日本一のパッションフルーツの産地は?生産量推移
日本で一番パッションフルーツが作られている場所は、鹿児島県です。生産量は329tと非常に多く、日本で生産されているパッションフルーツは鹿児島でしめていると言っても良いでしょう。他にも、沖縄県では76.9tと、気温が高くて自然が多い地域で生産されていることが多いようです。また、3番目に生産量が多い東京では、パッションフルーツは都心ではなく、自然が多い小笠原などで栽培されています。
美味しいパッションフルーツが育つ条件とは?
美味しいパッションフルーツが育つには、ただ、タネをまけば良いというものではありません。ここでは、パッションフルーツが美味しく育つ条件について解説します。
水をたくさん与える
パッションフルーツは、水が少なくなると枯れやすい植物なので、発芽するまでの間、できるだけたくさん水を与えるのが大切です。水がたまってしまうと、そこから腐ってしまうこともあるので、水はけが良い土地なのも美味しく育つポイントです。
気温が高く、太陽の光がよく当たる場所
パッションフルーツは元々南国のフルーツです。そのため、気温が高くて太陽の光が良く当たる場所で育ったパッションフルーツは、見た目も美しく、味も美味しいものになります。暖かい地域や自然が多い場所で作られたパッションフルーツは、美味しく育ちやすいです。
肥料にこだわる
パッションフルーツが美味しく育つためには、水やりや太陽の光を浴びることはもちろんですが、肥料にもこだわっているケースが多いです。パッションフルーツ作りに力を入れている地域では、独自に肥料を開発している場所もあるようです。
あの地域がなぜ?パッションフルーツの名産地の秘密に迫る!
「日本一のパッションフルーツの産地は?生産量推移」の項目でも解説しましたが、日本でパッションフルーツの生産量が多い場所は、鹿児島県と沖縄県、東京都の3つです。ここでは、それぞれの地域で、どのような方法でパッションフルーツを生産しているのか、どんな特徴があるのかを解説します。
【1位】鹿児島県のパッションフルーツ栽培の特長
鹿児島県では、奄美大島や屋久島など広い土地や暖かい気候のもと、作られているのが特徴です。鹿児島で生産しているパッションフルーツの主なブランドは、甘みが強い「サマークイーン」や酸味や糖度のバランスが良い「ルビースター」などが有名です。5〜8月の長期間で生産され、店頭に並びます。
【2位】沖縄県のパッションフルーツ栽培の特長
沖縄県では、主に糸満市や恩納村で生産しています。外見が紫や黄色のものが栽培されています。また、パッションフルーツの栽培は5月ごろから始まることが多いですが、沖縄県は気温が高いため、2月から栽培がスタートするという特徴があります。2〜7月ごろまで店頭に並ぶので、長期間新鮮なパッションフルーツを味わえるのが魅力です。
沖縄の強い日差しを浴びて育つパッションフルーツは、購入してすぐに食べると酸味が強い場合があるので、追熟させて甘みを楽しむのがおすすめです。
【3位】東京都のパッションフルーツ栽培の特長
東京ではパッションフルーツは栽培されていないように思われがちですが、八王子や小笠原など都心から離れた自然の多い場所で生産されています。特に八王子では、JA八王子パッションフルーツ生産組合組合ができるほどパッションフルーツの生産に力を入れています。また、東京で栽培されるパッションフルーツは、ハウス栽培だけでなく、露地栽培も行われています。栽培から店頭に並ぶのは4月〜7月の期間です。
まとめ
今回は、パッションフルーツが日本で一番生産されている都道府県とその生産量について解説しました。日本の各都道府県で栽培されているパッションフルーツは、その土地の特徴を生かして生産されています。見た目やブランドで選ぶのも良いですが、都道府県別にパッションフルーツを購入して食べ比べしてみるのもおすすめです。記事を参考に、美味しいパッションフルーツを見つけてみてください。
【参考サイト】