
柑橘類の旬は 1年中!贈り物シーズンにおすすめ
贈り物に柑橘類がおすすめの理由は、美味しいことの他に日持ちが良く、食べやすいこと、贈答用として箱入りのものが販売されていることです。甘みが強い柑橘類は冬に旬を迎えるものが多いのですが、旬の柑橘類を加工したジュースやジャムなども贈り物として人気があります。
旬の時期で選ぶ!柑橘類の代表品種

1年中購入できる柑橘類ですが、季節ごとに購入できる人気柑橘類の品種をご紹介します。
春
春に旬を迎える柑橘類は、甘みの強いものから爽やかなものまで、いろいろな種類が登場します!
デコポン
ヘタがボコッと飛び出した一風変わった見た目の柑橘です。ゴツゴツとした見た目ですが、手で簡単にむきやすく、十分な甘さと爽やかな酸味の両方を味わえます。ずっしりと詰まった果肉に、果汁がしたたり落ちるほどジューシーです。お歳暮の時期から長く購入することができます。
はっさく
旬は1月から4月までです。甘い柑橘が苦手な方におすすめしたいはっさく(八朔)は、酸味の中にほんのりとした甘さを感じられます。そして、はっさく独特のほろ苦さと、ぷりぷりとした食感が人気を集めています。油っぽいものを食べた後に口の中をサッパリと整えてくれるデザートとしてもどうぞ!
夏
夏に旬を迎える柑橘類は、爽やかな香りと酸味が味わえるので暑い夏にぴったりのフルーツです。
すだち
生で食べるよりも、高級調味料として料理やお酒、飲料などに使われている万能果汁です。すだちの独特なさわやかな酸味と、すがすがしい香りが食品の美味しさをさらに引き出してくれます。そして、すだちはレモンを上回るビタミンCを豊富に含んでいるため、疲労を引き起こす活性酸素を抑える働きもあります。お酒好きな方やお料理好きな方への贈り物としておすすめです。
シークワーサー
爽やかな酸味と香り、ジューシーな果汁がたっぷりのシークワーサーは生で食べるより、食材の香り付けとして使われることが多いですが、12月から2月に収穫される黄色いものは生食用として出回ります。その他、ジュースなどの加工品もいろいろと販売されています。シークワーサーの旬は8月から9月頃です。
秋
秋に旬を迎えるのは温州ミカンです。
極早生温州ミカン
秋に旬を迎える柑橘は温州ミカンです。一般的にミカンといえば、温州ミカンのことをいいます。ハウスものは夏から翌春まで長く楽しめます。秋に旬を迎えるものは極早生温州(ごくわせうんしゅう)と呼ばれ、爽やかな酸味の中に甘みを感じられる柑橘です。極早生は果皮がオレンジ色ではなく、緑色からレモンイエローの色のまま出荷されます。普通のミカンに比べると少し酸味が強いのですが、ジョウノウ(ミカンの袋)は薄くて食べやすいです。
冬
いよかん
旬は1月から3月まで。柑橘の中でも香りがよく、果汁たっぷりです。もちろん十分な甘さと、爽やかな酸味もあります。プリプリと弾けるような大粒の果肉は、食べ応えも十分です!
ポンカン
11月から12月に収穫して貯蔵して、1月から2月頃に出荷されます。見た目はゴツゴツとしていますがむきやすいです。酸味が少なくて甘みが強いので、お子さんからご年配の方にまで食べやすい品種です。
はるみ
2月に旬を迎えるはるみは、外皮はむきやすくて甘みが強く、果汁もたっぷりです。ジョウノウ(内皮)が薄くて食べやすいため、小さなお子さんからお年寄りにもおすすめです。市場に出回る期間が短く限定されているので、珍しさも贈り物として喜ばれるポイントです。
旬の時期以外に、柑橘類を贈りたい!さてどうする?

