パプリカの美味しく味わう食べ方、ベストタイミングは?大量消費のアレンジレシピも

パプリカの美味しく味わう食べ方、ベストタイミングは?大量消費のアレンジレシピも

ピーマンは生で食べることが少ないため、「パプリカを生で食べて大丈夫?」と心配な人もいるかもしれません。しかし、パプリカは生で食べることを想定して栽培されているので生で食べても大丈夫です。彩りが美しく、パプリカのカラーはお料理に色彩を添えるのにも役立ちます。最近では人気野菜として定着し、スーパーでは年中手に入ります。 とはいえ、まだ日本で流通するようになってから日が浅く、美味しいパプリカの選び方や、下処理、食べ方をご存じでない人もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、パプリカを美味しく味わう食べ方や、タイミング、大量消費のアレンジレシピもご紹介します。

まずは美味しいパプリカを用意!選ぶポイントは?

ピーマンは生で食べると苦すぎますが、パプリカは生でも辛みや苦みがほとんどなく、スライスにしてサラダにしても美味しいですよね。生で食べると食材が持つ味をダイレクトに味わうことになるので、できるだけ美味しいパプリカを選ぶことが大切です。

色味で選ぶ

全体的に色が濃いものを選びましょう。ツヤのあるものは新鮮です。

触って確かめる

パプリカを触り、ハリと弾力があるものを選びましょう。ツヤがなく、表面にシワが出ているものは鮮度が落ちています。

切り口で見分ける

パプリカの軸の切り口を確認すると、茶色く変色していたり干からびてシワシワになっているものは鮮度が落ちています。

パプリカの切り方や下処理の方法

パプリカをまず縦半分に切ります。次にヘタを手で折るようにして優しく取り除きましょう。次に種を取り除きます。食感が気になる方はワタの部分も取り除きましょう。

パプリカを炒め物やサラダに使う場合は縦方向に薄切りにします。縦切りは繊維に沿って切るので、パプリカのシャキシャキとした食感を味わうことができます。横に薄切りをする場合は繊維を断ち切るので甘みが出ます。火の通りが早くなるので、急ぎで炒め物をしたい時におすすめです。酢豚やラタトゥイユなどには、食感が残りやすい乱切り、スープや煮物には角切りが向いています。

パプリカは生?緑色でも食べて大丈夫?

パプリカがスーパーでも購入できるようになったのは、1933年ごろにオランダから輸入したことが始まりとなるので、まだ日本でのパプリカの歴史は浅いほうです。サラダやマリネ、ラタトゥイユなどの煮込み料理やグリル、炒め物と様々な調理法を用いても美味しく食べられますが、パプリカは生でそのまま食べても、緑色の状態でも食べて大丈夫なのでしょうか?

パプリカは生で食べても大丈夫?

もちろん、パプリカは生で食べても問題ありません。苦みのあるピーマンも生のままでも美味しく食べることができます。パプリカを食べると下痢にならないか心配する人もいますが、よほどの量を一気に食べない限りは大丈夫です。

炒めたり煮ると、パプリカの食感が柔らかくなりますが、生のパプリカはシャキシャキとした食感と、ジューシーな味わいが楽しめます。また、炒めたり煮たりしないほうがパプリカの色彩が損なわれません。パプリカの彩りを活用する場合は生のまま使用しましょう。

パプリカに含まれる栄養素のビタミンⅭは、熱を加えることで壊れやすいと言われていますが、パプリカに関してしっかりした組織に守られているため、熱を加えてもビタミンⅭは損なわれにくいという特徴があります。

ポストハーベストや残留農薬の心配

日本でもパプリカが食卓に並ぶことは珍しくなくなり、スーパーでは年中販売されていますが、日本で流通するパプリカのほとんどは輸入品です。輸入農産物には、ポストハーベスト(収穫後にカビや腐敗を防止するために農薬を散布すること)や残留農薬の心配があります。食品衛生法のもとで管理され規定値が定められているので、人体に影響はないと言われてはいますが不安に思う方もいらっしゃいます。パプリカを生のまま食べるとなれば心配はなおさらです。

その点、国産のものは輸送に時間がかからないためポストハーベストを使用していません。それに、無農薬で育てられた安全で安心の国産パプリカも出回っています。ポストハーベストや残留農薬が心配な方はお試しください!

ストップ、フードロス!パプリカの大量消費レシピ

パプリカを使ったレシピをご紹介します!

簡単!作り置きおかずにも!パプリカのマリネ

<材料>

  • パプリカ・・・5個

■調味料

  • 米油・・・大さじ2
  • 砂糖・・・小さじ½
  • 米酢・・・大さじ3
  • 塩・・・小さじ½
  • こしょう・・・少々

<作り方>

  1. ピーマンを半分に切り、ヘタと種を取り除く。
  2. 縦に1㎝に切り、熱湯でサッと茹で、ざるにあげて水けを切る。
  3. ボールに■調味料を入れて混ぜる。
  4. パプリカに3を入れてしっかりと混ぜ、15分ほどおいて味を馴染ませれば完成。

お弁当にも!パプリカとハムのソース炒め

<材料>

  • ベーコン・・・150g
  • パプリカ・・・2個
  • ウスターソース・・・大さじ1と1/2
  • サラダ油・・・小さじ1

<作り方>

  1. パプリカは縦半分に切って、ヘタと種を取り除き、幅5mmの細切り。
  2. ハムも幅5㎜の細切り。
  3. フライパンにサラダ油小さじ1を強めの中火で熱し、パプリカを2分ほど炒める。
  4. ハム、ウスターソース大さじ1と1/2を加え、汁けがなくなるまで炒める。

トースターで簡単♪パプリカのマヨチーズ焼き

<材料>

  • 赤パプリカ・・・1/2個
  • 黄パプリカ・・・1/2個
  • ピザ用チーズ・・・40g
  • マヨネーズ・・・大さじ2
  • こしょう・・・少々

<作り方>

  1. パプリカを半分に切り、ヘタと種を取り除く。縦に4等分に切る。
  2. 天板にアルミホイルを敷いてパプリカを並べる。
  3. 2にマヨネーズを塗り、こしょうをふりかけ、ピザ用チーズをのせる。
  4. トースターで焼き色がつくまで4分程度加熱すれば完成。

レンジで簡単♪パプリカとめんつゆのおひたし

<材料>

  • 赤パプリカ・・・1/2個
  • 黄パプリカ・・・1/2個
  • かつおぶし

■調味料

  •  めんつゆ2倍凝縮・・・大さじ4
  •  水・・・大さじ3

<作り方>

  1. パプリカを半分に切り、ヘタと種を取り除き、一口大に切る。
  2. 耐熱容器に■調味料を入れて混ぜる
  3. 2にパプリカを加えてふんわりとラップをする。600Wのレンジで5分程度加熱する。

まとめ

パプリカは洋食はもちろん、和の調味料との相性も良いので様々なお料理に活用できる野菜です。下処理はピーマンと同じなのでとっても簡単。辛みや苦みが少ないため生でも食べられますし、パプリカのマリネは冷蔵庫で約1週間日持ちするため常備菜としてもおすすめです!

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