パイナップルは妊婦NG?推奨?
妊娠中は食べ物や健康面で色々と心配になりますよね。パイナップルは妊婦が食べても身体に悪影響はないのか心配なところですが、妊娠中でも積極的に食べて欲しいフルーツです。ショートケーキが100gで360kcalに対し、パイナップル100gのカロリーは50kclと低カロリーですし、パイナップルには食物繊維やビタミン、クエン酸、カリウムなどの栄養が豊富に含まれています。妊娠中は体調が悪くなっても気軽に薬が飲めないため、毎日のケアが大切です。

便秘対策や貧血対策、食欲増進にも役立つパイナップル!
妊娠中は便秘や貧血、食欲不振に悩まされることが多くなります。パイナップルにはこの問題を解決へと導く栄養が含まれているので、健康的な体づくりをサポートしてくれます。便秘には食物繊維、貧血には鉄分の吸収を助けたり、食欲増進作用があるクエン酸、つわりの軽減に役立つビタミンB6も含まれています。
妊娠中にパイナップルの食べ過ぎには注意
妊娠中に嬉しい栄養素が豊富だとしても、食べ過ぎには注意してください。パイナップルに含まれるブロメラインという酵素は、タンパク質を分解してお肉を柔らかくしてくれる酵素です。パイナップルを食べ過ぎると、口の中がピリピリすることがありますが、これはブロメラインを沢山摂取したことによるものです。
ブロメラインは胃液の分泌を活発にして消化を促進したり、胃腸の炎症を鎮め、腸内の有害物質を分解する作用があるので、食べ過ぎには注意して適切な量を食べるようにしてください。
パイナップルは1日何個まで食べて良いの?
では、パイナップルを1日何個まで食べてもいいのでしょうか?答えは1日200gです。厚生労働省も推奨している果物の摂取量です。カットパインであれば約13切れです。カロリーが気になる場合は、100g程度(カットパイン6,7切れ)を食べるようにしましょう。
乳児にパイナップルは食べさせても大丈夫?
パイナップルは栄養が豊富な上、自然の食べ物なので乳児のおやつや離乳食に取り入れたいですよね。そこで心配になるのは、乳児にパイナップルを食べさせても大丈夫なのかどうかです。
生後9カ月から食べられる
パイナップルは離乳後期の9~11ヶ月頃から与えても大丈夫です。ただ、最初に与える時は、加熱してから少量を与えるようにしましょう。タンパク質の分解酵素を含み、刺激も強く、繊維が多いため離乳食を始める時期は急がなくても大丈夫です。
最初は加熱/すりおろして食べさせる
パイナップルに限らず、南国の果物はあまり消化がよくありません。繊維が多いと嚙み切りにくいため与える際は細かく刻んだり、すりおろしたりして、食べやすい状態にしてあげましょう。
大人でもパイナップルを食べた後は、口の中や口の周りがかゆくなったり、ピリピリしたりしますが、赤ちゃんも同様に果汁が残っていると口が荒れることもあります。食後にはガーゼなどでしっかりと拭き取り、口の中に残った果汁をミルクや麦茶などで流してあげましょう。
1日30g程度を目安に食べさせる
パイナップルはアレルギーがなかったとしても、食べ過ぎると下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。1日に与える量は9~11ヶ月だと約30~40g。離乳食完了期の1歳~1歳6ヶ月だと、約40~50gです。1日に与える量はあくまでも目安になりますので、お子さんの成長に合わせた量を与えてあげましょう。
妊婦・産後時期でも簡単!アレンジレシピ
パイナップルを使った、簡単なアレンジレシピをご紹介します!