年間を通していつでも購入できる柑橘ですが、夏に甘い柑橘類を送りたくても夏に旬を迎える柑橘類は爽やかな酸味が強いものばかりです。そんな時期にぜひとも選んで欲しいものはゼリーやジュース、お酒などです。
ゼリー
柑橘類のゼリーにはパックタイプや瓶タイプなどから選べ、さまざまな品種のゼリーが販売されています。メジャー品種の温州ミカンや伊予柑、きよみやデコポンから、じゃばら・はれひめなどの珍しい品種なども販売されています。商品によっては、さまざまな品種の詰め合わせのものもあるので、品種ごとの違いを楽しむこともできます。
ジュース
柑橘類の美味しさをそのまま味わえる加工品をお探しならジュースがおすすめです。100%ジュースの製法には、濃縮還元とストレートの2種類があります。濃縮還元ジュースは、柑橘を搾汁してから水分を飛ばして濃縮します。その後、濃縮した果汁に水を加えて還元させジュースとして販売されます。ストレートジュースは、搾汁したまま水を加えることなく製法するので、みかん本来の味をそのまま楽しめます。味の種類はゼリーと同じでさまざまな種類があります。
お酒
柑橘類のお酒もさまざまな種類が販売されています。お酒好きの人にも、普段あまりお酒を飲まない人にもおすすめです。柑橘の爽やかな香りと、ほどよい甘みがあるので女性にも飲みやすいことがポイントです。
贈り物として最適な柑橘類を選ぶポイント・注意点は?

どの贈り物をするときにも考えると思いますが、送る相手の趣味や嗜好を考えて選ぶことがポイントです。健康志向の人や妊婦さんには、無添加や無農薬のものを選ぶなど、贈り物を選ぶときのポイントを抑えておくと相手に喜ばれるアイテム選びに役立ちます。
安全性に配慮する
インターネットや店頭で贈答用の柑橘類を選ぶとき、無農薬や有機栽培をおこなう農園かどうかをまず調べてください。ほとんどの場合は、全面的に取り組み内容が記載されているので分かりやすいと思います。
インターネットなどで探せない場合は、JAの直売所などで購入するのがおすすめです。JAでは、生産者の栽培情報や生産者情報を開示していて、安心して食卓に並べられる農産物を提供する取り組みを徹底しています。JAの直売所では、旬の贈答用の柑橘類が販売され配送もしてくれます。ジュースやゼリーの加工品も販売されているので、直接商品を見て購入できますよ。
糖度・等級に着目する
柑橘類の贈答用には、一般的には甘いものが好まれやすくなります。とはいっても、どの柑橘を見ても甘い!という文言が書かれていますよね。その場合は、糖度に注目してください。糖度とは、果汁100g中に何gふくまれているかを表します。ミカンの糖度は10~14度とされています。
自分や贈り先に縁のある産地で選ぶ
自分の出身地や、贈り先の人に縁がある産地を選ぶこともポイントです。贈り物がきっかけとなり、ふるさとを思い出したり、縁がある場所の情景が浮かんできます。
費用相場はだいたい××くらい
柑橘類によって費用はまちまちですが、甘平は2kgで4500円程度、不知火は2kgで3500円程度です。また、ゼリーやコンポートなどの加工品だと4000円程度です。
マナー的な話
果物は、相手の趣向品が分からないケースにも使えます。特に、柑橘類は甘いだけではなくて酸味と爽やかな香りがあるので、男性にも人気が高い果物です。そして、年中通して購入できることや、加工品も充実しているので母の日や父の日、お祝いやお歳暮など、多種多様なケースに利用できます。
ただ、柑橘類を贈るときに気を付けたいことは、フルーツの量です。1人暮らしのお宅に、段ボールいっぱいの柑橘を届けられても困ってしまいます。賞味期限もあるので、適量を考えて選びましょう。また、フルーツの数は奇数にしましょう。偶数は割り切れる数字として、贈り物をする際は縁起が悪いとされています。
配送のタイミング的な話
柑橘類は鮮魚とは違い、すぐに腐ってしまう食品ではありませんが、長期間留守にする予定はないかあらかじめ確認しておくほうが無難です。
まとめ
誰かにプレゼントするとき、相手の趣向が分からないと何を贈ればいいのかすごく悩みますよね。そんな時には柑橘類がおすすめです。生の柑橘もおすすめですが、日持ちのもするので加工品も喜ばれますよ!