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キャベツは妊婦や乳児が食べても大丈夫?注意点や簡単アレンジレシピも紹介

キャベツは妊婦や乳児が食べても大丈夫?注意点や簡単アレンジレシピも紹介

キャベツは野菜の中でも栄養が豊富。一年中購入できるので、食事にも取り入れやすいですよね。 しかし、妊娠中は食べるものに何かと気を遣うもの。そんな妊娠中に、キャベツを食べても問題ないのでしょうか。 この記事では、キャベツは妊婦さんや乳児が食べても大丈夫なのか、食べるときの注意点などをご紹介します。

キャベツは妊婦NG?推奨?

キャベツは、妊婦さんが食べても問題ない野菜です。

むしろ、キャベツには妊婦さんに必要な栄養が豊富に含まれており、ぜひ食べていただきたい野菜のひとつでもあります。

キャベツに含まれている代表的な栄養素を、ご紹介しましょう。

葉酸

葉酸は、赤ちゃんの成長には欠かせない大切な栄養素です。生のキャベツ100gあたりに含まれる葉酸は、66μg。妊娠中に食事から摂取する葉酸の推奨量は1日あたり480μgなので、キャベツには多くの葉酸が含まれているといえるでしょう。

ビタミンC

妊娠中に推奨されるビタミンCの摂取量は、1日に110mgです。生のキャベツ100gあたりに含まれるビタミンCは38mgなので、1日の推奨量の約35%をカバーすることができるでしょう。また、ビタミンCは鉄分の吸収をサポートする役割も果たします。妊娠中の貧血にも、効果があるかもしれません。

食物繊維

便秘になりがちな妊娠中。お腹の調子を整えたいときは、食物繊維を摂りましょう。生のキャベツ100gあたりに含まれる食物繊維は1.8gです。食物繊維豊富なキャベツを食事に取り入れると、妊娠中の便秘の改善につながるかもしれません。

1日に食べるキャベツの適量

キャベツ単体での摂取目安量などは設けられていません。しかし、厚生労働省による健康づくりのための指針「健康日本21」では野菜の摂取目標量が設定されており、その量は1日あたり350g以上です。

そのうち色の濃い野菜「緑黄色野菜」の摂取目標は120g以上とされていることから、キャベツを含む淡色野菜は230g程度が目安となります。

特に妊婦さんは母体の健康と赤ちゃんの発育のため、十分なビタミンやミネラルの摂取が必要です。この量にプラスして、たっぷりと野菜を摂取することが勧められています。

キャベツはお腹の赤ちゃんの発育に欠かせない「葉酸」を多く含む野菜です。妊娠中の健康管理には、キャベツがおおいに役立つでしょう。

乳児にキャベツを食べさせても大丈夫?

キャベツは妊婦さんが食べても問題ない野菜だということがわかりました。では、乳児が食べても大丈夫なのでしょうか。

ここからは、乳児にキャベツを食べさせられるのか、食べさせる時の注意点も解説します。

生後5~6カ月から食べられる

キャベツは、生後5~6カ月を迎えた頃から、乳児に食べさせられます。

キャベツは味のクセも少なく、離乳食初期から食べさせられる野菜です。甘みもあるので、赤ちゃんでも食べやすいかもしれません。芯の部分は硬いため、葉の部分を調理して使いましょう。

離乳食なら、加熱して食べさせる

乳児にキャベツを食べさせるなら、加熱調理をしましょう。

キャベツは繊維質が豊富なので、固いままでは食べにくいかもしれません。また、キャベツは加熱すると更に柔らかくなり、甘みも増します。更に食べやすくするなら、茹でた後にすりおろしすのもおすすめです。

乳児に食べさせるキャベツの適量や適した形態

離乳食各段階でキャベツを食べさせる場合、以下の量や形態を参考にしましょう。

  • 離乳食初期(5〜6カ月):なめらかにすりつぶし裏ごしする(段階を踏んで5〜15g)
  • 離乳食中期(7〜8ヶ月頃):粗くつぶしたり細かく刻んだりする(20〜30g)
  • 離乳食後期(9〜11ヶ月):5mm角ほどの粗刻み(30〜40g)
  • 離乳食完了期(12〜18ヶ月):1cmほどの角切り(40〜50g)

この量は野菜と果物の1日分の目安です。野菜・果物の種類の一つとしてキャベツを食べさせましょう。

ただし、上記はあくまでも目安です。赤ちゃんの体調や機嫌などに合わせ、無理のないよう食べさせてくださいね。

妊婦・産後時期でも簡単!アレンジレシピ

体調が不安定になりがちな妊娠中。なるべく手間をかけずに、手軽にキャベツの栄養を取りたいですよね。

そんなあなたにぴったり!キャベツを使用した妊婦さん向け、赤ちゃん向けの簡単なレシピをご紹介します。

お腹スッキリ!?おからヨーグルトとキャベツのサラダ

お腹の調子も整うかも!?食物繊維たっぷりな、おからヨーグルトとキャベツのサラダをご紹介します。

まず、ボウルにおからパウダーとヨーグルト、塩、こしょうを入れて、冷蔵庫で冷やしましょう。その間に、短冊切りしたキャベツを電子レンジで2分ほど加熱します。

加熱したキャベツを冷まして、細切りしたハム、冷蔵庫で冷やしておいたおからと混ぜ合わせれば完成です。

さっぱり食べられる!レモンキャベツ

レモンでさっぱり食べられる、レモンキャベツをご紹介します。

まず、洗ってざく切りしたキャベツをポリ袋に入れます。そこに、鶏ガラスープの素、レモン汁、砂糖、オリーブオイルを入れて混ぜ合わせましょう。

ポリ袋の空気を抜いて口を結び、冷蔵庫で30分ほど冷やして、仕上げにブラックペッパーをかければ完成です。

離乳食初期からOK!キャベツがゆ

離乳食初期に取り入れるなら、キャベツがゆはいかがでしょうか。

まず、芯を取り除いたキャベツを、ざく切りします。その後、耐熱皿に移し、ラップをして柔らかくなるまで加熱しましょう。

加熱したキャベツを裏ごししてペースト状にしたら、10倍がゆの上にトッピングして完成です。

離乳食中期に!キャベツと人参の納豆和え

離乳食中期なら、栄養満点な納豆を使用した、キャベツと人参の納豆和えもおすすめです。

まず、キャベツと人参を、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。その後みじん切りにし、ひきわり納豆と和えるだけ。栄養たっぷりな和え物の完成です。

まとめ

キャベツには、葉酸やビタミンC、食物繊維など、妊娠中に嬉しい栄養が豊富に含まれています。妊婦さんが食べても問題ない野菜だといえるでしょう。

しかし、食べ過ぎてしまうとお腹を壊したり、逆に便秘になってしまうかもしれません。どんな食材にも共通して言えることですが、食べ過ぎには注意が必要です。

またキャベツは、赤ちゃんの離乳食に取り入れるのもおすすめ。

離乳食にするなら、しっかり加熱してから裏ごしし、ペースト状にする、細かく刻むなど、赤ちゃんが食べやすい工夫が必要です。

一年中購入できるキャベツは、食卓の強い味方。アレンジレシピを活用しながら、積極的に食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。


【参考サイト】

日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省
日本人の食事摂取基準(2020年版)|(2)水溶性ビタミン|厚生労働省
健康日本21|栄養・食生活|厚生労働省
授乳・離乳の支援ガイド|厚生労働省

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