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柑橘類の旬は?一番美味しいのはいつ?人気の品種ごとにご紹介!

柑橘類の旬は?一番美味しいのはいつ?人気の品種ごとにご紹介!

ミカンというと温州ミカンを指しますが、柑橘類には多くの種類があります。同じ柑橘でも、味や見た目、収穫時期が違うため、今の時期はどんな柑橘が旬を迎えているのか分からないですよね。 今回は柑橘類の旬の時期、今すぐ食べられる柑橘をご紹介します。

旬の柑橘類の魅力

柑橘は大きく分けると、カンキツ属、キンカン属、カラタチ属の3つに分類されます。カンキツ属の中にさらに細かく分類され、ミカン類、オレンジ類、グレープフルーツ類、タンゴール類、タンゼロ類、香酸かんきつ類、ブンタン類、雑甘類に分けられています。

一般的に甘い柑橘類は97品種、香酸柑橘19種があります。

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※JAみっかび公式ショップスタッフおすすめのミカンな加工品

柑橘類の旬はいつ?

スーパーに行けば必ず何かの柑橘を購入できるほど、柑橘はいつでも売られているフルーツです。1年間を通して常に販売されていますが、旬はあるのでしょうか?

1年中スーパーに出回る柑橘

柑橘類が、最も多く出回る時期は2月。ですので柑橘のベストシーズンは冬といえます。取扱量が最も多い都道府県は愛媛県です。

春夏に旬を迎える柑橘の特長

春や夏に旬を迎える柑橘は、湘南ゴールドや日向夏、黄金柑、レモン、甘夏、不知火、河内晩柑、柚子、スダチ、カボスなどです。

春や夏に旬を迎える柑橘は、樹上で越冬するため実を守るように厚い皮に包まれています。この時期の柑橘は、苦みや酸味が強いものが多く、夏を乗り切るために必要な栄養を含んでいます。

秋に旬を迎える柑橘の特徴

秋に旬を迎える柑橘は、温州みかん、土佐文旦、紅まどんな、媛レモン、ライムなどです。この時期は甘さと酸っぱさのバランスがちょうどよい柑橘が多くなります。

冬に旬を迎える柑橘の特徴

冬に旬を迎える柑橘は、温州みかん、イヨカン、土佐文旦、早香、せとか、ポンカン、ネーブル、甘平、清見などです。この時期は甘みが強い柑橘が多くなります。

ハウスものの特長と時期

ハウスで栽培される柑橘類には、温州ミカンをはじめ、不知火やポンカン、文旦などの中晩柑など多くの品種があります。露地栽培でも実はなりますが、ハウス内で栽培されることで安定して収穫できるようになります。糖度が高くなったり、収穫時期を早めたりできます。

柑橘類の生産地で栽培されている人気品種

2017年の柑橘収穫量でいうと、全国1位は愛媛県19.8%、2位和歌山県18.2%、3位熊本県11.6%、4位静岡県8.5%です、5位は佐賀県5.6%でした。

愛媛県

柑橘類の全国総生産量の中で1位に君臨し続けている愛媛県。栽培している柑橘類の品目数は41種類となり、栽培品目の多さでも全国で1位です。そんな柑橘王国の愛媛県で栽培されている代表的な柑橘には、紅まどんなやはれひめ、せとか、甘平、伊予柑などがあります。中でも紅まどんなや甘平は愛媛県生まれのオリジナル品種です。

伊予柑(いよかん)

ジューシーな大粒の果肉が特徴!爽やかな香りと甘さの中に、適度な酸味。

甘平(かんぺい):1月下旬から3月

内果皮が薄くて果肉がぎっしり。甘くてジューシーな味わい

ハウスもの12月中旬から:露地もの2月から3月

幾度も品種改良を重ねて誕生!柑橘のいいとこどりの集大成。

紅まどんな:11月下旬から12月末

果肉が柔らかく、ゼリーのようにとろける果汁がたっぷり!濃厚な甘さが特徴。

はれひめ:12月から1月中旬

ミカンの甘みとオレンジの爽やかな香り。ミカンとオレンジのいいところを掛け合わせた逸品。

和歌山県

温州ミカンで有名な和歌山県ですが、柑橘の総生産量は第2位です。和歌山県では30種類以上の柑橘が栽培され、代表的な品種にはゆら早生、三宝柑、清見、YN26、八朔(はっさく)、じゃばらなどがあります。

