桃狩りの魅力
太陽の光をたっぷりと浴びて完熟した桃を、贅沢にその場で丸かじりできるのが桃狩り最大の魅力です。また自分の手で果物を収穫するという、日常ではなかなか味わえない貴重な体験もでき、家族や友人との思い出作りにピッタリですね◎
桃狩りは、スポットによって選べるプランや収穫できる品種が異なるので、一緒に行く人と相談しながら計画を立てるのも楽しいですよ！中には色々な品種の食べ比べを楽しめるところもあるので、目的やお腹の容量に合わせて最適なスポットを選びましょう。
桃狩りの時期はいつ？
桃の収穫は、7月から8月に最盛期を迎えます。つまり桃狩りの時期は夏ということになりますが、実は産地や品種によって少しズレがあるんです。
桃狩りを存分に楽しむためには、行きたいスポットや食べたい品種によってベストな時期を狙うのも重要なポイントです！
産地ごとの桃狩りの時期
桃の有名な産地といえば、山梨県や福島県を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。中でも山梨県の笛吹市は、国内トップの栽培面積と収穫量を誇り、「桃源郷」と呼ばれる桃の名産地です。笛吹市の桃は、早いもので6月中旬に収穫を迎え、9月下旬頃までが旬とされています。
収穫量第2位の福島県では、山梨県から少し遅れて6月下旬頃に収穫を迎えます。福島県の桃は10月上旬頃まで収穫されているので、桃狩りに出遅れてしまったという人も、各スポットの公式サイトをぜひチェックしてみてください。
また山梨県や福島県と並び、日本で屈指の桃の産地として知られる山形県では、7月下旬から10月上旬にかけて、様々な品種の桃を収穫することができます◎県内でもトップクラスの生産量を誇るさがえ西村山地区では、桃の王様と呼ばれる「川中島白桃」など、高品質で美味しい桃を収穫できるスポットが数多く存在しています。
品種ごとの桃狩りの時期
実は桃には100種類以上もの品種が存在していて、それぞれ旬の時期や特徴が異なります。例えば全国各地で栽培されている人気品種「白鳳」は、桃らしい鮮やかな紅色と爽やかな甘みが特徴です。そんな白鳳の旬は7月中旬から8月上旬頃で、桃狩りでも旬の白鳳を求めて足を運ぶ人は多いようです。
また福島県を代表する白桃系品種「あかつき」は、パリッとした硬めの食感とジューシーな果汁が特徴で、8月上旬から下旬頃までが旬の時期です。あかつきは日本一生産量の多い品種でもあるため、多くの桃狩りスポットで収穫することができますよ。
このように桃は、品種によっても旬の時期が異なるため、桃狩りに出かける際はどの品種が食べたいか、あらかじめ決めておくと良いでしょう◎
こちらの記事では、桃の品種とそれぞれの特徴について解説しています。品種ごとの味わいや旬の時期についてより詳しく知りたい人は、ぜひ合わせてチェックしてください♪
桃狩りの料金の目安
桃狩りの料金は、時間制の食べ放題プランで大人1000円～1500円、子供600円～1000円程度が目安。
しかし前述したように、桃狩りには各スポットによって選べるプランが複数あります。バーベキューなどのアウトドア体験やお土産付きのプランでは、3000円～4000円程度することが多いです。
中には時間無制限や予約条件による割引が受けられるプランもあるので、検討しているスポットの公式サイトを覗いてみてくださいね。
美味しい桃の見分け方と収穫のコツ
せっかく桃狩りに出かけるなら、よく熟して食べ頃を迎えた桃をたくさん収穫したいですよね◎食べ頃で美味しい桃を見分けるにはいくつかポイントがあり、さらに収穫のコツをおさえておくことで桃を安全に効率よく収穫することができます。
ここでは、美味しい桃を見分けるポイントと収穫のコツを紹介するので、桃狩りに出かける際はぜひ活用してくださいね！
美味しい桃を見分けるポイント
桃狩りで美味しい桃を見分けるには、次の3つのポイントに注目してみましょう。
- 木の高いところになっている
- 赤みが強く鮮やかな色をしている
- おしりの部分が少しへこんでいる
桃は太陽の光をたっぷりと浴びることで、甘く熟していきます。そのため、まずは太陽の光が当たりやすい木の高い位置になっている実をチェックしましょう。
次に桃を選ぶ際に注目したいのが、果皮の色づきです。桃は熟すにつれ果皮が鮮やかな紅色へと染まっていきます。中には熟しても色味が濃くならない品種もありますが、大抵の桃は赤みが強いほど食べ頃です。
最後に、桃のおしりの部分をチェックし、少しへこんでいるものを選びましょう。桃はおしり側からヘタ側にかけて順に熟していくため、完熟するとおしりの部分が柔らかくなって少しへこんできます。収穫する際、軽く触れてみて柔らかな弾力を感じられれば食べ頃です。
収穫作業のコツと注意点
桃を収穫する際は、まず片手で枝を掴み、もう片方の手で実を痛めないように優しく握ります。次に枝とヘタの接続部分ごと削いで連れて行くようなイメージで、実を横向きにひねります。こうすることで、力の弱い女性やお子さんでも簡単に桃を収穫することができます◎
あまり力を入れて引っ張ると、枝や実を傷つけてしまう恐れがあるため、1つ1つ丁寧に収穫していきましょう。高い位置の桃に手が届かない場合は、脚立を貸し出してくれるスポットも多いので、無理をせず気軽に尋ねてみてください。
