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濃姫

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特徴

「濃姫(のうひめ)」の果実はアイベリーの血を受け継ぎ大きめで、形はやや縦長の円錐形で果皮の色は鮮赤色で艶があります。甘い香りが強く、切ると果肉は固すぎず柔らか過ぎず適度な固さで、肉色は中心まで淡い赤色をしています。果心の空洞は少し出来る傾向にあります。鼻を近づけると漂う甘い香りと、硬すぎず柔らかすぎず、ちょうど良い食感が魅力の濃姫は生食以外にもジャムやピューレとしても楽しめます。甘さの中に爽やかな酸味を感じられる品種なので、甘いだけのいちごでは物足りないという人にピッタリです。

旬の時期

「濃姫」はは促成栽培に適した品種で、早いものは11月中旬頃から収穫が始まり、5月中旬頃まで続きます。出盛りの旬は12月~3月となります。

「濃姫」の糖度は女峰、とよのかより高いほどに甘みが強く、大粒で口どけがいいとされています。

歴史

「濃姫」はは岐阜県農業総合研究センターにおいて、1988年に「アイベリー」に「女峰」を交配して得られた実生から選抜、育成され1995年に登録出願され、1998年に品種登録されました。岐阜県ではじめてのオリジナル品種という事で出願時の名称は「岐阜1号」とされていました。色彩と味が濃いことから、岐阜県ゆかりの戦国武将「斉藤道三」の娘で後に織田信長の正室になった「濃姫」にちなんで命名されました。

産地

濃姫は岐阜県を中心に栽培されています。

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