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【管理栄養士監修】アスパラの離乳食が便利!レンジでの調理法と冷凍保存術を解説

【管理栄養士監修】アスパラの離乳食が便利!レンジでの調理法と冷凍保存術を解説

アスパラガスは見た目も鮮やかで、栄養価も高い優れた食材です。そのため、離乳食としても非常に有用ですが、そのままでは硬さや繊維質が気になり、赤ちゃんに与えるのが難しいことも事実です。 そこで本記事では、アスパラガスを離乳食として上手に活用する方法を詳しく解説します。特に、電子レンジを使った簡単な調理法や冷凍保存の方法についても触れますので、忙しいママやパパも手軽に取り入れられます。 また、各離乳食期間に合わせたアスパラガスのレシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね◎

離乳食としてのアスパラガスの魅力は?

アスパラガスは離乳食としての効用が多く、子どもの成長に欠かせない野菜です。ビタミンAやカリウムなどの栄養が豊富で、これらの栄養素は子どもの成長や健康をサポートします。特にビタミンAは視覚の健康を維持する助けになり、カリウムは筋肉の正常な機能を助けます。

また、アスパラガスを食べさせる適した時期は、一般的に離乳食中期(モグモグ期)からとされています。ただし、初めて食べさせる際はアレルギーに注意し、少量から様子を見ましょう。

アスパラガスの根元は硬いため、離乳食用には穂先を加熱し、すりつぶしたり細かく刻んだりして与えます。食事の進行に合わせて切り方や大きさを調節しましょう。

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※2024年8月のデータ

アスパラガスの基本的な調理法

ここからは、アスパラガスの基本的な調理法について紹介します。

鍋とレンジを使ったアスパラガスの調理法

アスパラガスは鍋でもレンジでも簡単に調理できます。

まず、鍋を使った調理法です。アスパラガスのかたい根元部分を切り落とし、ハカマと呼ばれる皮をピーラーで剥きます。その後、適度な大きさに切ったアスパラガスを柔らかくなるまで約2〜3分間煮ます。赤ちゃんが飲み込みやすいようにするため、大人が食べるよりも少し長めに煮ることがポイントです。

次に、レンジを使った調理法です。根元のカットとハカマの剥き方は同じです。その後、アスパラガスを耐熱性のラップに包んで、600Wで3分ほど加熱します。一度に長時間加熱せず、加熱後はしばらく蒸らすと、アスパラガスがより柔らかくなります。

どちらの方法でも、アスパラガスの硬い部分をうまく調理することで、赤ちゃんでも食べやすい形に仕上げることができます。

アスパラガスの下ごしらえと冷凍保存術

アスパラガスの下ごしらえと冷凍保存についてご紹介します。

まず、下ごしらえですが、アスパラガスの根元は硬いため切り落とします。その後、ハカマ部分の皮をピーラーでむきます。尚、離乳食として提供する際は、特に穂先部分を推奨します。

下ごしらえしたアスパラガスは鍋でゆでるか、電子レンジで加熱します。鍋でゆでる場合は、2~3分程度が目安です。レンジを使う場合は、柔らかくなるまで約3分加熱するのがおすすめです。

そして、冷凍保存も可能です。やわらかくゆでたアスパラガスを冷ましてからジップロック等に入れ、冷凍庫で保存します。これで、いつでもアスパラガスを使用することが可能になります。

以上がアスパラガスの下ごしらえと冷凍保存の手順です。これらを活用し、離乳食作りをスムーズに進めてください。

おいしいアスパラガスの選び方

アスパラガスを選ぶ際には、以下の3点に注目することをおすすめします。

  • 色: 鮮やかな緑色をしているものが新鮮です。黄色っぽくなっているものは古い可能性があります。
  • 穂先: ギュッと閉じているものが新鮮。開いているものは古いか、保存状態が良くない可能性があります。
  • 茎: しっかりとした硬さがあり、折れるようなものは避けましょう。

