【初心者必見】シソ(大葉)の栽培方法や注意すべきポイントを紹介!

【初心者必見】シソ(大葉)の栽培方法や注意すべきポイントを紹介!

シソの栽培をお考え中の方に向けて、本記事では家庭菜園でシソを栽培する前に知っておきたいことや栽培方法および手順、シソを栽培するうえで注意すべきポイントをご紹介します。家庭菜園でのシソ栽培を考えている方はぜひご一読ください。

「自宅でシソ(大葉)を栽培する方法を知りたい」
「シソを栽培する際に注意すべきポイントを知りたい」

このように考えている方に向けて、本記事では下記の内容について解説します。

  • シソの栽培前に知っておきたいこと
  • シソの栽培方法
  • 栽培時に注意すべきポイント
  • よくある疑問

本記事を読むことで、シソの栽培方法や注意すべきポイントなどが分かります。家庭菜園でシソを栽培しようと考えている方はぜひご一読ください。

シソ(大葉)を栽培する前に知っておきたい4つのこと

シソを栽培する前に知っておきたいポイントは下記の4つです。

  1. 栽培期間
  2. 植え付けに適した時期
  3. 栽培に適した環境
  4. 栽培に必要なモノ

上記の知識を事前に知っておくことで、シソ栽培に失敗するリスクを減らせます。まずはシソの栽培期間から解説します。

シソ(大葉)の栽培期間

シソの栽培期間は約2ヶ月です。
発芽する適温は20〜25℃と言われています。シソの種まきは、暖かい気温になる4〜5月ごろがおすすめです。発芽適温の環境なら、種をまいてから7〜10日前後で芽が出てきます。

シソ(大葉)の植え付けに適した時期

シソの種まき・植え付けに適した時期は、4月下旬から6月中旬頃です。
畑やプランターに直接植え付ける場合は、種の上に薄く土をかけましょう。シソの発芽には太陽の光が必要なので、土の中にしっかり埋めてしまうと発芽しない恐れがあります。
苗が育ってきたら、間を開けてプランターに植え付けます。株と株の間は20~30cmほど間隔をとりましょう。間隔が狭すぎると徒長し、ひょろひょろとした弱々しい茎になってしまうからです。

種や苗を植え終えたら、たっぷりと水を与えましょう。プランターで育てる場合、底から水が溢れるぐらい水を与えます。植え付けを行う前日に、種を半日ほど水に浸しておくのもおすすめです。

シソ(大葉)栽培に適した環境

日当たりがよく風通しの良い場所が、シソ栽培には適しています。
ただし、強い直射日光が長時間当たる環境や室外機の風が当たり続ける場所での栽培はおすすめできません。風が長時間当たるとシソが乾燥しやすくなるためです。
また日光が当たりすぎると、シソの食感が損なわれてしまいます。夏場にシソを育てる場合は、直射日光が強い時間帯は日陰に移動させるなどの対策が必要です。
適度に風があたり、かつ日当たりの良い場所でシソを栽培しましょう。

シソ(大葉)栽培に必要なモノ

  • シソの栽培に必要なモノは下記のとおりです。
  • シソの種もしくは苗
  • プランターもしくは鉢
  • 培養土
  • 肥料

どれもホームセンターで手軽に購入できます。培養土や肥料を適切に使うことで、シソが元気に育ちます。シソの栽培をはじめる前に、しっかり準備を整えておきましょう。

シソ(大葉)の栽培方法を手順に沿って解説

シソの栽培方法を解説します。シソ栽培の手順は下記のとおりです。

  1. 種まき
  2. 土作り
  3. 植えつけ
  4. 追肥
  5. 摘心
  6. 収穫

具体的に何をするのか、ひとつずつ解説します。

種まき

シソの種を一晩ずっと水に漬けておきましょう。なぜならシソの種は水を吸収しにくいからです。発芽を促すため、土へ埋める前にしっかり種へ水分を与えることをおすすめします。
シソは種から発芽するために光を必要とします。育苗ポットへ種まきをした後は、種の上に薄く培養土をかぶせましょう。
育苗ポットへ2〜3粒の種をまいたら、たっぷりと水やりをします。育苗ポットの底から溢れるくらい、やさしくたっぷりと水を与えましょう。
本葉が数枚でてきたら、元気な苗を残して間引きを行います。残した苗に本葉が5枚以上でてきたら、植え付けを実施しましょう。

