余った桃で作る!砂糖なしでも美味しい桃ジャムの作り方

余った桃で作る!砂糖なしでも美味しい桃ジャムの作り方

夏に旬を迎える桃。その甘さと香りが淹れ込んだジャムは、朝のパンと一緒に食べたり、デザートの仕上げに使ったりと、毎日の食生活に彩りを添えます。桃自体が持つフレッシュな甘さと、時間をかけて丁寧に煮込むことで生じるコク深い甘みが相乗効果を生み出し、ご家庭で簡単に美味しい桃ジャムが作れます。 今回は、そんな桃ジャムの基本的なレシピを紹介します。また、桃ジャムの保存方法やおすすめの楽しみ方も合わせて紹介するので、桃がたくさん手に入った際にはぜひお試しください◎

桃ジャムの基本レシピ

まずは、桃ジャムの基本的な材料や作り方について紹介します。

材料

美味しい桃ジャムを作るために必要な材料は以下の通りです。

  1. 桃:3個
  2. グラニュー糖:桃の重量の40%
  3. レモン汁:1/2個分

美味しい桃ジャムに仕上げるためには、桃の選び方が重要です。桃ジャムには、よく熟した甘い桃を使いましょう。また、レモン汁には保存性を高めるだけでなく、風味を引き立てる役割があります。できれば生のレモンから絞った果汁を使用しましょう。

作り方

いよいよ、桃ジャムを調理していきます。

  1. まず始めに、桃の下処理を行います。桃は種に包丁を当てながら、一周切り込みを入れ、前後にひねって半分にします。スプーンを使って種を取り除き、8等分に切ります。皮は全てむき、横に1cm幅に切ると良いでしょう。
  2. 次に、ジャムの煮込み方法です。切った桃、砂糖、レモン汁を鍋に入れ、ラップをして1時間そのままおきます。これで桃の水分が出てきます。
  3. その後、中火にかけ、煮立ったら弱火にしてアクを取りながら煮汁が半分になるまで煮詰めます。桃の甘みは煮詰めることにより濃縮されます。時間をかけてじっくり煮詰めることで、自然な甘みをより引き立てます。

以上が基本的な桃ジャムの作り方です。少し時間はかかりますが、特に難しい作業はないので、ぜひ一度挑戦してみてください。

桃ジャムの保存方法と期間

桃ジャムを長持ちさせるための保存方法と期間について説明します。

まず、保存容器ですが、清潔なガラス瓶を推奨します。洗浄後、熱湯で消毒するか、オーブンで140度で10分間加熱して乾燥させましょう。この工程をしっかりと行うことで、ジャムの品質を守ります。

保存場所は冷暗所が最適です。未開封ならば常温でもOKですが、開封後は必ず冷蔵庫で保存しましょう。保存期間は未開封であれば約1年が目安ですが、開封後は早めに(約1週間以内に)食べきることをおすすめします。

次に取り扱いのポイントですが、いつも清潔なスプーンを使い、一度取り出したジャムを瓶に戻さないことが重要です。これにより、ジャムの賞味期限を延ばすことができます。

桃ジャムの楽しみ方

パンに塗るだけではない、桃ジャムの多彩な活用法を紹介します。

まずは、ヨーグルトにトッピングしてみてください。桃ジャムの甘さがヨーグルトの酸味と絶妙にマッチし、一層美味しく頂けます。また、朝食のオートミールに加えるのも良いでしょう。桃ジャムがオートミールに甘さと香りをプラスし、栄養満点の朝食が完成します。

さらには、桃ジャムを砂糖の代わりにお菓子作りに利用することも可能です。クッキーやケーキ、タルトなどに使用すれば、桃特有の香りが料理全体に広がります。

また、料理の隠し味としても使うことができます。例えば、炒め物や煮物に少量加えると、深みのある甘さが増し、味わいが一層豊かになります。

まとめ

桃ジャムは自家製ならではの新鮮な味わいが魅力です。また、一度作ればパンに塗るのはもちろん、ヨーグルトのトッピングや料理の隠し味としても使うことができます。

作り方も非常に簡単なので、この機会にぜひ挑戦してみてください。自宅で作るお手製の桃ジャムは、手間と愛情が一緒に詰まった特別な一品といえるでしょう◎

桃ジャムは、パンに合わせるだけでなくケーキやゼリーなどのスイーツにも使うことができますので、この機会にぜひこちらの記事もご覧ください♪

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桃を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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