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大根の旬は?一番美味しいのはいつ?人気の品種ごとにご紹介!

大根の旬は?一番美味しいのはいつ?人気の品種ごとにご紹介!

日本の食卓に欠かせない存在として、古くから親しまれてきた野菜大根。様々な料理に活用でき、1年を通して手軽に購入できるところも人気の理由の一つですよね◎しかしそんな大根にも、実は最も美味しい旬の時期があるのをご存じでしょうか。 そこで今回は、大根の旬について紹介します!旬の大根の魅力や、品種ごとの出回り時期、また各産地の大根の人気品種と旬の時期まで詳しく解説するので、食べ頃を迎えた美味しい大根を味わって見たい人はぜひチェックしてくださいね♪

旬の大根の魅力

大根といえば、生で食べると独特の辛味があり、小さな子どもや辛いのが苦手な人にとっては食べにくいと感じることもありますよね。しかし旬の大根はみずみずしく、普段より甘みが増しているため、生で食べても辛味がほとんど気になりません。

そんな旬の大根は、漬物やサラダはもちろん、大根おろしにして焼き魚に添えれば、爽やかな香りと甘みをプラスしてくれます。また定番の煮物にしても、実が柔らかく味が染み込みやすいので、短時間でいつも以上に美味しく仕上げることができますよ◎

大根の旬はいつ?

スーパーに多く出回るのは秋から冬

かけては比較的お手頃価格で購入することができます◎味わいも辛味やえぐみが少なくまろやかで、みずみずしい甘みを楽しめますよ。

大根は季節によって春大根、夏大根、秋大根、冬大根と呼び名が決まっていて、旬の時期である秋冬は実が柔らかく甘い味わい、一方の春夏は辛味が強くしっかりとした硬さがあります。辛さのレベルというと、夏、春、冬、秋の順に強く、最も甘い秋大根はまるで果物の梨のような味わいをしています。

早生品種の特長と時期

本来、秋から冬にかけて旬を迎える大根ですが、その中でも品種によって収穫時期や出回り時期が異なります。生育期間が比較的短く、最も早い時期に収穫されるのが早生品種の大根で、本格的に出回りはじめるのは10月下旬頃からとなります。

一般的にスーパーなどで販売されている大根の多くは「青首大根」という品種で、1年を通して栽培することができ、短期間で収穫できるため早く出荷されます。10月下旬頃から店頭に並んでいる大根のほとんどは秋採れの青首大根で、同じ品種でも春や夏の時期に採れたものとは別物に感じるほど味わいが異なります。

中生品種の特長と時期

秋採れの青首大根より少し遅れて登場するのが、中生品種の大根たちです。11月に入ってから順次出回りはじめ、翌年の1月から2月頃まで販売されていることが多いです。1年を通して栽培できる青首大根に対し、古くから全国で栽培されている地大根の品種は限られた時期にしか栽培できず、出回り時期も短めとなっています。

中生品種の中でも特に代表的なのが、「三浦大根」です。三浦大根は神奈川県の三浦半島で古くから栽培されている地大根で、11月下旬頃から本格的に出回りはじめます。生産状況によっては翌年2月いっぱいまで出回りますが、通常は2月上旬頃までが旬となっています。

晩生品種の特長と時期

晩生品種の大根は、中生品種の大根からさらに遅れて登場し、本格的に旬を迎えるのは12月以降の冬の時期です。この時期の青首大根は甘みと旨みが増し、煮込むと柔らかくとろけるような食感に仕上がっています。

晩生品種の地大根では、「聖護院大根」が有名です。聖護院大根は京都府原産の品種で、主に山城地域で栽培されています。聖護院大根が多く出回るのは12月初旬から1月下旬にかけてのわずか2カ月間で、この時期を逃すと入手困難となることもあります。

人気の品種と旬【産地別】

ここからは、産地別の大根の旬について見ていきましょう!

