大根の美味しく味わう食べ方、ベストタイミングは?大量消費のアレンジレシピも

大根の美味しく味わう食べ方、ベストタイミングは?大量消費のアレンジレシピも

甘くみずみずしい味わいで人気の野菜大根。生で良し、煮て良し、焼いて良しと様々な料理に活用でき、夕飯の主役として並ぶことも多いですよね。そんな大根をより美味しく食べる方法があるなら、試してみたいと思いませんか◎ そこで今回は、大根の食べ方について紹介します!選び方や食べ方のポイント、一度は試してほしいおすすめレシピなど、大根の魅力を最大限に引き出すための情報が満載なので、いつもの大根料理の美味しさをワンランクアップさせたい人はぜひ参考にしてくださいね♪

まずは美味しい大根を用意!選ぶポイントは?

大根をより美味しく食べるためには、まず美味しい大根を選ぶことが大切です。

スーパーに並んでいる大根はどれも太くて美味しそうですが、よく観察すると1本1本、色や形に違いがあることが分かります◎店頭で大根を購入する際は、美味しい大根の特徴に注目しながら選んでみましょう!

皮にハリがあり形が真っすぐなもの

大根といえば、白くてツヤツヤした皮が特徴的ですよね。新鮮な大根ほど皮にハリがあってみずみずしく、滑らかな手触りをしています。古い大根は皮にしわができ、全体的に弱々しい見た目をしているので、美味しい大根を選ぶならまず皮の状態から鮮度を測りましょう。

また大根を1本丸ごと購入する際は、できるだけ形が真っすぐなものを選ぶのがおすすめです。大根は地中で育つ野菜なので、土壌に異物が混入していたり、肥料や水分のバランスが悪いと生育不良を起こしてしまいます。形が曲がっていたり、又根になっている大根は、万全でない土壌で育った可能性が高いため、選ぶときは避けた方が良いでしょう。

葉が鮮やかな緑色でピンとしているもの

美味しい大根を選ぶうえで重要なポイントとなるのが、葉の状態です。大根の葉は地上に出て光合成を行い、根に栄養を送る大切な部位です。この葉に元気がなく、へたっとしているものは、生育過程で十分に栄養を蓄えられていない可能性が高いため避けましょう。

反対に、太陽の光をたっぷりと浴びて元気よく育った大根の葉は鮮やかな緑色で、根元がピンと立っています。栄養豊富な大根の葉は、炒め物や味噌汁に加えるとシャキシャキとした心地よい歯ごたえと独特の辛味を感じられ、美味しく食べることができますよ◎

切り口がみずみずしく「す」が入っていないもの

スーパーには、すでにカットされた状態で販売されている大根もありますよね。カットされた大根を選ぶ際は、切り口の状態を注意深く観察してみてください。新鮮な大根の切り口はみずみずしく水分を多く含んでいますが、古い大根の切り口には「す」が入って乾燥しています。

「す」とは、大根の実に隙間や小さな穴が開いてスポンジのような状態になっていることです。「す」が入ると、大根のみずみずしさが損なわれ、繊維質でパサついた食感に変化してしまいます。大根は一度カットすると水分が抜け出やすくなってしまうので、購入する際は切り口ができるだけ新しくみずみずしいものを選びましょう。

大根の部位によって異なるおすすめの食べ方

大根は部位によって味や食感が異なり、それぞれにおすすめの食べ方があります。まず葉に近い上部は、最も甘みが強くジューシーで硬めの食感。続いてちょうど真ん中あたりの中部は、甘みと辛味のバランスが良く柔らかな食感をしています。最後に根元の下部は、辛味が強く水分は少なめで、味がしみ込みやすいという特徴があります。

部位によって異なるこれらの味わいの違いをふまえ、上部はサラダや甘めの大根おろしに、中部はおでんやステーキなどシンプルな味付けの料理に、下部は漬物や濃い味付けの煮物、または青魚などに添える辛めの大根おろしに活用するのがおすすめです◎

大根を美味しく食べるうえでのポイント

大根は、煮たり焼いたりするのはもちろん、生のままでも美味しく食べられる万能野菜。だからこそ、食べ方のポイントをおさえて魅力を最大限に引き出したいですよね◎

ここからは、購入した大根をより美味しく食べるためのコツや工夫について紹介します。調理前の下処理や、適切な保存方法を実践することで、大根の甘みや食感をより堪能することができますよ。

