栽培時期
オクラは25℃で発芽します。その後の生育では、20℃〜30℃が適温でしょう。種まきは5月中旬から6月中旬ぐらいに行いましょう。収穫は種まきの約1ヶ月後から秋まで長くできます。
連作障害を防ぐために、最低1年は間隔を開けて栽培しましょう。
土作り
播種の約2週間前に石灰50g/㎡をまいて耕し、約1週間前に肥料100g/㎡をまいて再度耕します。 畝は幅90㎝、高さ15㎝を目安につくり、マルチを張りましょう。
マルチの張り方については下の記事をご覧ください。
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種まき・植え付け
オクラは育苗して植え付けることもできますが、直根性であるため直まきした方が育てやすいです。
種は半日ほど水につけておくと発芽率が上がります。ただし、つけすぎると種が腐るため注意してください。
直径5㎝、深さ1㎝の穴に種を3〜5粒まいて覆土し、株間は40㎝あけます。発芽までは毎日、水をたっぷりやりましょう。
発芽後、本葉が2枚出たら、生育の良い株を1箇所につき1株残して間引きます。
草丈が低いうちは特に低温に弱いため、寒冷紗が有効です。寒冷紗の使い方については下の記事をご覧ください。
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追肥・土寄せ
発芽から2週間毎に追肥します。株間に化成肥料を10g/㎡まき、土寄せも同時に行います。 肥料が不足している場合、葉が細くなります。このときは追肥の量を適宜増やしましょう。
花が咲き始めたら、150㎝くらいの支柱を立てます。支柱がなくてもオクラは育ちますが、台風などの強風対策になります。
収穫
開花から5日前後、実が5〜10㎝になった頃が収穫適期です。さやの根元をハサミでカットして収穫できます。 収穫適期は短く、放置するとすぐに皮が固くなってしまうため、柔らかいうちに収穫しましょう。
収穫と同時に摘葉も行います。一番下の実よりも下側の葉を取りましょう。葉が密集している場合は、風通しがよくなるように葉を減らしてください。
おわりに
今回はオクラの栽培方法についてご紹介しました。下の記事ではオクラに発生する病気を紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
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