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梨は妊婦や乳児が食べても大丈夫?注意点や簡単アレンジレシピも紹介

梨は妊婦や乳児が食べても大丈夫?注意点や簡単アレンジレシピも紹介

夏〜秋にかけておいしい梨が店頭にずらりと並びますが、妊婦さんや乳児が安心して食べられるのか気になっている方も多いでしょう。この記事では、梨が妊婦さんや乳児へ与える影響や適切な摂取量、おすすめのアレンジレシピなどをご紹介します。親子でおいしく梨を味わうために、ぜひチェックしてくださいね!

梨は妊婦NG?推奨?

結論からいうと、梨を妊婦さんが食べることは全く問題ありません。妊娠中に梨を食べることで母体や胎児への悪影響やデメリットなどはありません。

むしろ梨には、妊婦さんの体に必要な栄養素や嬉しい成分がたっぷり含まれていますよ。

梨が妊婦に推奨される理由

梨が妊婦さんにおすすめの理由は、体に必要な栄養素が含まれるほか、水分豊富なことにあります。梨の90%近くは水分です。通常よりも水分をこまめに摂るべき妊婦さんにとってぴったりの果物であると言えますね。

水分以外には、以下のような成分が含まれています。

  • 糖質
  • たんぱく質
  • 食物繊維
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ソルビトール

整腸作用や血糖値の安定に効果のある食物繊維は、妊娠中の体には欠かせない栄養素です。また、梨には体の機能維持に欠かせないビタミンB群や、鉄の吸収を高めるビタミンC、高血圧やむくみの予防・改善に役立つカリウムなどが含まれています。

さらに梨に含まれるソルビトールは、低カロリーでむし歯になりにくい糖質の一種。ホルモンの影響で口内環境も悪化しやすい妊婦さんにとっては、嬉しい作用のある成分です。

梨は1日何個まで食べて良いの?

妊娠中に梨を食べる際は、1日あたり300gほどが目安となります、梨1個当たりの重さは平均300gくらいなので、およそ1個と考えておくとよいでしょう。

ただし1日の中で何種類かの果物を食べる場合は、トータルで300gくらいになるよう加減してくださいね。

梨をはじめ、果物には糖質が多く含まれています。なるべくカロリーオーバーしないよう食べ過ぎには注意しましょう。

乳児に梨を食べさせても大丈夫?

旬のおいしい梨を、赤ちゃんと一緒に味わいたいと思う方も多いでしょう。ここでは、乳児に梨を安全に食べさせるためのポイントなどをご紹介します。

7~8月の梨人気ランキング

※2024年7~8月のデータ

生後生後5〜6ヶ月頃から食べられる

梨を食べさせられるようになるのは、離乳食が開始となる生後5~6ヶ月頃です。梨はアレルギーを起こしやすい果物ではありませんが、体質によっては起こることもあります。初めての時はごく少量から始めてくださいね。

梨に限らず、初めての食材は「1日1種類、離乳食用のスプーンで1さじ」が基本です。

もし梨を食べさせた後に体調の変化などがあれば、すぐ受診しましょう。かかりつけ小児科医の休診日や受付時間をチェックしたうえで食べさせると安心です。

離乳食の各段階での食べさせ方

離乳食初期の乳児に梨を食べさせる際は、皮と芯を取り除きすりつぶすなどしてペースト状にしましょう。さらに電子レンジでふつふつとするまで加熱し、冷ましてから食べさせてみてください。中期〜後期頃までに何回か食べさせてみて問題なさそうなら、加熱なしであげてもよいでしょう。ただし、体調の変化を見逃さないようにしてくださいね。

各段階の形態や食べさせる量の目安は以下のとおりです。食べさせる量は、野菜と果物を合わせた1日分の目安です。

  • 離乳食初期(5〜6カ月):なめらかにすりつぶす(段階を踏んで5〜15g)
  • 離乳食中期(7〜8ヶ月頃):粗くつぶしたり細かく刻んだりする(20〜30g)
  • 離乳食後期(9〜11ヶ月):5mm角ほどの粗刻み(30〜40g)
  • 離乳食完了期(12〜18ヶ月):1cmほどの角切り(40〜50g)

