バナナには旬がある!旬のバナナの特徴とメリット
マレー半島が原産のバナナは、熱帯地方を中心に世界中の広い範囲で栽培されています。スーパーにバナナが1年中並ぶ理由は、年中温暖な気候のフィリピンやエクアドル、メキシコなどで栽培されたバナナを輸入しているからです。
旬のバナナとは何か?
スーパーで販売されているバナナは輸入品のため旬はありませんが、日本産のバナナは沖縄県や奄美大島、石垣島などで生産されて、収穫時期は限られています。日本産バナナの旬は、早いもので5月下旬頃から遅くて10月頃までとなります。
旬のバナナの栄養価と効果
バナナは栄養価が豊富で、1年中手に入り安価、手で簡単に皮を剥けば食べられることなどから、私たちの生活にとても馴染みの深い果物の1つです。バナナに含まれている代表的な栄養素は、便秘の改善や血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維や、むくみ高血圧の改善が期待できるカリウム、たんぱく質や糖質、脂質の代謝を助ける働きがあるビタミンなどが含まれています。その他、ミネラルや葉酸など、バランスよく栄養素が含まれています。
旬のバナナの味と食感
バナナの品種によって味や食感に違いがあり、スーパーでもよく見かけるスウィーティオや甘熟王、Doleなどはなめらかでさっぱりとした味わいです。沖縄県産の島バナナは味が濃厚で甘みと酸味のバランスがよく、もっちりとした食感が特徴です。
バナナの旬は品種や産地によって違う!旬の時期をチェックしよう
日本で販売されているバナナは皮を剥けばすぐに食べられますが、中には煮たり焼いたりしないと食べられない品種や、種がたくさん入っている品種など、様々な種類が世界には300種類以上存在していると言われています。
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※2024年8月のデータ日本で主に流通しているバナナの品種と産地
日本に多く流通しているバナナの品種はジャイアントキャベンディッシュと呼ばれる品種です。主な産地はフィリピン、エクアドル、ペルーなど。その他には、標高400~1000mの高地で栽培される高地栽培バナナも流通し、甘熟王やプレシャスなどのブランドバナナも販売されています。
品種や産地別のバナナの旬の時期
沖縄などで栽培されているバナナは島バナナと呼ばれ、スーパーなどでよく目にするバナナと比べると小さいサイズです。甘みと酸味のバランスがよく味が濃厚。旬の時期は9~10月頃です。フィリピン産バナナの食べ頃の時期は4月から7月中旬頃と言われていますが、フィリピンやエクアドルは赤道に近く一年中温暖な地域のためとくに旬はありません。
旬のバナナを見分けるポイント
旬の美味しいバナナは、お尻(軸と反対側の黒い部分)がキュッとしていて、全体に張りがあるものを選んでください。食べ頃の見分け方は、シュガースポットと呼ばれる皮に黒い斑点があらわれた頃が食べ頃です。黒い斑点がだいたい30%程度あらわれた頃が、1番の食べ頃になります。
旬のバナナをもっと楽しむ!おすすめの食べ方や保存方法
バナナは生のままでも甘くて、ねっとりとした食感が美味しく、朝食や間食などに最適な果物です!もちろん、そのまま食べても美味しいのですが、ちょっとアレンジするだけでさらに美味しい味わいに変身しますよ!
旬のバナナを使った簡単レシピ
焼くだけ簡単♪焼きバナナ
<材料 【1人分】>
- バナナ 1本
- 砂糖 大さじ1
- 有塩バター 10g
<作り方>
- バナナは斜め2等分に切る。
- フライパンにバターを入れて弱火で熱する。バターが溶けたらバナナを並べ、全体に焼き色がつくまで転がしながら1〜2分程焼く。
- 2.に砂糖をふり、からめながら焼く。
まとめ
1年中スーパーで販売されているバナナは、赤道に近いフィリピンやエクアドルで栽培された輸入品のため旬はありません。国産のバナナは旬があるので、9~10月の秋頃に産地を訪れたり、インターネット通販で探して食べてみてくださいね!