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果物手帖
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越後姫

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特徴

「越後姫」の果実は短円錐から円錐形で比較的揃いがよく、平均果重は15~17gとなっています。果皮色は鮮紅色で艶がありますが、そう果の落ち込みが大きいのが特徴で密度も低いです。果皮の硬さはやや柔らかく、完熟するにつれて柔らかくなります。果肉は淡い橙赤色で肉質は緻密で果芯の空洞も小さいです。イチゴの果実が柔らかく、長距離輸送に向かないことから、デビューから10年以上ほぼ県内でしか販売されてきませんでしたが、その後特別な包材が開発され、2007年からは首都圏をはじめ各地に出荷もされるようになりました。「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようだ」というのが名前の由来で、その名の通り芳醇な香りと甘くてジューシーな味わいが堪能できる品種です。

旬の時期

新潟県は冬の寒さが厳しく日照時間が短いため、「越後姫」の収穫時期は早い物でも1月ごろからとなります。最盛期は2月中旬頃から5月にかけてで、6月頃まで続きます。

香りが強く、果汁が豊富なのが特徴で、糖度は高めでやさしい酸味を持ちます。2月前後の寒い時期の「越後姫」は大粒で酸味が少なく甘味が引き立つ味わいになる傾向があり、4~5月のものは日光を多く浴び、甘みと酸味が絶妙のバランスのいちごに仕上がるのだそうです。

歴史

「越後姫」は厳しい寒さと日射量が少ない新潟県の気象条件匂いても甘く、香りがよく美味しいいちごを作ることを目指し、西日本の主要品種「とよのか」をはじめ、関東の「女峰」、そして寒さに強い東北の「ベルルージュ」をもとに交配、育成し、1994年に「越後姫」としてデビューした新潟県のオリジナル品種です。1996年に品種登録されました。

産地

「越後姫」はその名の通り新潟県のオリジナル品種で、栽培は県内でのみで、主な産地は南浜、葛塚、石山、大江山、曽野木、白根、新津、小須戸、木越などとなっています。

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