メロン栽培の魅力について知ろう!
自宅でメロンを栽培する魅力にはどんなものがあるのでしょうか。ご紹介します。
美味しいメロンを気軽に食べられる
1つ目は、美味しいメロンを気軽に食べられることです。
お店で買えば高価なメロンも、自宅で栽培すれば気軽に食べられます。手間はかかりますが、手間をかけた分更に美味しく食べられるのではないでしょうか。
家庭菜園でメロンを育てる1番の魅力は、やはり自宅でメロンを気軽に食べられることでしょう。
子どもの食育にもつながる
2つ目は、子どもの食育にもつながることです。
お店で購入すればすぐに食べられるメロンを、1から自分の手で栽培するとなると、とても時間がかかります。メロンの栽培を通して、食のありがたみや大切さを学ぶことができるので、食育にもつながるでしょう。
メロンの育て方・栽培方法の紹介!
とはいえ、メロンを自宅で育てるのはなんだか難しそうですよね。ここからは、メロンの育て方・栽培方法をご紹介します。
2024年メロンランキング
※2024年6~8月のデータ種まき・苗づくりの方法と時期(3月から4月)
初心者の場合、メロンは苗から栽培するのが一般的ですが、種から育てることも可能です。
種から栽培する場合は、3月から4月頃までに種まきをします。種まきの手順は以下のとおりです。
- 種を一晩水につける
- 育苗ポットに土を入れ、指で穴を2,3箇所あける
- 種をまき、土をかぶせて水やりをする
種が発芽し、本葉が4,5枚に成長したらプランターに植え替えをします。その後植え付けをするときは、生育の良い苗を選ぶようにしましょう。
植え付けの方法と時期(4月から5月)
苗が育ったら、いよいよ植え付けです!ここでは、地植え、鉢植え、プランターの3つの方法にわけてご紹介します。
地植え
地植えの場合、事前にしっかりと土をつくっておく必要があります。土を耕し、肥料を入れて、苗が定着しやすい状態にしておきましょう。
苗を植え付ける際は、まず土を20cmほど盛り上げて畝(うね)をつくります。畝の中央部に苗を植えましょう。同じ畑に植える場合は、100cmほど間隔を空けて植えます。
プランター
プランターの場合、メロンがしっかりと根を張れるように深めで大きめのプランターを用意しましょう。深さ30cm、幅は50cm〜60cmほどのものを選ぶのがおすすめです。
プランターに土を入れ、苗が入るほどの穴をあけます。苗を植えたら上から土をかぶせ、水をたっぷりとあげます。1つのプランターにつき、1株から2株程度の植え付けにしましょう。
気温が低いと成長が遅くなります。ビニールトンネルで保温しておくのがおすすめです。
定植後の栽培管理と頻度
無事に植え付けが終わっても、まだまだやることはたくさんあります!植え付け後の栽培手順などをご紹介します。
水やり
植え付け後の水やりは、苗がしっかりと根付くまでは毎日たっぷりと水をあげましょう。期間は約1週間ほど。根付いたら乾燥しない程度の水やりをします。
実ができて10日間は再度水をたっぷりあげますが、収穫の10日ほど前になったら水やりを控え、乾燥気味に育てるようにしましょう。
摘芯(5月から7月)
摘芯とは、苗の成長を促すために茎の先端にある芽を摘み取る作業のことです。メロンの摘芯は、5月から7月にかけて行います。
最初の摘芯では、親づるを摘芯します。本葉が4,5枚ほどになったら親づるを摘み取り、子つるを2本伸ばします。次の摘芯では、子つるの葉が15、16枚程になったら摘み取り、孫つるは葉を2枚残して摘み取ります。
追肥(5月から7月)
5月から7月にかけては、2週間に1回のペースで肥料を足す、追肥を行いましょう。
病害虫対策
メロンは病気にかかりやすいので対策が必要です。
高温多湿が続くと、うどんこ病、つる枯れ病、べと病などにかかる可能性があります。高温多湿を避け、抵抗性の台木を使用すると、病気のリスクを下げられるでしょう。
害虫はワタアブラムシ、ハダニなどに注意が必要です。シルバーマルチの使用や、周りの雑草を抜き、害虫が住み着く場所をなくすのも効果的です。
収穫(7月から8月)
収穫時期は品種にもよりますが、開花後50日から60日ほどだといわれています。
実がついた枝の葉が枯れていること、花痕部にヒビが入っていることなどが収穫の目安です。
メロン栽培でよく発生する問題と原因
家庭菜園にはトラブルはつきものです。ここからは、メロン栽培でよく発生する問題や、その原因を解説します。
収穫前に実が枯れてしまった
トラブルの1つ目は、収穫前に実が枯れてしまうことです。
これは果実の成熟にエネルギーが使われ、根がやせ細ることが原因で起こります。根がやせ細ってしまったことで、結果的に株全体がしおれ、果実まで枯れてしまうそうです。
初めの段階で、根をしっかり成長させることで果実が枯れるリスクを減らせます。水のやりすぎに気をつける、肥料をきちんと加えるなど、栽培管理を徹底しましょう。
実が割れてしまった
トラブルの2つ目は、実が割れてしまうことです。
肥料が多すぎたり、急に雨が降って土壌の水分量が増えたりすると果実の成長が急速に進み、実が割れてしまうことがあります。
土壌の極度な乾燥を避け、肥料の量にも気をつけましょう。
映えて美味しいメロンを育てるコツは?
せっかく栽培するなら、見た目にも美しいメロンを作りたい!そんなときに気をつけるポイントを2つ、ご紹介します。
湿度に気をつける
1つ目は、湿度に気をつけることです。
メロンは湿度にとても弱い果物です。水はけの悪い土壌で栽培したり、風通しが悪い場所で栽培したりすると、急性いちょう症やうどんこ病の原因にもなります。
病気になると、せっかくのメロンが枯れてしまいます。栽培するときは湿度が高くならないように気をつけましょう。
害虫に気をつける
2つ目は、害虫に気をつけることです。
害虫の被害に遭ってしまうと、せっかくのメロンが台無しになってしまいます。先ほどもお伝えしたとおり、シルバーマルチの使用や、周りの雑草を抜き、害虫が住み着く場所をなくすと、害虫のリスクをおさえられるでしょう。
まとめ
メロンのご家庭での栽培方法や、全体の流れ、気をつけるべきことをご紹介しました。
メロンの栽培工程はとても多く、そのひとつひとつが全て大切なものです。最初から気を抜かずに取り組むことで、甘く美味しいメロンに育つでしょう。
時間はかかりますが、家族みんなで挑戦してみてはいかがでしょうか。