特徴
「はるみ」の果皮はツヤのある鮮やかな紅色で、やや丸みのある円錐形をしています。果肉は淡い赤色をしていて、中心も赤く染まります。また、果実はかたいため、日持ちがよく輸送性も良好です。果肉はやや硬めで果汁がたっぷり含まれており、ジューシーです。甘さ控えめでさっぱりとした酸味を全面に感じ、飲み込むタイミングで華やかな香りがフワッと鼻に抜けていきます。
旬の時期
夏いちごのはるみは、5月から7月頃が収穫シーズンです。
味
糖度は比較的高くて、酸味は強めです。酸味を含みんでいてかたさもあるいちごなので、業務用のケーキに最適とされています。
歴史
「はるみ」は、秋田県立大学が開発した寒冷地栽培向けの夏いちごです。冬に収穫シーズンを迎える一般的ないちごとは異なり、はるみは初夏から夏に旬を迎えます。はるみの親品種は「Pajaro」と「ベルルージュ」です。Pajaroは果実がかたくて露地栽培に適した品種で、ベルルージュは萎黄病に比較的強い品種です。これらを交配することで、耐病性と輸送性の高さを両立しています。
産地
秋田県を中心に栽培されているようです。