中でもゆら早生、八朔、じゃばらが有名です。2025年の春には、はるきという名の品種がデビューする予定のようです。

ゆら早生:9月下旬から11月上旬

由良町の農家が発見した温州ミカン。果実はオレンジ色で甘みとコクがあり、産地化が進んでいます。

三宝柑(さんぽうかん):1月から5月

柚子とだいだいが自然交配したもの。江戸時代に和歌山城内で発見され、当時は一般の栽培や藩外への持ち出しが禁止されていました。珍しさと美味しさから三宝という器に乗せて殿様に献上されていた柑橘です。

清美(きよみ):2月から5月

和歌山県が生産量全国1位の柑橘。果汁が多くジューシーで、ジュースにも最適です。

YN26:9月

和歌山県オリジナル品種の温州ミカン。早生種なので、青い皮が酸っぱそうですが、9月ごろに酸味が抜け、さわやかな甘みが楽しめます。

八朔(はっさく):11月下旬から12月

和歌山県が生産量全国1位の柑橘。芳純で独特の苦みがクセになる!1粒がしっかりしていてプチプチとした食感が面白い柑橘です。

じゃばら:11月下旬から12月

邪を払う幻の果実とも呼ばれています。花粉症を緩和される果物として人気を集めている品種。北山村が原産です。苦みと酸っぱさがあるため加工され、ジュースやあめなどが人気です。

熊本県

柑橘生産量第3位の熊本県では、デコポン、河内晩柑、ポンカン、晩白柚(ばんぺいゆ)、甘夏などが代表的な柑橘です。中でもデコポンは熊本県発祥の柑橘です。2022年に商標登録されたゆうばれは、デコポン以来32年ぶりにJA熊本果実連が商標登録した柑橘もあります。

デコポン:3月から5月

品種は不知火(しらぬい)ですが、その中でも光センサーでチェックされ、糖度とクエン酸の基準をクリアしたものがデコポンと名付けられます。ジューシーで甘く、ボコッと飛び出したヘタ部分が特徴です。

河内晩柑:4月から7月

熊本県で偶然見つかった品種。和製グレープフルーツと呼ばれ、さっぱりとした甘みが、夏の暑さを和らげてくれる。

ポンカン:11月から12月

果肉が柔らかくてジューシー。甘みが強い柑橘です。

晩白柚(ばんぺいゆ):1月から3月

世界で1番大きな柑橘類の晩白柚。日持ちが良くて良い香りがします。玄関などにしばらく飾って、見た目と香りを楽しむそうです。

甘夏:2月から6月下旬

酸っぱさとほろ苦さが、口の中を爽やかに整えてくれる。

静岡県

全国生産量第4位の静岡県。代表的な柑橘類は、夏ミカン、ネーブル、いよかん、八朔です。太田ポンカンは静岡県で偶然発見された品種、スルガエレガントは静岡県の特産品です。

夏ミカン:4月から6月

晩秋には色付きますが、初夏ごろまで木なりで完熟させ酸を抜いてから出荷されます。フルーティーな爽やかな香りと、ほどよい甘み。

ネーブル:12月から1月

甘みが濃く、薄皮が薄く食べやすい。バレンシアオレンジに似ていますが、ネーブルのほうが甘みも香りも強いです。

佐賀県

全国生産量第5位の佐賀県では、デコポン、麗紅(れいこう)、伊予柑、金柑、天草などの品種が代表的です。令和3年にはにじゅうまる、と呼ばれる新ブランドがデビューしました。

麗紅(れいこう):1月下旬から3月

薄皮が薄く、果肉は赤みがかった橙色。果汁たっぷりで、爽やかな甘みが特徴。

金柑(きんかん):1月中旬から3月上旬

まるかじりで食べるのが美味しい食べ方です。糖度16度ととても甘く、小さな見た目がかわいらしい。

天草(あまくさ):11月下旬から2月

果汁が多く、完熟した温州ミカンのような濃厚な甘さが特徴。

まとめ|結局、いつ食べるのが一番美味しい?

結局のところ、柑橘はいつ食べても美味しいです。年間を通して何らかの柑橘が旬を迎えているので、年がら年中楽しめるのが柑橘です。ただ、甘い柑橘が食べたい方は冬に、爽やかな酸味が食べたい方は春夏ごろがおすすめです。

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