また、アスパラガスは根元部分に少し苦味があるため、離乳食に使う場合はやわらかい穂先を使用すると良いでしょう。加熱してすりつぶしたり、細かく刻んだりして使います。

アスパラガスを使った離乳食レシピ

離乳食中期(生後7・8ヶ月)のアスパラ料理メニュー2選

離乳食中期(生後7・8ヶ月)のお子さんにおすすめしたいアスパラのレシピを2つ紹介します。

【離乳食中期】アスパラのクリーム煮

材料
  • アスパラ
  • 玉ねぎ
  • じゃがいも
  • 人参
  • しらす
  • 野菜スープ
  • 牛乳
  • 水溶き片栗粉 各適量
作り方
  1. 野菜をやわらかくゆで、細かく刻む。
  2. しらすは熱湯をかけて塩抜きし、みじん切りにする。
  1. 小鍋に野菜スープ、牛乳、野菜、しらすなどを入れて弱火で煮る。
  2. 水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら完成。

アスパラがゆ

材料
  • アスパラ
  • ご飯
  • 野菜スープ  各適量
作り方
  1. アスパラを下ごしらえし、みじん切りにする。
  2. 鍋に野菜スープとご飯、アスパラを加えて蓋をして柔らかくなるまで煮る。

離乳食後期(生後9~11ヶ月)のアスパラ料理メニュー2選

離乳食後期(生後9~11ヶ月)の子供におすすめのアスパラガスの料理として、以下の2つをご紹介します。この時期は、そろそろ手づかみ食べも始まる頃。茹でアスパラや、紹介する焼きアスパラなどは手づかみ食べにも適しています。

焼きアスパラ

材料
  • アスパラ
  • 塩  各適量
作り方
  1. アスパラは根元を切り落とし、下のほうはピーラーで皮をむく。
  2. 食べやすい長さ、太さにカットする
  3. フライパンに油を敷いて炒め、水を少量加えて蒸し焼きにする。

アスパラと豆腐の和えもの

材料
  • アスパラ
  • 絹ごしどうふ
  • かつおぶし(薄削り)  各適量
作り方
  1. 下ごしらえしたアスパラを茹で、5〜8mm程度に切る。
  2. 絹ごしどうふを30秒ほど電子レンジで加熱し、冷ましておく。。
  3. 1と2、かつおぶしを和えて完成。

離乳食完了期(1歳~1歳半頃)のアスパラ料理メニュー2選

離乳食完了期でおすすめのアスパラ料理として、「アスパラの肉巻き」をご紹介します。

アスパラとにんじんのごま和え

材料
  • アスパラ
  • にんじん
  • 白すりごま
  • しょうゆ  各適量
作り方
  1. 下ごしらえしたアスパラと皮をむいたにんじんを食べやすい大きさにカットする。
  2. 1を柔らかくなるまで茹でる。
  3. 2に白すりごまとしょうゆをまぶす。

アスパラとハムの卵炒め

材料
  • 溶き卵 1個分
  • ハム 2~3枚
  • アスパラ 5本 (100g)
  • 油 大さじ1
作り方
  1. 下ごしらえしたアスパラを食べやすい大きさにカットし、柔らかくなるまで茹でる
  2. ハムは食べやすい大きさにカットする。
  3. フライパンに油を敷き、ハムとアスパラを炒める
  4. 3に溶き卵を入れて、卵に火が通るまでよく炒める。

まとめ

アスパラガスは離乳食として優秀な食材の一つです。中期から後期、完了期と、各段階での離乳食に適したレシピが存在します。その鮮やかな緑色は、子どもの食事に彩りを加え、食べる楽しさを教えてくれます。また、手づかみ食べにも最適で、食材としての多様性を発揮します。

手間をかけずに調理する方法として、レンジでの加熱があります。しかも冷凍保存も可能なため、離乳食作りの負担を軽減させることができます。

ただし、アスパラガスは若干苦みがあり、繊維が硬い部分もあるため注意が必要です。適切な下ごしらえと調理法により、赤ちゃんでも食べやすい形に変えることが可能です。

アスパラガスは離乳食として栄養価が高く、調理法も多様です。上手に活用しましょう◎

アスパラガスを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。

イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。

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