バナナのカロリーや糖度は？

【果物カロリーランキング】バナナのカロリー、糖質は？

バナナと普段よく食べられる果物のカロリーと糖質含有量は以下のとおりです。

カロリー、糖質ともに他の果物より多いことが分かりますね。

参考としてバナナ1本当たりのカロリーや糖質を、ご飯などと比較したものを以下にご紹介します。

ケーキやどら焼きの1個当たりの重さは製品によっても異なるためあくまでも参考となりますが、このようなお菓子類と比べるとバナナのカロリーや糖質は低いといえますね。

農林水産省で出している「食事バランスガイド」によると、果物の一日分の目安量は、200ｇとなっています。

一般に売られているバナナが1本150gくらいだと考えると、皮を除いた身の部分はだいたい90ｇくらいになるので、一日あたりの適量は2本になりますね。

ちなみに1本100ｇのバナナのカロリーが93kcalだと、2本文のバナナのカロリーは167kcalです。

1日3本以上食べると、食べ過ぎになる可能性がありますね。

1日2本程度が適量といえるバナナですが、カロリーや糖質は他の果物より少し高めなのが気になりますよね。

ダイエット中は食べないほうが良いのでしょうか。

果物はもちろん、ダイエット中に食べてはいけないものはありません。

ダイエットの基本は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを取ることです。食事で摂取するカロリーを少なくして、運動などで消費するカロリーを増やすことで、減量することができます。

つまり果物だけではなく、食事全体のカロリーを見直す必要があるということになります。ただし果物から摂取するカロリーが多すぎる場合は、その量を調整する必要があるでしょう。

果物を食べ過ぎている可能性がある場合は、果物を控えることでカロリー制限する方法もありますが、ゼロにする必要はありません。むしろバナナをはじめ果物にはビタミンや食物繊維が多く含まれているためダイエット中にはおすすめの食品です。

ダイエット中は食事制限をする人が多いので食物繊維や脂肪、水分が不足して便秘がちになったり、ビタミンやミネラルが不足したりして栄養不足になったりしてしまうこともあります。

このような栄養不足を防ぐために、食物繊維やビタミンなどを多く含む果物は、ダイエット中の間食にぴったりです。

果物を適量摂取することは健康的に痩せるためのポイントとなるのですね。

バナナはダイエット中に摂取したいビタミンやミネラル、食物繊維を含むほか、たんぱく質も豊富な果物です。

エネルギー源となるほか筋肉をつくるもととなるたんぱく質は、ダイエット中こそしっかり摂っておきたい栄養素です。体重と一緒に筋肉も落ちてしまうと、安静時でも生命維持のために消費されるエネルギー量「基礎代謝量」が減少し、ダイエットに支障を来す可能性があります。

エネルギーや糖質量は他の果物に比べて多いため食べ過ぎには注意したいバナナですが、適量摂取はダイエットにおすすめであるといえるでしょう。

またバナナは消化が良くエネルギー源になりやすいので、ジムなどで運動を行う前のエネルギー補給にもおすすめの果物です。

ダイエット中も特に食べてはいけない果物はなく、バナナも適量摂取すればメリットはありそうだということが分かりました。しかし糖尿病などで糖質を制限している場合はどうなのでしょうか。

ここでは糖質制限中にバナナを食べても良いのかどうか見ていきましょう。

結論から言うと、糖尿病や脂質異常症などで糖質制限中でもバナナを食べてOKです。ダイエット中同様、糖質制限中でも食べてはいけない果物はありません。糖質を多く含む果物は量を控えたり、糖質の少ないくだものを選ぶようにしたりすることで食事から摂取する糖質量を抑えましょう。

ただし糖質制限以外の制限がある場合は食べないほうが良い場合もあります。食事の制限がある場合は、主治医の指示に従ってバナナを食べるようにしてくださいね。

「GI値」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。GIは「グライセミック・インデックス（Glycemic Index）」を略したものです。

血糖値は食事をすると必ず上昇しますが、食べ物や食べ方によっては上昇度合いが異なります。これを数値化したものがGIで、ある食品を摂取して2時間後までの血糖値をもとに算出されています。

GIは最も吸収が早く血糖値の上昇しやすい糖質「ブドウ糖（グルコース）」の「100」が基準。つまり数値が100に近いほど血糖値が上昇しやすい食べ物ということになります。

食事療法で血糖値のコントロールをしている方で、なるべく血糖値を上げない食べ方をしたいという方はGIを活用してみると良いでしょう。

ただし糖尿病で内服中の方やインスリン治療中の方は、主治医の指示に従い食事療法にGIを取り入れるようにしてくださいね。

またGIはダイエット中の方も活用できる指標です。血糖値を下げるホルモン「インスリン」は、余分なブドウ糖を脂肪として蓄える働きがあります。そのためインスリンをあまり分泌させないような食べ方をすれば、脂肪の蓄積も抑えられるというわけです。

なるべく低GIの食品を選んで食べることでダイエットへの効果も期待できると考えられますね。

バナナのGI値「51」は果物のなかでは高いほうであるとはいえ、一般的に果物は低GIといえるでしょう。

主な果物のGI値を以下にご紹介します。