日本には美味しい大根の産地が数多く存在しますが、今回はその中でも生産量上位の北海道、千葉県、青森県、鹿児島県、神奈川県の5つの地域について紹介します。各産地自慢の人気品種やその特徴も合わせて紹介するので、ぜひ気になる大根を見つけてみてください◎

北海道

北海道は、生産量全国1位を誇る大根の名産地です。本来は秋から冬にかけて旬を迎える大根ですが、北海道は気温が低く年間を通して涼しい気候のため、6月から10月にかけての夏の時期が最盛期となっています。

中でも夏本番に収穫される「夏つかさ」や「夏番長」は実が柔らかく味が染み込みやすいので、地元ではふろふき大根や煮物でよく食べられています。通常、夏採れの青首大根は硬くて辛味が強いのが特徴ですが、北海道産は夏が旬というだけあって、甘く美味しく育っていますよ◎

千葉県

千葉県は、北海道に次いで生産量2位を誇る、日本でも屈指の大根産地です。千葉県の大根の旬は12月から本番を迎え、翌年の3月頃まで続きます。中でも最も潤沢しているのが2月初旬から中旬にかけてとなっており、この時期の千葉県産大根は甘みが強く濃厚です。

そんな千葉県の大根を代表する「姉崎大根」は、市原市の北西部に位置する姉崎地区で栽培されるブランド大根で、芯まで真っ白な美しい実が特徴的です。冬には霜が降りるほど厳しい寒さの中で鍛えられた姉崎大根は糖度が高く、しっかりとした甘みを感じられますよ◎

青森県

青森県は、北海道と同じく寒冷な気候を生かし、夏採れの青首大根を中心に栽培しています。旬の時期も北海道とほぼ同じ6月から10月頃にかけてとなっていますが、天候によっては11月末頃まで出荷が続く年もあります。

そんな青森県で人気の品種は「夏の守(なつのかみ)」です。夏の守は8月下旬以降の晩夏から収穫される青首大根の一種で、曲がりが少なく果皮にハリがあってとてもキレイな見た目をしています。肉質が緻密で口当たり滑らかなので、どんな料理にもよく合いますよ◎

鹿児島県

鹿児島県は、九州地方を代表する大根産地で、旬の時期は12月から2月にかけてと、他の地域に比べると遅めです。鹿児島県の大根といえば、なんといっても「桜島大根」。全国的に知名度が高く、鹿児島県の伝統野菜として古くから人気を集めています。

桜島大根が最も食べ頃となるのは1月中旬から2月上旬にかけてとなっており、この時期の桜島大根は20~30kgほどの大物に育ち、甘み・旨みをしっかりと蓄えています。また桜島大根は栄養価も高く、特に動脈硬化予防に効果的な「トリゴネリン」という成分は青首大根の約60倍も含まれています◎

神奈川県

神奈川県は、千葉県に並び関東を代表する大根産地です。旬の時期は11月中旬から3月下旬頃にかけてとなっており、この時期には県を代表する名産品の一つ「三浦大根」も旬を迎えます。

神奈川県といえば三浦大根というイメージが強いですが、現在は青首大根の方が主流となっており、三浦大根の生産量は減少しつつあります。しかし旬を迎えた三浦大根は甘みが強く非常にジューシーで、肉質は柔らかいのに煮崩れし辛いという優れた特性を持っています。逃さずゲットしたい人は、産地直送の通販サイトを覗いてみてください◎

まとめ

今回は、大根の旬の時期について紹介しました!

スーパーで1年中購入できる大根の旬は、秋から冬にかけて。この時期の大根は甘みが強くジューシーで、生でも美味しく食べることができます◎また一般的に多く出回っている大根は青首大根という品種で、年間を通して栽培されていますが、秋から冬にかけてが最も甘く食べ頃となっています。

日本の大根産地では、各地地域の特性を生かした美味しい大根が季節ごとに栽培されています。大根を購入する際はぜひ、旬や産地、品種にも注目しながら選んでみてくださいね♪

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