5分で簡単!パイナップルチャーハン
<材料> (2人分)
- 台湾パイナップル・・・120g
- ご飯・・・茶碗2膳分
- ハム・・・4枚(40g)
- ピーマン・・1個
- 玉葱・・・大1/4個
- ★中華だしの素(創味シャンタン)・・・小さじ1/2
- ★塩・・・小さじ1/2
- サラダ油(炒め用)・・・大さじ1
- 胡椒・・・適量
- パセリ・・・少々
<作り方>
- パイナップルの皮を剥く。芯が硬い品種の場合は取り除く
- 玉葱・ピーマンは粗みじん切りする。ハム・パイナップルは賽の目に切る。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、玉葱・ピーマンを入れて炒める。
- ご飯を入れてパラパラになるまで炒める。
- パイナップルとハムを入れて炒める。
- ★印の調味料を入れて、全体に味が馴染んだら出来上がり。
- 器に盛り付け、胡椒とパセリをふりかけて完成。
簡単!パイナップルケーキ
<材料>
- パイナップルの缶詰・・・8枚入り
- ホットケーキミックス・・・150g
- 玉子・・・2個
- ■ ※オートミール
- ■ ※チョコレート
- ■ ※お好きなジャム
<作り方>
- 缶詰のパイナップルを3枚は半分にカットし、残りは荒切りにします。
- 荒切りにしたパイナップルをボールに入れ、玉子を入れて混ぜます。
- 馴染んできたらホットケーキミックスを入れます。少しづつパイナップルのシロップをお好みの量入れます。
- 混ぜ合わせたら型に入れて上に半分にカットしたパイナップルを乗せます。
- オートミールを入れる場合は3の段階で混ぜて、4でパイナップルの下に敷きます。
- 180℃で10分温めたオーブンで30〜40分焼いたら出来上がり!
パインとオレンジのフルーツサンド
<材料>(2人分)
- パイナップル(小)・・・1/4個
- オレンジ・・・1/2個
- 食パン(8枚切)・・・2枚
- お好みのホイップクリーム・・・50g
- 麦茶(なくてもよい)・・・少量
<作り方>
- お好みのレシピでホイップクリームを作ります。8〜9分立て。溶けやすいので、他の作業の間は冷蔵庫に入れておきましょう。
- オレンジは1/2にカットし、皮と種を取り除きます。
- パイナップルのヘタを取り1/8にカットします。今回はそれをふたつ(1/4個分)使用します。
- 食パンを2枚並べます。麦茶があれば細かめの霧吹きパンにスプレーします。パンがしっとりします。
- パンにスプーン大盛りくらいのホイップを塗ります。ゴムベラなどで、端までしっかり塗ります。
- 切ったときの断面にちょうどフルーツがくるように、フルーツを並べます。
- フルーツの上からホイップクリームを塗り、凹凸をなくすように隙間を埋めます。
- もう一枚のパンに少なめのホイップクリームを塗り、フルーツの上に重ねます。
- ラップに包んで冷蔵庫で30分ほど寝かせます。パンとクリームが馴染み、クリームが冷えてカットもしやすくなります。
- お好みでパンの耳を落とし、先程のフルーツをおいた場所を意識しながら、パン切り包丁で2つにカットしたら完成です。
キウイとパイナップルとキャベツのジュース
<材料>2人分
- キウイ・・・1個(120~130g)
- パイナップル・・・150g
- キャベツ・・・150g
- ペパーミント(生)・・・3枝分(2g)
<作り方>
- キウイは綺麗に洗って4等分に切る。パイナップルは皮と芯を取り除き、1cm厚さのいちょう切りにする。キャベツは3cm幅のくし形切りにして、さらに半分に切る。
- スロージューサーに1を交互に投入し、ペパーミント(生)を加え、搾汁する。
- ※キャベツが絞られずに残りやすいため、必ず他の食材と交互に入れてください。
- ※台湾パイナップルなど、芯が食べられるタイプは芯を取る必要はありませんが、フィリピン産など、芯がかたい場合は取り除いてからジューサーに入れてください。
まとめ
パイナップルは美味しいだけではなく、妊娠中に起こりがちな便秘や貧血に役立つ栄養が含まれています。その他、疲労回復やお肌の調子を整える役割も期待できるので、毎日のおやつとして200g程度を目安に食べてくださいね。口の中がピリピリするのが気になる人は、60℃以上に加熱するとブロメラインの活性が失われるため、食べやすくなりますよ!