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さちのか

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特徴

「さちのか」の果実はやや大きめの円錐形。果皮は濃い赤色で光沢があり、果肉や中心部も淡い赤色になります。甘酸のバランスのよいイチゴで、果実がかたくて保存性と輸送性も良好です。また、さちのかはビタミンC(アスコルビン酸)の含量が100g当たり約80mgとほかのイチゴに比べて多く、栄養面でもメリットがあります。日本各地で栽培されている知名度の高い品種で「幸の香」と漢字で表記されることもあります。千葉県では「さちのか」をステビア農法によって栽培し、「紅つやか」という商標で出荷しています。シーズンを通して糖度が安定していることで知られており、甘みが強くて酸味は控えめです。

旬の時期

さちのかは12月頃から収穫されて、5月頃まで出荷されます。最盛期は2月から3月頃。長崎県や佐賀県、千葉県など日本各地で栽培されています。

香りはやや強く、味は酸味が穏やかで、甘みとのバランスがよいとされています。

歴史

「さちのか」は旧野菜・茶業試験場久留米支場(現農研機構九州沖縄農業研究センター野菜花き研究施設)において「とよのか」に「アイベリー」を交配して育成された促成栽培向きの品種で、2000年に品種登録されました。

産地

「さちのか」は長崎県や和歌山県など広く各地で栽培出荷されており、2022年現在も多くの生産者がおり、市場でもよく目にする品種の一つです。

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