栽培時期
暖かい地域では4月下旬以降、涼しい地域では5月中旬以降に種をまき、収穫は早ければ9月下旬以降、一般的には10月下旬以降に行います。
マメ科の作物はセンチュウなどの土壌害虫による連作障害が出やすいため、最低1年は間隔をあけて栽培するようにしましょう。
土作り
播種・植え付けの2週間前に石灰を100〜200g/㎡ まいて耕し、1週間前には肥料を100g/㎡ まいて再び耕します。畝は幅70㎝、高さ10㎝を目安につくり、マルチを張りましょう。
マルチの張り方はJA営農指導員が教えるマルチの張り方!一人でもピンと張れる方法とは?をご覧ください。
種まき・植え付け
種は半日ほど水につけておくと発芽率が上がります。ただし、つけすぎると種が腐るため注意してください。
直まきとポットまきのいずれの場合も直径5㎝ 、深さ2㎝ の穴に3粒程度種をまいて覆土します。発芽後、本葉が4枚ほど出たら、1箇所につき1株を残して間引きしたのち定植します。草丈が低い間は種を鳥に食べられることがあるため寒冷紗を利用しましょう。
寒冷紗の使い方は初心者でもわかりやすい寒冷紗の使い方!野菜栽培で大活躍、寒冷紗の使い方まとめをご覧ください。
直まき・植え付けの際、株間は品種のサイズに合わせて40〜70㎝ あけます。
根がしっかりと張るまでは毎日水やりしましょう。
追肥・土寄せ
落花生を含むマメ科植物では、根に共生している根粒菌が空気中や土壌中の窒素を取り入れて植物へ供給するため、多量の肥料を必要としません。花が咲き始めたらカリウムを中心とした肥料を30g/㎡ まき、同時に土の表面をほぐしましょう。
地下のにさや日が当たらないように、追肥以降は2〜3週間に一度は土寄せをします。
水をあげすぎると病気の原因になるため、土が乾いたときにあげる程度にしましょう。
収穫
葉が黄色くなったら試し掘りをしてさやさやの様子を確認しましょう。網目がはっきりと見えたら収穫します。さやが土の中に残らないように、スコップを使って大きく掘り起こしましょう。
掘り起こした落花生は実も葉もつけたままひっくり返して置いておくことで、乾燥させることができます。
おわりに
今回は落花生の栽培方法についてご紹介しました。
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