特徴
「おいCベリー」の果実はやや縦長の円錐形をしていて、サイズは比較的大玉です。果皮は光沢のある濃赤色で、果肉は中まで赤く色づきます。また、果実がかたいので輸送性にも優れています。果実は、ビタミンCが市販品種の中で最も多い「さちのか」の約1.3培、「とよのか」の約1.6倍含まれ、さらに高い抗酸化活性を有しています。また、果実は「とよのか」より大きく、濃赤色で光沢があり、糖度が高く、食味も良好で、日持ち性も優れており、たった7粒で1日分のビタミンCを摂ることが出来るほどだそうです。
旬の時期
おいCベリーは早ければ11月下旬頃から出荷され、12月下旬頃から収穫量が増えます。
味
果肉がしっかりとしており、甘くジューシーで、甘いだけでなく酸味とのバランスが良いとされています。
歴史
おいCベリーは独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発育成し、2010年登録出願、2012年に品種登録された品種です。この品種は九州沖縄農業研究センターにおいて取り組まれ、ビタミンC含量が安定して高く、果実品質と収量性に優れる促成栽培用品種をめざし様々な品種を交配育成され生まれました。
産地
佐賀県や長崎県などの九州を中心に、四国や中国地方などで栽培が始まっているようです。