栗はすぐに食べるべき?食べ頃はいつ?
栗は野菜ではなく果樹として分類されています。果樹は果実や種子を食用にする樹木や、木質のつる性植物と多年生草本植物のパイナップルやバナナなどのことです。ちなみに、イチゴやメロン、スイカは一年草なので分類上は野菜です。
ミカン、キウイ、マンゴーなどの果物は、手に入れてからすぐに食べずに保管すること(追熟)で酸味が穏やかになり糖度が増します。しかし、栗やぶどう、パイナップル、りんごなどの果物は追熟しないので、手に入れたその瞬間が食べ頃と言えます。
良い栗と悪い栗の見分け方は?
せっかく手に入れた旬の栗が、食べてみると苦かったり、硬かったりすると残念ですよね。良い栗と悪い栗の見分け方を念頭に入れておけば、美味しい栗を見分けるのに役立ちます。栗も生鮮食品なので鮮度が大切です。
良い栗は外皮(鬼皮)が濃い茶色でツヤツヤとテカリがあるものは鮮度が良い栗です。栗は収穫してから時間が経てばたつほど水分が抜けて軽くなるので、持ち上げて重みを感じるものが良いです。悪い栗は表面に穴があるもの、白くブツブツしているもの、栗の下部分が黒くなっているものです。
栗は冷蔵保存すると甘くなる
栗は手に入れた時が一番美味しい状態だとご紹介しましたが、冷蔵保存するとさらに美味しく食べられるようになります。栗は0℃に近い環境で1ヶ月ほど置くと、3倍ほど甘みが増すといわれています。冷蔵庫で0℃の状態を保っている場所はチルド室です。
しかし、0℃で保存すると甘くなるからと、何ヶ月も保存するのはおすすめできません。25日前後を境に甘さが減ってしまうので、1ヶ月以上日持ちさせたい場合は25日程度を目安に、保存場所を冷蔵庫(チルド室)から冷凍庫へと場所を変えて保存しましょう。
食べ頃を過ぎた栗はどうしたらいい?
見た目は美味しそうだったけど、食べてみるとあまり美味しくない栗を選んでしまったときや、食べ頃を過ぎてしまったけどまだ食べられる栗の場合はアレンジレシピで美味しく生まれ変わらせてあげましょう!
残念な栗を甘くて美味しく!マロンクリーム
<材料>
- 栗・・・300グラム
- 砂糖・・・100グラム
- 牛乳・・・80cc(お好みで生クリームも)
<作り方>
- 栗はさっと洗って鍋に入れ、たっぷりの水を加える
- 30分程度栗を茹でる
- 冷めたら栗の実を半分に切り、スプーンで実を取り出す
- ミキサーやフードプロセッサーにすべての材料を入れ、なめらかにする
- 鍋に入れて、好みの硬さになるまで煮詰める
食べ頃を過ぎた栗で甘いおやつ!スイートマロン
<材料>
- 茹で栗・・・正味500g
- 砂糖・・・50g
- 牛乳・・・50cc
- バター・・・10g
- 卵・・・1個
- はちみつ・・・さじ1
- ブランデー・・・小さじ1
- バニラエッセンス・・・少々
<作り方>
- 茹でた栗を半分に切って、スプーンで中身を出し、すりばちで滑らかにする。
- 牛乳に砂糖を入れ、火にかけて沸騰させないように砂糖を溶かす。バターは室温に戻しておく。
- ①に②とブランデー・バニラエッセンス・蜂蜜、溶き卵1/2をいれ、よく混ぜる。
- アルミカップに、③を入れ、刷毛で残ったとき卵を塗って、トースターで5分焼く。
まとめ
栗を美味しく食べるためには、手に入れてからできるだけ早く食べてしまうこと。さらに美味しく食べたい場合は、チルド室など0℃に保てる場所で1ヶ月程度保存しましょう!
栗の旬を余すことなくご堪能ください!
【参考サイト】