柿栽培の魅力について知ろう!
まず、自宅で干し柿を作る魅力について解説します。
美味しい干し柿を気軽に食べられる
干し柿はスーパーやオンラインストアで買うと、ものによっては高額になってしまうこともあります。しかし、自宅で干し柿を作れば、自分の食べたい量に合わせて大量生産できますし、業者に依頼しない分コスパがよく作れます。自宅で柿を作っている人は、費用がほとんどかからず作れますが、柿だけ買ってきて干し柿を自分で作る場合でも、お店で干し柿を買うより安く済みます。
干し柿を作る過程を楽しめる
干し柿を作る過程が楽しめるのも魅力の一つです。1日〜2日ですぐ干し柿ができるわけではないので、柿のサイズが小さい場合は2週間、大きい場合は3週間ほどかかってしまいますが、干し柿ができる過程をじっくり楽しみたい方には特におすすめです。また、さらにじっくり待てる人は1ヶ月干したり、自分で干す期間を調整できるのも自宅で干し柿を作る魅力の一つです。
自分の好みに合わせて調節できる
干し柿の固さや柔らかさ、味など自分の好みに合わせて作れるのも魅力です。基本的に市販で売られている干し柿は、固さや甘さが決まっており、同じ製法で作られますが、自分で作れば好みに合わせて細かく調節できます。柔らかい干し柿が食べたいなら干す期間を短く、固いものが食べたいなら乾燥して風通しの良い場所に置いて作ると良いでしょう。
干し柿の作り方を紹介!
ここでは、自宅でできる干し柿の作り方について解説します。
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※2024年8月のデータ▼材料
- 柿
- ひも
- クリップがついてる洗濯ハンガー
▼作り方
- 柿を洗って皮をむく
- 沸騰したお湯に柿を入れて10秒ほど浸ける(雑菌する)
紐を長めに切って柿のへたにくくりつける - クリップ付きのハンガーに紐を先端を挟んで柿をぶら下げる
ポイント
- サイズが大きい場合は、2週間ほど干す
- サイズが小さい場合は、1週間ほど干す
- 天気が良い日は、ベランダや庭に出して太陽の光を浴びせる
干し柿作りでよく発生する問題と原因
ここでは、自宅で干し柿を作る時によく発生する問題と原因について解説します。
乾燥しない
干し柿を作り始めた時に直面するのが、うまく乾燥しないという問題です。干し柿が乾燥しない場合は、湿度が高い場所や風があまり通らない場所で干している可能性があります。室内で干している人は、できるだけベランダや庭に移すか、扇風機で風を当ててみましょう。また、ベランダや庭で干している人は、風通しが良い場所に移動させると良いでしょう。また、干し柿を作る場合、柿と柿の間が空いておらず、ギチっと並べてしまったり、干していると風通しが悪くなるので、できるだけ柿同士の距離を離してください。
カビが生えた
カビが生えるのは干し柿を作る際によくあるケースです。青や緑っぽいポツポツつした模様が出ている場合は、カビが生えています。この症状がある干し柿は腐っているので、絶対に食べないようにしてください。
青や黒のカビは見た目ですぐに判断できますが、白っぽいカビは、干し柿が乾燥した時に出てくる糖分の柿霜(しそう)なのか、カビが生えているか判断が難しい場合もあるかもしれません。基本的に、柿霜(しそう)の場合は、さらさらとした粉が干し柿についている状態になりますが、カビが生えている場合は、白っぽいふわふわした胞子のようなものが干し柿の周りに付きます。白カビが生えた場合も食べずに処分してください。
カビが生える原因は、湿度が高くて水分が多い時です。カビを生やさないようにするためには、じめっとした場所に干さないようにしましょう。また、柿同士がくっついているのもカビができる原因です。干すときは、できるだけ隣同士を離しておきましょう。
虫がくる
干し柿を外で作っていると甘い香りにつられて虫がよってくることがあります。柿の皮を向いて剥き出しにしているので、カメムシやコバエが集っていた…というケースも。こうならないためにも、虫除けの網をかけておきましょう。また、虫を見た時に殺虫剤をかけたくなるかもしれませんが、干し柿にかかってしまうので、使用しないようにしましょう。身近に網がない場合は、虫が発生しない寒い季節に干し柿を作るか、室内で作るのがおすすめです。
映えて美味しい干し柿を作るコツは?
ここでは、味も美味しく見た目も美しい干し柿を作るために注意しておきたいポイントについて解説します。
均等に太陽の光が当たるようにする
干し柿を作るには、乾燥した風当たりの良い場所、太陽の光が当たる場所が最適です。ただ’、均等に光が当たらないと、片面はうまく乾燥しなかった、という問題が起こることがあります。そのため、並べて干している場合は、定期的にひっくり返したり、吊るしているなら、向きを変えるようにしましょう。
湿度に気を付ける
湿度が高いと干し柿は黒ずんでしまったり、見た目が悪いものができてしまいます。そのため、雨が降ってなくても湿度が高い場所で干してないか注意して、風通しの良い場所に移動させて干すようにしましょう。湿度が高すぎると、最悪の場合、カビてしまって食べられなくなることもあります。見た目も綺麗な干し柿を作るためには、太陽の光を当てると飴色で渋みの少ないものができます。
鳥の対策をする
干し柿が食べ頃の状態になると鳥が狙ってやってきます。くちばしで突かれて食べられてしまうのはもちろん、最悪の場合、干し柿ごと持って行かれるケースもあります。せっかく作った干し柿がボロボロにならないためいも、鳥よけの網をかけて対策しましょう。
まとめ
今回は、自宅で干し柿を作る魅力や作り方について解説しました。美味しい干し柿は、スーパーで買わなくても自分で作れますが、作り方を失敗するとカビが生えたり虫が湧いてしまうことがあります。記事で紹介した注意点やコツを参考に美味しい干し柿を作ってみてください。