日本一のびわ産地は?生産量推移
令和3年の農林水産相のデータによると、びわの生産量が最も多い都道府県は、長崎県876tです。2番目に生産量が多いのが千葉県444tで、3番目が鹿児島県229tです。これらの都道府県には、びわがよく育つための「気温が高い」「水はけの良い」「栄養がたっぷりの土壌」のポイントを抑えているのが特徴があります。
美味しいびわが育つ条件とは?
ここでは、美味しいびわが育つための条件について解説します。
条件①(太陽の光をたっぷり浴びる)
太陽の光をいっぱいに浴びせると、成長が良くなるだけでなく、甘くて美味しいびわができます。そのため、日陰がなくて日光が良く当たる場所で栽培するのが重要です。もし、日陰ができてしまったら、周りの葉っぱを伐採して、太陽の光が均等に当たるようにしましょう。
条件②(水はけの良い土壌)
美味しいびわが育つためには、太陽の光をいっぱいに浴びせるので、こまめな水やりが必須です。水はけが悪いと土の中から腐って根っこがダメになってしまう可能性があるので、水やり後は土が乾くか確認してください。
条件③(気温が大きく変動しない)
温暖で気温が一定に保たれており、大きく変動しない環境が理想です。びわは寒さに強い
わけではないので、急激に気温が下がると収穫量が減ってしまうケースもあります。ハウス栽培で育てる場合は気温は一定に保たれるので、生産量に大きく影響することはないですが、畑や庭で育てるなら注意が必要です。
2024年びわランキング
※2024年1~5月のデータあの地域がなぜ?びわの名産地の秘密に迫る!
ここでは、びわの名産地である、長崎県と千葉県、鹿児島県の栽培方法の特徴について詳しく解説します。
【1位】長崎県のびわ栽培の特長
長崎県のびわ栽培の特徴は、気温が高い日が多くて寒暖差が少ないことです。そのため、びわが成長するのに最適な環境が整っており、全国の中でも生産量が多くなっています。長崎県では露地栽培が基本ですが、ハウス栽培も盛んに行われています。
【2位】千葉県のびわ栽培の特長
千葉県では、南房総地域を中心にびわ栽培を行っています。首都圏に近く、果樹園も多くあります。また、他のものと比べてサイズが大きくて瑞々しいのが特徴の「房州びわ」を育てています。
【3位】鹿児島県のびわ栽培の特長
鹿児島県のびわ栽培の特徴は、気温が非常に高いに高く、びわが成長するのに適した環境が整っていることです。また、肥沃な壌土が多いので、美味しいびわが育ちます。酸味や甘さがあるびわが育ちます。
まとめ
今回は、びわの産地について解説しました。日本でびわの生産量が多いのは長崎県や千葉県、鹿児島県です。気温が暖かく、環境の変化が少ない場所だとびわがよく育ちますが、ハウス栽培を活用したり、それぞれの自治体の環境を生かして栽培が行われています。記事を参考にびわを美味しく食べてみてください。