ミカン狩りの魅力と種類
ミカン狩りの魅力は、樹になったミカンを「どれが美味しいかな?」と考えながら摘み取ることから始まります。1番大きなミカンを探したり、小さくて可愛いミカンを探したりと、食べる楽しみだけに限らないことです。美味しいミカンに当たると、なんだか嬉しい気持ちになったりもします。
観光農園では、食べ放題や個数制限があるプラン、お土産付きやBBQなどの食事がセットになったプランなどさまざまなものがあります。また、宿泊とセットのものや、農業公園の中でミカン狩りができるタイプもあります。ミカン狩りだけではなく、1日中遊びたいと思う方にセットプランはおすすめです。
ミカン狩りの時期はいつ?
通常の場合、ミカンと言えば温州みかんのことです。温州みかんだけ栽培している農園もありますが、ぽんかんやはるか、清美などの品種にも対応した農園があります。品種により旬が違うため、食べたい品種があるのであれば先に調べておくことをおすすめします。
産地ごとのミカン狩りの時期
ミカンは、暖かい気候を好む果物のため、主に関東以西の沿岸地域で栽培されています。中でも、和歌山、愛媛、静岡が代表産地となり、この3県だけでミカンの総生産量のおよそ半分を占めます。
和歌山県
10月初旬~12月上旬ごろ
愛媛県
10月~12月下旬ごろ
静岡県
11月~2月ごろ
品種ごとのミカン狩りの時期
産地や品種ごとに、旬が前後します。
<ミカン(極早生、早生、中手、晩生)>
ミカン(極早生、早生、中手、晩生)
9月~2月下旬
はっさく
1月~4月
ポンカン
2月~3月中旬
清美オレンジ
3月中旬~4月下旬
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※JAみっかび公式ショップスタッフおすすめのミカンな加工品ミカン狩りの料金の目安
ミカン狩りの値段を調べてみると、安い料金だと大人料金は500円程度、高くて2000円程度でした。値段がこれほどまでに違う理由は、ミカンの栽培方法や内容に違いがあるからです。
例えば、肥料や農薬、栽培技術でも違いがありますし、ミカン狩り料金の中にお土産料金が入っているプランもあります。
思い立ったが吉日!ミカン狩りはいつまでに予約?
ミカン狩り農園によっては、予約が必ず必要な園と、事前予約なしで当日受付もできる園があります。予約の有無は各ホームページに記載されていますが、ホームページがない場合は直接電話をかけて聞いてください。
家族・友人と楽しみたい!ミカン狩りスポットを選ぶ上でのポイント
ミカン狩り農園の数は多く、検索するとたくさん出てきます。数ある農園の中からお目当ての園を見つけるのは難しいですよね。ここではポイントをご紹介します。
ミカン栽培における生産者のこだわり
ミカンを育てる過程で使われる肥料は有機肥料なのか、また農薬を極力減らして栽培されているのかが選定ポイントです。落ち葉や米ぬかを混ぜた堆肥を利用していたり、寿司店からカキ殻やホタテ殻を集めてから加工して利用していたりと、農園毎にさまざまです。また、丹精込めて栽培したミカンが賞を受賞している農園もあります。
雨天でも安心!屋根付きハウスでミカン狩り
ミカンは山の傾斜に栽培されていることが多く、屋根付きの農園は少ないのが現状です。しかし、少ないながらもハウス内で栽培されている農園はあります。
屋根がないミカン狩り農園の場合は足元がぬかるみ、危ないため休園することもあります。中には、利用者が望めば雨天でも開園してくれる農園もありますので探してみてください。
広い農園ではトイレの数や場所も大切
広大な敷地を持つミカン狩り農園では、端まで行ってしまうと受付まで帰ってくるのに10~20分かかることもあります。園内にトイレがあるのかどうかを事前に調べておくと、後々困りません。また、園地のトイレは汲み取り式トイレの可能性もあります。汲み取り式が苦手な場合は、先に確認しておくことをおすすめします。
ミカン狩りを楽しむ準備やコツは?
備えておけば、後悔することなくミカン狩りを満喫できます。事前に準備しておいたほうがよいもの、美味しいミカンの見分け方などをご紹介します。
料金の元を取るにはミカンを何個食べればいい?
料金が大人900円だったとします、温州みかんの相場は3kgで約2000円。900円を超えるためには、1.3~1.4kgほど食べると元を取れます。個数にするとMサイズ12~13個ほどです。
美味しいミカンの見分け方
ミカンの色
太陽の光をいっぱい浴びたミカンは濃いオレンジ色をしています。
ミカンの感触
触ってみると、皮が硬い、ブヨブヨしていて柔らかい場合は美味しくない証拠です。
ミカンの大きさ
枝になっているミカンと比較して、小さいミカンを選んでください。
小さいミカンの方が味が凝縮されて甘いミカンです。
ミカンの木
なるべく大きい、背が高いミカンの樹を選んでください。
太陽の光を浴びた分、他より成長が早く大きくなります。
ミカンの枝
ミカンの近くに葉っぱが多いと、先端まで水分がしっかりと行き渡っている証拠です。
鳥が食べた跡
野鳥が食べた跡があれば、美味しい証拠です。
ミカン狩りではハサミを使うためお子さんは注意が必要
ミカン狩りで園芸用のハサミを使って収穫します。大抵の場合はハサミを貸してもらえるため、持参しなくても問題ありません。普段使っているハサミと違うため、お子さんが使う場合は注意が必要です。
ミカンを採る時の注意点は、枝から切り離したミカンをもう一度切る「二度切り」という作業をします。これは、ミカンのヘタから出た枝が、他のミカンを傷つけないために行う作業です。
ミカン狩りでは事前に軍手やビニール袋、虫よけや絆創膏、ウエットティッシュを持っていくと便利です。
まとめ
暖かい場所を好むミカンですが、新潟県でもミカン狩りを楽しめる場所があります。ぜひ、1度調べてみてくださいね。観光ついでに産地を訪れるのもおすすめです。市場にあまり出回らない、希少価値が高いブランドミカンが直売所などで手に入ることもあります。秋までには、どの農園に行くか決めておいてくださいね。