大根の食べ頃はいつ?タイミングの見極め方と保存方法

大根の食べ頃はいつ?タイミングの見極め方と保存方法

甘くてみずみずしい大根は、生で良し、煮て良し、焼いて良しの万能野菜。旬の時期には、夕飯の主役として食卓に並ぶことも多いはず◎そんな大根の魅力を最大限に生かすには、食べ頃を見極めることが大切です。では大根を最も美味しく食べられる時期やタイミングとは、一体いつなのでしょうか。 そこで今回は、大根の食べ頃について紹介します!大根の旬や食べ頃サインの見分け方、さらに食べ頃を過ぎてしまった大根の上手な活用法まで詳しく解説するので、旬の大根を心行くまで味わいたい人はぜひ参考にしてくださいね♪

大根はすぐに食べるべき?食べ頃はいつ?

大根は一般的に、秋から冬にかけての寒い時期に旬を迎えます。大根は季節によって春大根、夏大根、秋大根、冬大根と呼び名が決まっていて、旬の時期である秋冬は肉質が柔らかく甘い味わい、一方の春夏は辛味が強く硬いのが特徴です。

また大根は追熟しない野菜なので、収穫して間もない新鮮なうちが最も食べ頃です。通常、大根の日持ちは1週間から10日程度で、カットするとさらに短い間しか美味しさをキープできなくなります。そのため大根の食べ頃を逃さないためには、旬をおさえることと、購入後はできる限り早く食べきることが大切です◎

大根の食べ頃サインは?

大根は新鮮なうちが最も食べ頃で、店頭で選ぶ際は鮮度が高い=食べ頃サインとなります。

ここでは、新鮮で食べ頃な大根の見分け方を紹介します。このポイントをおさえておけば、農家や専門家でなくても簡単に美味しい大根を見極めることができますよ◎

ポイント①全体的に白くハリツヤがある

大根といえば、白くてツヤツヤした皮が特徴的ですよね。新鮮な大根ほど皮が全体的に白くハリがあり、滑らかな手触りをしています。古い大根は皮にしわができ、元気のない弱々しい見た目をしているので、店頭で選ぶ際はまず皮の状態から鮮度を測りましょう。

また手で持ったときに、ずっしりと重く硬さのある大根は実が引き締まり、水分をたっぷりと蓄えているサインです◎形が曲がっていたり、あまり重みを感じない大根は水分が少なく「す」が入っている可能性が高いため避けましょう。

ポイント②葉が緑色でピンと立っている

食べ頃の大根を選ぶうえで重要なポイントとなるのが、葉の状態です。大根の葉は地上に出て光合成を行い、根に栄養を送る大切な部位です。この葉に元気がなくへたっとしているものは、すでに古くなっているか生育過程で十分に栄養を吸収できていない可能性が高いです。

反対に、太陽の光をたっぷりと浴びて元気よく育った新鮮な大根の葉は、鮮やかな緑色で根元がピンと立っています。鮮度が高く栄養豊富な大根の葉は、炒め物や味噌汁に加えるとシャキシャキとした心地よい歯ごたえと独特の辛味を感じられ、美味しく食べることができますよ◎

ポイント③切り口が新しくみずみずしい

カットされた大根を選ぶ際は、切り口が新しいかどうかを見極めましょう。新鮮な大根の切り口はみずみずしく水分を多く含んでいますが、古い大根の切り口には「す」が入って乾燥しています。

「す」とは、大根の実に隙間や小さな穴が開いてスポンジのような状態になっていることです。「す」が入ると、大根のみずみずしさが損なわれ、繊維質でパサついた食感に変化してしまいます。大根は一度カットすると鮮度が格段に落ちやすくなるので、購入する際はよく観察して選び、購入後はできる限り早めに食べきりましょう。

食べ頃を過ぎた大根はどうしたらいい?

新鮮な大根を購入したは良いものの食べるタイミングが合わず、食べ頃を過ぎてしまうこともあり得ますよね。

ここでは、そんなときに役立つ食べ頃を過ぎてしまった大根の特徴と、おすすめアレンジレシピを紹介します。食べ頃を過ぎてしまったものの、まだ食べられる大根は上手くアレンジして最後まで美味しく食べきりましょう!

食べ頃を過ぎてしまった大根

食べ頃を過ぎてしまった大根は、皮にハリがなくしなびていて、触ると少し柔らかいという特徴があります。これは大根に含まれる水分が蒸発しているサインで、味わいや食感は落ちている可能性が高いですが、食べても体に害はありません。

しかし以下のような特徴が見られる大根は、すでに腐敗が進んでいるため食べないでください!

  • 酸っぱい臭いがする
  • 黒い斑点や白い綿のようなカビが生えている
  • 表面または全体が茶色く変色している
  • どろっとした液体が出ている
  • 触ると崩れるほどぶよぶよしている

このような大根は絶対に食べず、速やかに処分しましょう。腐った大根を食べると食中毒を発症する恐れもあるため、食べ頃を過ぎた大根を見極める際は十分注意してくださいね。

食べ頃を過ぎた大根のおすすめアレンジレシピ

食べ頃を過ぎてしまった大根は、切り干し大根にアレンジするのがおすすめです◎切り干し大根にすることで、水分が抜けてしまったことによる食感の違いも気になりませんし、旨みが凝縮されて美味しく食べられますよ。

切り干し大根の作り方は、以下を参考にしてください。

  1. 大根の皮を剥き、5cm幅に切ります
  2. 切り口を下にしてさらに3mm幅の棒状に切ります
  3. ざるの上に広げて乗せ、屋外で2日以上天日干しします
  4. 室内の場合は日当たりの良い場所で同じく2日以上干します
  5. 大根から水分が完全に飛び、しっかり乾燥したら完成です

手作りした切り干し大根は、湿気に注意しながら冷蔵庫で保管し、6カ月から1年以内を目安に使い切りましょう。煮物や炒め物に加えれば、シャキシャキとした独特の食感と旨みが加わり、シンプルながら満足感のあるおかずになりますよ。

まとめ

今回は、大根の食べ頃について紹介しました!

大根が最も甘く美味しいといわれている旬の時期は、秋から冬にかけて。この時期の大根は肉質が柔らかく味が染み込みやすいため、様々な料理に活用できます◎また大根は鮮度が命で、収穫されて間もない新鮮なうちが最も食べ頃です。

店頭に並んでいる大根はどれも美味しそうですが、よく観察すると見た目の違いから鮮度を測ることができます。購入する際は、ぜひ新鮮で食べ頃な大根を見分けてみてくださいね♪

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