栽培時期
地域による違いはありますが、9月頃に植え付けて翌年の春に追肥や花芽摘みを行い、初夏に収穫するのが一般的です。
栽培に必要な期間が長いので、他の作物の邪魔にならない所を選んで植えるとよいでしょう。 ニンニクは冬に休眠するため、休眠から覚める3月頃に追肥をして成長を促しましょう。
畝立て
1㎡あたり80〜100gの化成肥料をまいた上で、高さ5cmの畝を立てます。雑草が生えにくくなるように黒マルチを張っておきましょう。
植え付け
株間を15cmほど取って、種球の尖っている方(芽のある方向)を上に向けて一つずつ植え付けていきます。種球は種苗店やホームセンターで購入することができます。
植える際に薄皮を剥いておくと、水分を吸収しやすくなって早く発芽します。剥かなくても支障はありません。種球を植え付けたら、土をかぶせて上から軽く押さえ、土と密着するようにしてください。最後にじょうろでたっぷりと水をやりましょう。
追肥
植え付けてから収穫までに、計2回追肥を行います。一度目は休眠前の12月頃、2度目は休眠後の3月~4月頃です。一株につき化成肥料を5gずつ、株元にまいてください。肥料を土と混ぜてたら株元に土を寄せ、手で軽く押さえましょう。
「ニンニクの芽」を採る
初夏になると、花茎が伸びてきます。この花茎は通称「ニンニクの芽」としてお店でも売られているものです。
花茎を残しておくと、花が咲いて球根に栄養が回らなくなってしまうため、見つけたら早めに摘み取るようにしましょう。花芽とその下の茎は手で簡単に折り取ることができます。摘み取った「ニンニクの芽」は、炒めものなどで美味しく食べることができます。
収穫
葉が半分以上枯れてきたら収穫の適期です。晴れが続いて土が十分に乾いている日に収穫します。
地際の茎を持って引っ張って収穫します。このとき、簡単に引き抜けない場合には、根が張っている証拠なので収穫を遅らせてください。
収穫後2〜3日は畑においておき、その後はや軒下に吊るして十分に乾かしましょう。ニンニクは湿度が高い場所で保存するとカビが生えてきやすいので、風通しの良い涼しい場所で保存しましょう。
おわりに
ニンニクは、栽培に必要な期間は長いものの、比較的育てやすく様々な料理で活用できるため、家庭菜園でもおすすめです。病害虫対策なども行いつつ、美味しいニンニク栽培に挑戦してみてください。AGRIsのお役立ち情報では、家庭菜園におすすめの野菜を紹介した家庭菜園におすすめの8つの野菜!初心者でもお家で簡単に栽培できる野菜 のほか、きゅうりの栽培レシピ~プロ農家に学ぶ美味しいきゅうりの育て方 ~などの栽培レシピ記事を紹介しています。そちらも是非参考にしてみてください。