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柑橘類の保存方法は常温?日持ちさせるコツやすぐ食べた方がいい柑橘類のサイン

柑橘類の保存方法は常温?日持ちさせるコツやすぐ食べた方がいい柑橘類のサイン

爽やかな柑橘の香りと、口の中をスッキリと爽快な気持ちにさせてくれる柑橘類。購入後どのようにして保存していますか? 柑橘類を保存する環境や温度に注意すると、美味しく長持ちさせることができますよ。

柑橘類の保存期間の目安は?

柑橘類には、デコポンや甘夏、せとかや八朔など、皮が薄い品種と皮が厚い品種があります。基本的な保存方法は同じですが、皮が薄い品種のほうが傷みやすいため注意してください。

皮が薄い柑橘の品種には、甘平(かんぺい)や紅まどんな、清見などが代表的です。保存期間は大体4日から5日が目安です。目安の日数が過ぎたからと、腐ってしまうわけではなく、時間が経つと酸味が減って味がおちます。

皮が厚い柑橘の品種には、八朔や甘夏、土佐文旦などがあります。品種によって違いますが、大体2週間程度は日持ちがききます。

いずれにしても、柑橘類を正しく保存した場合にのみ当てはまる日持ち期間です。環境により美味しさの劣化が早くなります。

柑橘類の美味しさを日持ちさせるには?

箱買いしてしまった柑橘類が、思ったより大量だったときは食べられるか心配ですよね。できるだけ美味しく、長持ちさせられる方法で保存してください。

常温で保存する

柑橘類の多くは、冬から春の寒い季節に実る果物です。そのため、柑橘類が好む環境は、旬の時期と同じ環境です。例えば夏ミカンや甘夏、八朔は年平均気温が16℃以上で最低気温が−5℃以下にならない環境で育ちます。ですので、冬の室内であれば常温で保存するのが最適な環境といえます。

ただ、暖房器具を使用して暖かくしている室内だと、最適な環境とはいえません。室内が暖かくなるときは、廊下や玄関、直射日光が当たらない場所で保存してください。

乾燥に注意する

柑橘類は乾燥している環境が苦手です。乾燥する冷蔵庫での保存は避けるようにしてください。

涼しい場所が確保できないときは、冷蔵庫の野菜室で保存してください。

箱入りを購入したらまず確認

通販や道の駅などで箱買いしてきた柑橘類を、そのままの状態で放置せずに、一度全部だして傷んだものがないか確認してください。潰れかけているものや傷があるものから先に食べるようにしましょう。触ってみると、皮がしっかりとしたものから箱に入れます。箱に入れなおす前に底に新聞紙を敷き、柑橘類を入れます。その上にまた新聞紙を敷いてから柑橘類を置きます。最終的には新聞紙を一番上にかぶせ、少し蓋をあけた状態で風通しの良い冷暗所に保管します。

冷蔵保存の目安とコツ

皮の薄い柑橘類は、もともとから日持ちが短いため保存には注意が必要です。涼しい場所が確保できなければ、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫内は乾燥しており、柑橘類は乾燥を嫌がります。冷蔵保存の場合は、全体をラップで包むか、袋に入れて保存してください。

冷やし過ぎると低温障害を起こすこともあります。

皮の厚い柑橘類も、最適な環境で保存できない場合は冷蔵庫で保存します。皮の薄い柑橘と同様、乾燥しないようにラップで包むか袋に入れて保存します。

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冷凍保存の目安とコツ

柑橘類を冷凍保存すると、保存期間が1ヵ月程度と長く保存ができるようになります。

保存方法は皮付きのまま丸ごと保存するのではなく、外皮をむいてから冷凍保存用の袋に入れて冷凍します。1房づつ小分けにしておくと、使いやすくて便利です。

皮の厚い柑橘は、大変ですが実の皮もむいておくと、冷凍庫からすぐ取り出して食べられるのでおすすめです。

剥いた/カットした柑橘類の日持ちは?

柑橘類をむいたり、カットすると水分が抜けてしまうためできるだけ早く食べるのが良いです。食べきれない場合は乾燥を避けるためラップで包み、冷蔵庫で保存してください。

こんな柑橘類は早めに食べる or 大量消費レシピを活用!

皮が厚い柑橘類の酸味が気になるときは、常温か比較的涼しい場所で約1ヵ月ほど保存することで味がマイルドになり甘みが増します。ただ、長く保存しすぎると、茶色くなったり外皮がシワシワになったりと、食べても大丈夫なのかと不安になってくるものです。柑橘類の見た目に変化が表れても食べられるのでしょうか?

見た目が茶色く変色している

柑橘類はカビが生えやすい果物です。中でも、減酸させて糖分が多い柑橘は、腐るスピードが早くなります。外皮が茶色っぽく変化していると、腐っているかもしれません。見た目は何も異常なくても、皮をむいてみると中身が茶色く腐っていることもあります。

外皮が茶色く変色している場合は、実が何かにぶつかって、衝撃を与えられた場所だけが茶色く変色している場合があります。まだ日が浅く、ダメージも小さいときは外皮だけが変色していて、実は問題ないこともよくあります。

しかし、少しでも気になる場合は食べないで破棄してください。

皮にハリがなくしわしわ

柑橘を長く保存していると皮がシワシワになってきます。見るからに美味しくなさそうな外観にはなりますが、不知火などの皮が厚い柑橘の場合は酸味が抜けて、甘さが深まっている証拠です。

シワシワの柑橘をむいてみると、中身が茶色く変色していたり、カビがはえていたり、味がおかしい場合は破棄してください。

触ると柔らかく果汁が出てくる

触るとブヨブヨと柔らかくなり、汁が出てくるようになると腐っている可能性が高くなります。

ツーンとしたニオイがした場合も、残念ですが腐っています。

大量消費レシピを活用しよう

夏みかんのピール

<材料>

  • 夏ミカン・・・2~3個
  • 砂糖・・・夏ミカンの皮を茹でた後の重さと同じ量、または8割
  • グラニュー糖・・・適量(仕上げ)

<作り方>

  1. 夏ミカンをよく洗う。残留農薬は水で洗えば大丈夫だといわれています。
  2. ピーラーで表皮を薄く削ります。表皮の油はアクや苦みの元になるため、削り取ります。
  3. ヘタの部分を切り取る
  4. ヘタのあった場所から切れ目を入れると、皮をむきやすいです。
  5. 切り取った皮を1㎝幅に切り分ける
  6. 鍋に切り分けた皮と、たっぷりの水を入れて火にかける。
  7. 煮立ったら湯を捨てて水に取る。この動作を3回繰り返し、最終的には皮が手でちぎれるようになるまで30分程度煮る。(文旦などの皮が厚いものは1時間程度煮る)
  8. 水にさらして苦みを取る
  9. 夏ミカンではなく、柑橘であればどの品種でも同じ要領でピールが作れます。

まとめ

柑橘は涼しくて風当りの良い冷暗所に保管してあげると長持ちします。上手く保存してあげると、酸味が抜けて甘みが増してくれます。ビタミンCや食物繊維の多い柑橘を食べて、美味しく健康な毎日を手に入れましょう!

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