桃は妊婦や乳児が食べても大丈夫?注意点や簡単アレンジレシピも紹介

桃は妊婦や乳児が食べても大丈夫?注意点や簡単アレンジレシピも紹介

暑さが厳しい夏の時期には、「旬の桃が食べたい!」という人も多いはず。夏の味覚の代表格ともいえる桃は、大人から子どもまで人気です。 そんな桃ですが、妊婦や乳児が食べても問題はないのでしょうか。今回は、妊婦や乳児が桃を食べると体にどんな影響があるのか、食べるときの注意点についても紹介します。 妊娠中や子育て中でも桃が食べたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

桃は妊婦NG?推奨?

結論からいうと、桃は妊婦が食べても問題ありません。妊娠中に桃を食べたからといって、母体や胎児に何ら悪影響はなく、デメリットもありません。
むしろ桃には、妊婦の体に必要な栄養素が豊富に含まれているんです。

妊婦にNG、推奨の理由

実は桃には、体に良い栄養素がたっぷり。特にペクチンや食物繊維には腸内環境を整え、便秘や下痢の解消に効果が期待できます。妊娠中は大腸が圧迫され便秘を起こしやすくなるので、桃を積極的に食べるのはおすすめです。また桃にはビタミンCと鉄分が含まれており、貧血にも効果的ですよ。
妊娠中は特に気になるカロリーですが、桃は100gあたり約40kcalと比較的ヘルシー。食べ過ぎは良くありませんが、朝食やおやつ代わりに食べる程度なら問題ないでしょう。

桃は1日何個まで食べて良いの?

妊娠中に桃を食べる際は、1日1個までを目安に食べるようにしましょう。一見少ないように感じるかもしれませんが、桃は1個当たり200g~250g程のボリュームがあり、十分満足できますよ。
桃は比較的ヘルシーですが、果糖も含まれているので、カロリーオーバーにならないよう食べる量には注意してくださいね。

乳児に桃は食べさせても大丈夫?

子育て中のお母さんの中には、乳児に桃を食べさせても大丈夫なのか気になる人もいますよね。結論として、桃は乳児に食べさせても大丈夫です!
酸味が少なく甘い桃は、子供も食べやすい果物。旬の美味しい桃を親子で楽しめるのは嬉しいですよね。

生後5~6カ月から食べられる

桃の実は柔らかく潰しやすいので、生後5~6カ月頃の離乳食初期から食べられます。ただ桃はアレルギーが出やすい果物なので、最初は少量から様子を見て食べさせるようにしましょう。

離乳初期は加熱/すりおろして食べさせる

離乳食初期の乳児はまだ食べ物に慣れていないので、桃をいきなり固形のまま食べさせるのは避けた方が良いでしょう。果汁を絞ってジュースにしたり、すり潰してから与えると安全ですよ。また調理中にまな板や包丁から菌が付いてしまうこともあるので、最初のうちは加熱してから食べさせてあげると良いでしょう。
離乳食中期頃からは、種や皮をキレイに取り除き、細かく刻んであげれば生で食べさせてもOK。ただし赤ちゃんの体調や便の状態など見て、桃を与えても大丈夫そうかは慎重に判断してくださいね。

1日〇個を目安に食べさせる

2歳頃までの赤ちゃんが食べる桃の量は、1日100g程度が推奨されています。およそ桃1/2個が目安です。
先ほど紹介したように桃はアレルギーが出やすい果物なので、免疫の弱い乳児に食べさせる際は、1回の量や頻度に十分注意しましょう。

妊婦・産後時期でも簡単!アレンジレシピ

ここからは、妊娠中や産後でも手軽に作れる、桃のアレンジレシピを紹介します。生後5~6カ月頃の乳児でも食べられる離乳食レシピも紹介しているので、子育て中のお母さんはぜひ参考にしてくださいね。

桃とモッツァレラチーズのデザート

桃を使った簡単なおやつレシピ。爽やかな桃の甘みと、モッツァレラチーズのコクが相性抜群です!

