと手間かけるだけで、美味しさがアップします。

お米と水を計量する

お米と水のバランスはとても大切なので、きっちりと計りましょう。お米1合(約150g)に対して水200㎖の分量にします。カップで計量するときっちりと計れないので、はかりを使って計量しましょう。少し手間がかかりますが、美味しいお米が食べられるのでおすすめです。

お米を研ぐ

お米を研ぐ際、最初に入れた水で軽くかき回して洗いすぐに流します。次に、水を切った状態で10~20回程度かき回し、水を注いで白く濁った水を流します。この工程を2回ほど繰り返し、最後にもう一度すすぎ、米をザルにあげて水を切ります。お米を研ぐときは、金網製のザルではなくボウルを使います。金網製のザルでは、お米の表面が必要以上に傷つき、米が割れる原因になります。お米を洗う工程中も、米は水を吸うため、研ぎ時間は3分以内としましょう。

浸水

炊き上げる前に、30分から1時間程度米にしっかり水を給水させます。給水が不十分だと芯が残ったご飯になってしまいます。炊飯器によっては給水も含めて自動で行うものもありますが、鍋炊きの場合は必ず吸水時間が必要になります。時間があれば、タッパーに入れて冷蔵庫で2時間吸水させるのがおすすめです。お米の粒が真っ白になり、爪で触ると砕けるくらいが目安です。

炊きあがったら蒸らす

お米を蒸らすことで、米の水分が均一になります。蒸らしが不十分だと、水っぽいご飯になるため、この工程も大切です。炊飯器によっては蒸らし機能がついているものがありますが、蒸らし機能がない炊飯器の場合は、スイッチが切れたあとそのまま10~15分程度おきます。蒸らしている途中に蓋は開けないようにしましょう。

最後にしゃもじでほぐす

炊きあがったご飯をそのままにしておくと、固まってしまいます。蒸らし終わったらすぐにしゃもじでご飯をほぐしましょう。余分な水分が出て、ふっくらとしたご飯ができあがります。底の方から掘り起こすように、ふんわりと優しく混ぜます。粒を潰さないように注意しましょう。

お米のアレンジレシピ

白いご飯は飽きが来ませんが、アレンジすることでまたさらに美味しさもアップします。新米が美味しい時期には、同じ旬の栗ご飯やさつまいもご飯、秋刀魚の混ぜご飯もおすすめです。

さつまいもご飯

▼材料 4人前

  • 米・・・2合
  • さつまいも(250g)・・・1本
  • 水(さらす用)・・・適量
  • 水・・・350㎖
  •  A みりん・・・大さじ2
  •    酒・・・大さじ2
  •    塩・・・小さじ1
  • 黒いりごま・・・適量

▼作り方

  1. 米は洗って30分以上浸水させる。水気を切っておく。
  2. さつまいもを2㎝角に切り、水に10分ほどさらす。
  3. 炊飯釜に米、水、(A)を入れ、水気を切った①をのせて炊飯する。
  4. お茶碗によそい、黒いりごまをかけて完成。

秋刀魚の混ぜご飯

▼材料 2人前

  • ご飯・・・300g
  • さんま(大)・・・1尾
  • 塩・・・少々
  • しょうが・・・1/2片
  • 青じそ・・・2枚
  • 白いりごま・・・適量
  • 焼きのり(細切り)・・・適量
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1
  •   みりん・・・大さじ1

▼作り方

  1. さんまに塩をふり10分おき、水気を拭いて焼く。骨、内臓を取り除き、身をほぐして(A)をまぶす。
  2. しょうがと青じそを千切りにする。
  3. 炊き立てのご飯にさんまとしょうがを加えて混ぜ合わせる。
  4. ご飯をよそい、ごまをちらし、青じそとのりをのせる。

まとめ

いつも食べているお米だからといって、適当に計量を行ってしまうと、せっかく美味しいお米を購入しても美味しさを全て出し切ることはできません。少し手間がかかり面倒ですが、きっちり計ってくださいね。旬のものと一緒に食べる新米は格別の美味しさを味わえます。

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