土作り

プランターでシソを栽培する場合は、ホームセンターなどで市販されている培養土を購入するのが手軽でおすすめです。自分で土作りを実施する場合は、赤玉土と腐葉土を6対4の割合で混ぜましょう。
シソの成長には、栄養をたっぷり含んだ良い土が必要になります。培養土など良い土を使って育てることで、病気にかかりにくく美味しいシソに育ちます。

植え付け

育苗ポットで苗が十分に育ったら、苗を植え付けて育てます。プランターで育てる場合、底面に鉢底石を敷いて培養土をいれます。その後、20~30cmほど間隔を空けてシソを植え付けましょう。
育苗ポットから苗を取り出す場合、事前にしっかり水を与えておくことをおすすめします。ポットから土ごと簡単に抜けるためです。苗に付いてきた土は取らず、そのままプランターに植えましょう。

追肥

畑やプランタナーにシソを植え付けた後は、適切なタイミングで追肥しましょう。
追肥とは、シソの育ち具合に応じて必要な養分を与えることです。適切に追肥を行うことで、より元気なシソを育てることができます。
一方で追肥をやりすぎると虫が付きやすくなる、といった弊害もあります。1ヶ月に1〜2回、シソの生育状態に応じて追肥を行うか考えましょう。シソが十分に成長している場合、無理に追肥を行う必要はありません。

摘心

摘心(てきしん)とは、株の先端をカットすることです。茎をカットすることで、わき芽の成長を促せます。
摘心するかしないかで、シソの収穫量が変わってきます。シソが15〜30cmほどの高さまで成長した場合は、茎の3〜5節目をカットしましょう。

収穫

シソを収穫するタイミングの目安は2つあります。

  • 本葉が10枚以上でている
  • 草丈が30cm以上ある

収穫するときは葉を触らず、茎をとってカットします。下の方から順に収穫していくことで、わき芽が伸びて、長い期間シソを収穫できます。

シソ(大葉)栽培で注意すべき3つのポイント

シソを栽培する時に注意すべきポイントは3つあります。

  • 害虫対策を行う
  • 日当たりに注意する
  • 1日0~2回は水やりをする

上記のポイントに注意することで、元気なシソを育てられます。シソの栽培をはじめるまえにぜひご一読ください。

害虫対策を行う

シソを栽培する時は害虫対策を実施しましょう。具体的な対策は下記のとおりです。

  • 害虫を発見したら駆除する
  • 適度に葉へ水を与える
  • 防虫ネットを活用する

アブラムシやハダニ、ヨトウムシといった害虫がシソの成長に悪影響を与える可能性があります。水で洗い流したり薬剤を使用したりして、害虫を駆除しましょう。
害虫がシソにつかないよう、防虫ネットをかけるのもおすすめです。ただし防虫ネットを使う際は、既にシソへ害虫が付いていないか確認してから使用しましょう。

日当たりに注意する

シソを栽培する時は、日当たりが良すぎないか注意しましょう。
強い光が長時間当たるとシソの葉が固くなり、食感が損なわれてしまう恐れがあります。一方で完全な日陰もシソの生育には適しません。日当たりが悪いと、シソの香りや葉の色が悪くなります。
食用でシソを育てるなら、半日陰(日中の半分は光が当たる)の環境で栽培しましょう。

1日1~2回は水やりをする

シソを栽培する時は水やりの回数に注意しましょう。
例えば夏場では、1日2回はシソへ水やりを行いましょう。春や秋の時期は、1日1回の水やりで十分です。
冬の場合はシソが育たないため、水やりする必要はありません。また土が常に湿っている状態になると根腐れをおこすリスクもあるため、水のやり過ぎには注意しましょう。
1日に1~2回だけ、たっぷりと水を与えるのがポイントです。

シソ(大葉)栽培でよくある5つの疑問

シソを栽培する時によくある疑問をご紹介します。

  • シソを植えてはいけないって本当?
  • 紫蘇(シソ)と大葉の違いは?
  • シソは初心者でも育てやすい?
  • シソは冬でも育つ?
  • 栽培したシソを種から増やせる?