桃狩りの料金の目安
桃狩りの料金は、時間制の食べ放題プランで大人1000～1500円、子供600～1000円程度が目安です。しかし桃狩りはスポットによって、選べるプランが複数あります。例えばバーベキューなどのアウトドア体験や、お土産付きのプランでは大人3000～4000円のところが多いです。
中には時間無制限の食べ放題プランや、予約条件による割引が受けられるプランもあるので、予約する前に各スポットの公式サイトを一度覗いてみてくださいね◎
生産者のこだわり
桃狩りスポットを選ぶ際にまず注目したいのが、生産者のこだわり。
美味しい桃は、土づくりや肥料にこだわって大切に育てられています。このような桃は、桃狩りでも比較的高価で、高いと感じるかもしれません。しかし本当に美味しい桃を味わいたいなら、料金だけではなく生産者のこだわりに注目してスポットを選ぶのがおすすめです。
また一見高いと感じるスポットでは、無料で試食をさせてくれることが多いです。品質に自信があるからこそできるサービスなので、そういったポイントにも注目してみると良いでしょう。
雨よけの屋根はあるか
次に注目したいのが、雨よけの屋根があるかどうか。
桃の栽培方法には、ハウス栽培と露地栽培の2種類がありますが、露地栽培を採用しているスポットでは屋根がないこともあります。その場合、桃狩り当日に雨が降ってしまうと非常に不便です。
天候に左右されず、のびのびと桃狩りを楽しむためにも、雨除けの屋根があるスポットを選ぶのがおすすめです。
駐車場やトイレの位置関係
最後に、スポットのトイレや駐車場との位置関係に注目しましょう。
特に子供連れで行く場合、桃狩りの会場とトイレの位置が遠いと少し不安ですよね。また駐車場が離れた場所にある場合、行きは良くても帰りにしんどい思いをすることになるかも。
桃狩りの最中から帰るまで、快適に楽しめるようトイレや駐車場の位置関係が良好なスポットを選びましょう。
桃狩りを楽しむための準備やコツ
桃狩りに出かける際は、事前に準備を整えておくことも大切◎服装や道具の準備はもちろん、スポットへの予約も抜かりなく済ませておく必要があります。
ここでは、桃狩りに出かける前に知っておきたい準備やコツについて紹介します！
服装や準備するもの
桃狩りに行くときの服装は、動きやすいものを選びましょう。特に女性は、スカートやヒールのある靴だとケガをする恐れがあり、桃狩りを存分に楽しむことができません。
また当日、持っていくと安心な準備津には、以下のようなものがあります。
- 帽子
- 軍手
- タオル
- 虫よけ
- 雨具（雨天、屋根がないスポット）
桃狩りは基本的に屋外なので、帽子やタオル、虫よけがあると便利です◎また軍手の貸し出しはスポットによって異なるので、自分で用意していくのも良いでしょう。
桃狩りは遅くとも3日前までに予約
桃狩りができるスポットは完全予約制のところが多く、電話やネットで受け付けています。予約可能な期間はスポットやプランによって異なりますが、旬の時期を狙って行くなら混雑が予想されるため、早めに予約しておくのが吉でしょう。
目安として、遅くても3日前には予約を完了させておくのがおすすめです。
桃狩りでは6個食べたら元がとれる
せっかく桃狩りに行くなら、元を取りたいと考える人も多いはず。桃1個あたりの値段は安いもので300円程度なので、桃狩りの料金相場を1500円とすると、6個食べれば元が取れる計算になります。
食べ放題の時間は30分から1時間程度なので、桃6個を食べきるのは少し難しそうにも感じますね。しかし桃狩りで食べられる桃は、スーパーで購入できる桃よりも新鮮で美味しいので、例え量で元が取れなくても満足度は高いはずです！
またプランによっては収穫した桃を持ち帰ることもできるので、お腹の容量に自信がない人は、持ち帰りできるスポットを選ぶと良いでしょう。
持ち帰った桃の正しい保存方法
完熟した桃はあまり日持ちしないので、持ち帰った際はできるだけ早めに食べきるようにしましょう！保存する場合は2～3日以内を目安とし、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
こちらの記事では、桃の正しい保存方法について解説しています。桃の美味しさをできるだけ長くキープさせたい人は、ぜひ合わせてチェックしてくださいね◎
桃を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう！
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。（みどりの食糧システム戦略）
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。
農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう！
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
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とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう！