【材料】

  • 桃 1個
  • モッツァレラチーズ 100g
  • レモン果汁 大さじ1
  • はちみつ 大さじ1
  • グラニュー糖 小さじ1(お好みで)

【作り方】

  1. モッツァレラチーズを薄くスライスします
  2. 桃は皮を剥き、モッツァレラチーズと同じ厚さにスライスします
  3. 2.にレモン果汁をまんべんなくかけ、なじませておきます
  4. 桃とモッツァレラチーズを交互に挟み、はちみつとグラニュー糖をかけて完成

火を使わないので、安全かつ手軽に作れるおやつです。モッツァレラチーズにはタンパク質やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれていて、妊娠中・産後時期の栄養補給としてもおすすめですよ。

電子レンジで簡単桃のコンポート

長時間鍋で煮込むイメージがあるコンポートですが、実は電子レンジで簡単に作れます。保存も効くので、一度作っておくと何かと使えて便利ですよ。

【材料】

  • 桃 1個
  • レモン果汁 50cc
  • 砂糖 大さじ1
  • 水 50cc

【作り方】

  1. 桃は皮を残して種を取り除き、6等分に切り分けます
  2. 大き目の耐熱容器に桃、砂糖、レモン果汁、水を入れます
  3. ふんわりとラップをして600Wで3分加熱します
  4. 一度取り出して桃を裏返し、再度ラップをして1分加熱します
  5. 浮いてきた皮は実からはがし、容器に入れたまま粗熱を取ります
  6. 粗熱が取れたら冷蔵庫でよく冷やして完成

皮から色素が抜けだし、キレイなピンク色のコンポートが出来上がります。そのまま食べても良し、ヨーグルトやトーストにかけても良し。冷蔵保存で4~5日程度、冷凍保存で30日程度は日持ちしますよ。

離乳食初期からOK!桃のペースト

離乳食初期から食べられる、桃のペースト。製氷皿に入れて冷凍保存しておくと便利です!

【材料】

  • 桃 1/2個
  • 水 桃が被るくらい

【作り方】

  1. 桃は皮を剥いて種を取り、半分に切ります
  2. 桃1/2個をさらに細かく切ります
  3. 鍋に桃と桃が被るくらいの水を入れ、蓋をして中火で煮ます
  4. 沸騰したら蓋を取り、さらに2分煮ます
  5. 水かさが少し減ったくらいでボウルに移し、スプーンなどですり潰します
  6. とろみが強い場合は煮汁を大さじ1ほど加えて調節します
  7. 製氷皿に移し、冷凍庫で保存します

食べさせる際は、1つずつ取り出して電子レンジで温めます。冷凍保存ですが、衛生面を考え1週間程度で使い切るのが良いでしょう。

離乳食後期に!桃のミルク寒天

離乳食後期に入った赤ちゃんには、栄養たっぷりで美味しい桃のミルク寒天がおすすめ。作り方も簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

【材料】

  • ・桃 1.5~2個
  • ・粉ミルク 60ml分
  • ・水 100ml
  • ・粉寒天 小さじ1/2~1

【作り方】

  1. 桃は皮を剥き、みじん切りにします
  2. 鍋に桃と水を入れ、5分ほど煮ます
  3. さらに粉ミルクを入れてよく溶かします
  4. 一度火を止め、粉寒天を入れて素早く混ぜます
  5. 再沸騰させたら容器に入れ冷蔵庫で冷やして完成

粉寒天はダマになりやすいので、素早く混ぜるのがポイントです。粉ミルクを使うことで味が柔らかくなり、栄養もしっかり摂れますよ。

まとめ

今回は、妊婦や乳児でも桃は食べられるのかについて解説しました。
桃は食物繊維やビタミンCが豊富で、妊娠中に大切な栄養を補うためにも、積極的に取り入れたい果物。乳児の離乳食としてもおすすめなので、記事で紹介したレシピを参考に、ぜひお子さんと一緒に食べてみてくださいね。

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