旬の枝豆の魅力
枝豆は、多くの栄養素が含まれています。中でもビタミンB1とビタミンB2は、肝臓のアルコール分解を助けてくれます。また、レシチンがコレステロールの上昇を抑えてくれるので、食べすぎ防止にも繋がります。枝豆の旬は、これらの栄養素が一番最適な状態で食べられるので、栄養素をとるためにも旬のタイミングで購入しましょう。
枝豆の旬はいつ?
ここでは、枝豆の旬について解説します。
2024年枝豆の人気ランキング
※2024年4月~8月のデータスーパーに出回るのは6月から7月・10月まで
枝豆がスーパーに出回るのは、6月から7月・10月までとされています。6月〜7月に一番多く出回り、10月にかけてスーパーから徐々に減っていきます。近年では冷凍の枝豆も販売されているので、枝豆が全く食べられなくなるというわけではありませんが、冷凍ではない新鮮な枝豆を食べたい場合は、できるだけスーパーに多く出回る時期を狙って購入しましょう。
早生品種の特長と時期
早生品種の枝豆は、6月〜7月です。「新潟えだまめ」は枝豆の中でも最もスタンダードな品種で、中でも「湯あがり娘」「おつな姫」の品種は、香りがよく、食べると甘味があるのも特徴です。
中生品種の特長と時期
中生品種の枝豆は、サヤのサイズが大きく、豆が2〜3粒ほど入っています。コクがあり、豆のサイズが大きいのが特徴です。旬の時期は8〜9月ごろです。「小平方茶豆」「ぴかり茶豆」「晩酌茶豆」品種などが有名です。
晩生品種の特長と時期
晩生品種の枝豆は、早生品種と中生品種に比べて粒が大きいのが特徴です。食感があり、あべごたえがあります。旬の時期は9〜10月です。「新潟えだまめ(晩生)」「さかな豆」などの品種が有名です。お酒のおつまみにするなら晩生品種の枝豆を選ぶと良いでしょう。
ハウス枝豆の特長と時期
ハウス枝豆は、環境や天気に左右されにくく育つのが魅力です。出荷量が少なくなる5月をなどを狙って栽培されます。甘みがあり、食感が柔らかい「サヤムスメ」の品種がメジャーです。
人気の品種と旬【産地別】
ここでは、人気の品種と旬の枝豆を産地別で解説します。
山梨県
山梨県で収穫される枝豆「あけぼの大豆」は通常の枝豆より大きめで甘みが強いのが特徴です。通常のサイズの大豆は10粒並べると6寸(18cm)になる由来から、十六寸(とうろくすん)とも呼ばれています。また、「あけぼの大豆」は糖度が非常に高いので、他の産地の枝豆と食べ比べても面白いでしょう。「あけぼの大豆」の旬は11月〜12月です。
福島県
福島県で収穫される「かおり枝豆」は、名前の通り香りが良いのが特徴です。茹でている最中にもふわっと枝豆の香りを楽しめます。8月〜9月までが旬なので、「かおり大豆」を食べたい人はこのタイミングを狙って購入しましょう。
長野県
長野県では多くの品種の枝豆が栽培されています。特に「月夜音」「初だるま」は甘い味が楽しめ、「湯あがり娘」は風味やコクのある味が楽しめます。長野県の枝豆だけで複数の味が楽しめるので枝豆の食べ比べにも向いています。旬の時期は7月〜9月です。
山形県
山形県で有名な品種「だだちゃ豆」は、茹でて食べると口の中でほくほくとした食感が楽しめます。他の枝豆に比べて旨み成分のアミノ酸が含まれているため、噛めば噛むほど枝豆の美味しい味を堪能できます。旬の時期は7月〜9月です。
岡山県
岡山県で有名な品種「作州黒(さくしゅうぐろ)」豆本来の甘さが楽しめるので、煮物の調理にも最適の枝豆です。この品種の枝豆は、他の枝豆と比べて少し黒っぽい色なのが特徴があります。「作州黒(さくしゅうぐろ)」は、他の枝豆の旬の時期より少し遅い、11月が旬の時期になります。冬でも旬の美味しい枝豆を食べたいなら、「作州黒(さくしゅうぐろ)」を選ぶと良いでしょう。
まとめ|結局、いつ食べるのが一番美味しい?
枝豆は、7月〜8月の期間が旬の時期になるので、このタイミングで購入すれば一番美味しく食べられるでしょう。ただし、枝豆は品種によって美味しく食べられる時期が大きく変わります。そのため、「枝豆の品種で選びたいのか」「時期に合わせて食べたい枝豆を決めるのか」考えてから購入すると、ベストな時期に枝豆を食べられます。
今回は、枝豆の旬の時期と人気の品種について紹介しました。記事を参考に枝豆を旬の美味しい時期に食べてみてください。