赤ちゃんの体調や機嫌などに合わせて無理のないよう食べさせてみてくださいね。

妊婦・産後時期でも簡単!アレンジレシピ

梨にはビタミンやミネラル、食物繊維が含まれと襟、妊婦さんや産後のママ、赤ちゃんにもおすすめの果物です。

ここでは、妊婦さんや産後のママにぴったりのアレンジレシピのほか、離乳食レシピをご紹介!ぜひ参考にしてくださいね。

梨とヨーグルトのグラノーラ

梨の甘さとヨーグルトのほどよい酸味、グラノーラの食感が楽しめる朝食やおやつにぴったりの一品です。

<材料(1人分)>

  • 梨 1/4個
  • プレーンヨーグルト 100g
  • グラノーラ 30g

<作り方>

  1. 梨は皮をむいて芯と種を取り除き、小さく切る。
  2. ボウルにヨーグルトとグラノーラを入れて混ぜる。
  3. 2 に梨をのせて出来上がり。

梨やグラノーラに豊富な食物繊維、ヨーグルトの乳酸菌は腸内環境を整える働きがあるため、便秘がちな方には特におすすめですよ。

梨と豚肉の甘辛炒め

梨と豚肉は意外な組み合わせですが、梨のジューシーさと豚肉の旨みが絶妙な味わい。甘辛味で食欲もアップします。

<材料(2人分)>

  • 豚こま切れ肉 200g
  • 梨 1/2個
  • 生姜チューブ 2cm
  • 長ねぎ 1本
  • ごま油 大さじ1
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1

作り方

  1. 豚肉を一口大に切る。
  2. 梨は皮をむいて芯と種を取り除き、食べやすい大きさに切る。
  3. 長ねぎは斜め切りにする。
  4. フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。
  5. 豚肉の色が変わったら梨と生姜を加えて炒め合わせる。
  6. 醤油、砂糖、酒を加えて中火で煮詰める。
  7. 最後に長ねぎを加えてさっと炒める。

豚肉に豊富なビタミンB1は、梨に豊富な糖質をエネルギーにつくり変えるのに欠かせない栄養素です。日々のエネルギーチャージにぴったりのレシピです。

【離乳食中期】梨のヨーグルト和え

梨とヨーグルトの甘酸っぱい組み合わせは、赤ちゃんも喜んで食べてくれそうです。パン粥と組み合わせてみてもよさそうですね。

<材料(1食分)>

  • 梨 10g
  • 無糖ヨーグルト 大さじ1

<作り方>

  1. 梨は皮をむいて芯を取り除き、すりおろすなどしてペースト状にする。
  2. 1 をプレーンヨーグルトに加えてよく混ぜる。

【離乳食後期】梨入りサラダ

野菜と果物の甘さと食感を味わえるサラダ。「かみかみ」ができるようになる離乳食後期には、梨のシャキシャキ感を楽しめるメニューもおすすめです。

<材料(1食分)>

  • 梨 15g
  • トマト 10g
  • キャベツ 10g

作り方

  1. 梨とトマトはそれぞれ皮をむいて芯や種を取り除き、2~3mm角に切る。
  2. キャベツはやわらかくゆで、軽くしぼってから2~3mm角に切る。
  3. 1 と 2 を混ぜ合わせる。

まとめ

妊娠中の方や乳児も梨を食べることに問題はありません。梨に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラルは、妊婦さんや赤ちゃんの健康維持に重要な役割を果たします。とはいえ妊娠中は食べ過ぎ、乳児ではアレルギーに注意が必要です。この記事でご紹介した、適量や食べさせ方などを参考に、旬のおいしい梨を親子で楽しんでくださいね。

【参考サイト】

日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省

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