あんず栽培の魅力について知ろう!
まず、あんずを自宅で栽培する魅力について解説します。
美味しいあんずを気軽に食べられる
自宅であんずを育てることのメリットは、いつでも好きな量のあんずが食べられるようになることです。基本的にあんずは、スーパーかオンラインショッピングで買う場合、手間も時間もかかってしまいます。しかし、自宅で育てて入れば、新鮮で美味しいあんずをいつでも食べられるようになるのがメリットです。
栽培の過程をじっくり楽しめる
あんずは簡単にすぐ育ちません。そのため、すぐ食べたい人には栽培は向いていませんが、手間暇かけてじっくり栽培の過程を楽しみたい人には、自宅であんずを育てるのがおすすめです。苦労して育てた分、自分で作った美味しいあんずを食べられるのも魅力もあります。また、自分の好みに合わせて酸味や甘さを調節して栽培できるのも楽しみの一つでしょう。
開花時期にはお花見も楽しめる
あんずは花が咲くので、開花する時期にはお花見が楽しめます。植物は、花が咲いたところを見て終わってしまうことが多いですが、あんずならお花見をしたあと、少し待てば収穫も楽しめるのが魅力です。
あんずの育て方・栽培方法の紹介!
ここでは、あんずの育て方を解説します。
種まき・苗づくりの方法と時期
あんずは、暖かい時期に植えるようにしてください。寒いとうまく芽が出てこないので、注意してください。
植え付け・定植の方法と時期
植え付けする場所は、水はけの良い土地を選んでください。また、寒暖差がない時期の2〜3月ごろに植え付けてください。
定植後の栽培管理と頻度
水やり
そこまで水が大量に必要なわけではないので、土が乾いたタイミングで水をあげましょう。
摘芯・摘蕾・摘花・芽かき
枝が長くなってきたら剪定を行ってください。木を大きく育てたくない場合は、生えすぎた部分の枝もカットしてください。
肥料・追肥
様子をみながら有機質肥料か速効性化成肥料を使用してください。
病害虫対策
葉っぱに黒い斑点ができる黒星病や枝が枯れてしまう胴枯病などがあります。この病気にかかってしまったら、該当部分をカットしてください。
他にもアブラムシなどの害虫も必要です。事前に殺虫剤を使って虫がつかないようにするのがおすすめです。
収穫
あんずが収穫できるタイミングは、6〜7月です。実がオレンジ色になった時が収穫するのにベストなタイミングなので、良くチェックしてください。
あんず栽培でよく発生する問題と原因
あんず栽培でよく発生する問題と原因を解説します。
うまく成長しない
植えてからうまく成長しない場合は、日が当たりにくい環境か、病気になったり害虫がついている可能性があります。日が当たりにくい原因は、周囲に建物があるか別の植物が生えて、影ができてしまっている可能性があります。まだ、大きく成長していなければ、別の場所に移動させるか、周りの植物を伐採しましょう。一方、病気になっている場合は該当部分をカットしてください。害虫は、殺虫剤で取り除けば大丈夫です。
実がならない
実がならないのは、窒素系の肥料を与えすぎている可能性があります。窒素系の肥料は、葉っぱが成長するのを促進してしまうので、蕾ができるのに必要な栄養が行き届かなくなり、実ができなくなってしまいます。そのため、できるだけ窒素系の肥料は使いすぎないようにしてください。
受粉しない
受粉しない原因は、近くに虫がいないケースです。この場合は、人間の手で人工授粉を行って受粉させてください。人工授粉させるには、綿棒で花粉をとって、めしべに擦り付けてください。
映えて美味しいあんずを育てるコツは?
ここでは、映えて美味しいあんずを作る方法を解説します。
早めに害虫対策をする
見た目も綺麗なあんずを育てるには、早めに害虫対策をしておくのがポイントです。葉っぱや枝が病気になるとうまく実ができないだけでなく、実に傷がついたり、腐ってしまう可能性があります。薬で直せることもありますが、基本的に病気にかかってしまった場合は、その部分をカットしなければいけません。美味しく、たくさんのあんずを作るには、早めに対策しましょう。
太陽の光をいっぱいに浴びせる
あんずは太陽の光をいっぱいに浴びて育ちます。枝や花が成長するのに必要なだけでなく、実の酸味や甘み、色鮮やかなオレンジ色になるためにも日光が重要です。
ハサミでカットして収穫する
あんずは収穫が必要なタイミングに収穫をしないで放置すると、自然に落下してしまいます。自然落下するとあんずの実が傷ついて、そこから腐ってしまう可能性もあります。そのため、あんずを収穫するタイミングを逃さず、ハサミでカットして丁寧に収穫してください。
まとめ
今回は、あんずの育て方について詳しく解説しました。あんずを育てるには時間がかかりますが、栽培する過程を楽しんだり、収穫したての新鮮な状態で食べられるのが魅力です。記事を参考に美味しいあんずを育ててみてください。