大根は妊婦NG?推奨?
結論からいうと、大根は妊婦が食べても問題ありません◎1日の適量さえ守れば、むしろ積極的に取り入れてほしい野菜です。
ここでは、大根がなぜ妊婦に推奨されているのか、また1日の適量や食べる際の注意点にはどんなものがあるのか詳しく紹介します。
大根は低糖質で妊婦に嬉しい栄養が豊富
妊娠中の食事では、栄養バランスやカロリー、糖質量など気を付けなければならないことがたくさんありますよね。特に糖質の摂りすぎは、妊娠中毒症を引き起こす原因となるため注意が必要です。
大根のカロリーは100gあたり15kcal、糖質は2.8gと野菜の中でもヘルシー◎また大根には整腸作用のある食物繊維や、塩分の排出を促すカリウムが豊富に含まれており、妊娠中に起きやすい便秘やむくみの解消に効果的です。
大根は1日何個まで食べて良いの?
厚生労働省「健康日本21」によると、大人の野菜の摂取量は1日あたり350〜400gを推奨しています。そのうち、緑黄色野菜の摂取目標量は120gであることから、大根をはじめとする淡色野菜の摂取推奨量は230〜280gとなります。
このことから、大根は1日1/4本(225~300g)程度が適量といえるでしょう。もちろん、1日の食事で他の淡色野菜も摂る場合は、大根の量を減らしても問題はありません◎大根に限らず、特定のものばかり食べていると栄養が偏ってしまうので、食べ過ぎに注意しながらバランスよく食事に取り入れることが大切です。
乳児に大根を食べさせても大丈夫?
ヘルシーで妊婦の健康をサポートしてくれる栄養素を豊富に含む大根ですが、乳児の離乳食にも取り入れることができます◎大根は水分が多くみずみずしいので、小さな赤ちゃんでも食べやすく、効率よく栄養を補給することができますよ。
しかし乳児に大根を食べさせる際は、調理法や量に注意が必要です。お子さんの成長に合わせて、大根を美味しく安全に食べさせてあげましょう。
生後5カ月から食べられる
乳児に大根を食べさせるなら、生後5か月目頃からを目安に少しずつ与えましょう。この時期はまだ食べ物にあまり慣れていない乳児がほとんどですが、大根は離乳食初期から取り入れても大丈夫◎お子さんが野菜に慣れるためにも、甘みがあって食べやすい大根は離乳食にピッタリです。
また大根は1年を通してスーパーなどの店頭に並び、比較的手に入りやすい野菜なので、季節を問わず取り入れることができます。特に秋から冬にかけての大根は甘みが増して肉質も柔らかくなっているので、はじめのうちは秋冬の大根を使うと良いかもしれません。
離乳初期はすりおろして食べさせる
離乳食初期の乳児に大根を与える際は、しっかりと加熱してからすりつぶし、ゆで汁などでとろみをつけて食べさせましょう。この時期の乳児はまだ噛む力が弱く、いきなり角切りなどの形態で食べさせると喉に詰まらせてしまう恐れがあります。
また大根にはアクがあり、皮や葉は繊維が多く食べ辛いので、必ず調理前に5~10分ほど水にさらしてアクを抜き、皮と葉は取り除いてください。生後9か月目以降の離乳食後期に入れば、小さめの角切りにして食べさせたり、葉は小さく刻んで汁物にしてもOK◎大根は乳児でも食べやすい野菜ではありますが、月齢に合わせて与える形状は十分配慮しましょう。
1日15g程度を目安に食べさせる
離乳食初期の乳児に食べさせる大根の量は、1日15g(大さじ1)程度を目安にしましょう。ただし、この量は他の野菜や果物を含めての1日あたりの摂取量です。あまり一度にたくさんの量を食べさせてしまうと、アレルギーを引き起こす可能性があるため、最初はごく少量ずつ食べさせてあげてください。
また離乳食中期には20~30g程度、離乳食後期には30〜40g程度、そして離乳食完了期には40~50g程度を目安とし、いずれも少しずつ量を増やしてみましょう◎乳児の健康を守るためには、大根の調理法と共に与える量にも配慮が必要です。
まとめ
今回は、妊婦や乳児が大根を食べる際のポイントや注意点について紹介しました!
妊娠中や子育て中の食事管理は特に重要ですが、忙しくてなかなか手が回らないことも多いでしょう。そんなとき、いつでも手軽に購入できて、簡単に調理できる大根はありがたい存在ですよね。
また大根は低カロリー・低糖質で、体に良い栄養素を豊富に含んでいます。自分やお子さんの健康のためにも、ぜひ妊娠中や産後の食事に大根を取り入れてみてくださいね♪