各疑問について解説していきます。

シソ(大葉)を植えてはいけないって本当?

ネット上では「シソを地面に植えてはいけない」といった事が言われています。実際のところ、適切に管理できない場合はシソを地面に植えて育てるのはおすすめできません。

シソを植えてはいけない理由としては下記の2点が挙げられています。

  • 大量に繁殖してしまうから
  • 害虫が発生するから

シソが育って開花すると種がつき、種が地面に落ちて翌年に成長する。このループを繰り返すと、あたり一面がシソに占拠されてしまいかねません。

シソは香りの強い植物なので、ヨトウムシなど一部の害虫が群がってきてしまい、他の植物に悪影響を与えるリスクが考えられます。
このような理由から、「シソを地面に植えてはいけない」と言われています。開花しないようこまめにカットするなど、適切に管理して栽培できる自信がなければ、プランナーで育てた方が良いでしょう。

シソと大葉の違いは?

大葉は青シソの一部です。
シソには赤シソと青シソがあり、大葉は「青シソの葉」のことを指します。食用の香味として使用される場合には「大葉」と呼ばれますが、植物そのものを「大葉」とは呼びません。

シソ(大葉)は初心者でも育てやすい?

シソは初心者でも比較的育てやすい植物です。種を植えつけてから収穫するまで約2ヶ月と短期間で栽培できるため、収穫する楽しさを実感しやすいでしょう。
シソはプランターでも栽培できるため、自宅に土地や畑がなくても栽培可能です。また通販サイトでは、シソ栽培に必要な道具が一式揃っている「シソの栽培キット」も販売されています。
シソを栽培するのに高価な道具は必要ありません。収穫までの時間も短いため、家庭菜園が初めてという人でもおすすめできる植物です。

シソ(大葉)は冬でも育つ?

冬にシソは育ちません。冬を越すこともできず、秋頃になると枯れてしまいます。
なお、シソが枯れた後は種が残ります。残ったシソの種を保管して来年になったら植えて育てる、という方法で栽培し続けることは可能です。

栽培したシソ(大葉)を種から増やせる?

育てたシソをさらに増やす方法は、主に2つあります。

  • 種を採取して育てる
  • 挿し芽(挿し木)をして育てる

シソは花が咲いた後に実がつく植物です。今年収穫した実を保存して来年植えることで、シソが再び育ちます。

シソは繁殖力が強いため、こぼれ種から再び育つ可能性もあります。ただし管理がずさんだとあたりの土地一面にシソが咲き乱れる可能性があるため、畑などに直接植える際は注意が必要です。

また摘心後の芽や茎を挿し芽(挿し木)することで、再びシソが育つ可能性があります。

初心者でもシソ(大葉)は栽培できる

本記事ではシソの栽培方法について解説しました。シソは家庭菜園でも育てやすい植物ですが、育てる時期や生育環境によってはうまく育たない可能性があります。
シソは日当たりが良い環境を好みますが、強い直射日光には弱いため、夏場の栽培には注意が必要です。水やりは1日1~2回がおすすめです。一回でたっぷり水を与えましょう。
これから自宅でシソを栽培するなら、まずはホームセンターで必要なモノを揃えましょう。苗(もしくは種)とプランター、培養土を購入すれば、シソ栽培を自宅で楽しめます。

本記事で紹介した手順を参考に、さっそくシソ栽培にチャレンジしてみませんか。

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