ポイント①カットしたあと水に浸ける

大根は、調理前に5~10分程度水に浸けることで、アクや辛味を抜くことができます◎特に生で食べる大根は、下処理せずそのまま使ってしまうと辛味が強く、鼻につんと刺激を感じることが多いです。

大根のアクは体に害を当てるほど強くないので、辛味や苦みが気にならない人はそのままでも大丈夫ですが、アク抜きした方がより大根の甘みをダイレクトに感じられますよ。また大根は水に浸けることでシャキシャキ感が増すので、サラダや漬物にする際は特におすすめです◎

ポイント②できるだけ新鮮なうちに食べきる

野菜の中には、トマトやカボチャなど追熟するものもありますが、大根は追熟しない野菜なので、新鮮なうちが最も食べ頃です。大根の日持ちは通常、1週間から10日程度といわれており、一度カットするとさらに短い間しか美味しさをキープできなくなります。

そのため購入した大根はできる限り早く、新鮮なうちに食べきるのがおすすめです◎大根は日が経つにつれ次第に水分が抜けていき、甘みやみずみずしさが損なわれてしまいます。大根の美味しさを最大限生かすためにも、購入から数日の間に食べるよう心がけましょう。

ポイント③冷凍すると長持ち&柔らかな食感に

鮮度が命で、新鮮なうちが最も美味しい大根ですが、時には数日中に食べきれないこともありますよね。そんなときは、早めに冷凍するのがおすすめです◎大根は冷凍することで1カ月ほど日持ちさせることができ、料理にも活用しやすくなります。

大根が凍ると水分が膨張し、繊維を破壊するため食感が柔らかくなり、お出汁や調味料がよく染み込みます。一度冷凍した大根は生で食べるのにはあまり向きませんが、煮込み料理や汁物に活用すれば短時間でいつもより美味しく仕上げることができますよ。

やらなきゃ損!本当に美味しい大根のおすすめレシピ

レシピ①生大根のはりはり漬

新鮮なみずみずしい大根を手軽に味わうなら、漬物はいかがでしょうか。通常は切り干し大根を使うはりはり漬けを、生の大根でアレンジしたレシピをご紹介します。

ジップ付きのビニール袋に薄いイチョウ切りにした大根、細切りにした昆布、醤油、みりん、酢、鷹の爪(輪切り)を入れて、数時間漬け込むだけ。

シャキシャキとした食感と昆布の旨みが染み込んだ大根で、ご飯がいくらでも食べられそうです。

レシピ②大根ステーキ

大根がメイン料理になる一品。にんにくの風味が食欲をそそります。味付けはめんつゆだけのお手軽レシピです。

まずは厚さ2cmほどの輪切りにした大根を面取りし、片面に格子状に切り込みを入れ、だし汁で柔らかくなるまで煮ます。フライパンに油とすりおろしにんにくを入れ、大根を焼いていきましょう。表面に焼き色がついたらめんつゆを入れ、大根に絡めていきます。

お好みでバターを加えても美味しいですよ。

レシピ③大根とベーコンのコンソメスープ

味噌汁の具材としても定番の大根ですが、コンソメスープにもよく合います。

大根は厚さ2mm程度のイチョウ切り、ベーコン(薄切り)は1cm幅ほどにカットします。鍋に大根とベーコン、コンソメを入れ火にかけ、大根に火が通るまで煮ます。塩胡椒で味を整えて完成。

水から煮ることで、ベーコンとコンソメの旨みが大根に染み込みます。大根の甘さも感じられる、ほっこり温まるスープです。

まとめ

今回は、大根の食べ方について紹介しました!

大根を最大限に美味しく味わうには、まず新鮮で美味しい大根をゲットしましょう。美味しい大根には色や形、葉の状態に決まった特徴があり、これさえ覚えておけば農家や専門家でなくても簡単に見分けることができますよ◎

また大根は部位によって味や食感が異なり、それぞれに合った調理法を選ぶことも大切です。食べ方のポイントをおさえて、いつもの大根を何倍も美味しく味わいましょう♪

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