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青い海に黄色いレモンが映える。国産レモンの一大産地は瀬戸内海に浮かぶ島々と沿岸

青い海に黄色いレモンが映える。国産レモンの一大産地は瀬戸内海に浮かぶ島々と沿岸

日本で最も多くレモンを生産している都道府県は広島県です。2018年時点で42.1%を占めており、2位以下を大きく引き離しています。この記事では、日本でのレモンの主要な産地や歴史などについて紹介します。

レモンとはどんな果物?

誰もが知っているレモンですが、そのルーツや歴史まで細かく知っている人は少ないのではないでしょうか。鮮やかな黄色が特徴のレモンの歴史や原産地、世界のレモン生産ランキングについてご紹介します。

原産地

レモンはインドのアッサム地方が原産とされる果物です。インドから地中海沿岸諸国に渡り、とくにイタリアで栽培が盛んに行われるようになりました。レモン栽培で有名な地域は、イタリアのシシリー島やアメリカの南カルフォルニアです。

世界からみるレモンの有名生産国

レモンの生産量が多い国ランキングの1位はインド、2位にメキシコ、3位は中国です。日本に輸入されるレモンの多くはアメリカ産が57%、続いてチリ産が37%です。

国産レモンの歴史

日本でのレモンの歴史は意外に短く、明治初期の1873年に静岡県の熱海に伝わりました。湯治のために日本を訪れていた外国人が、庭先にレモンの種を蒔いて栽培していたのがはじまりだといわれています。その後、静岡の気候と類似する和歌山県に伝わったとされています。

レモンの産地と生産量

日本のレモン生産量の1位の産地は広島県で、2018年には生産量が2,326.5トンと42.1%を占めています。続いて愛媛県が1,731.1トンで31.3%、和歌山県が530.5トンで9.6%です。広島・愛媛・和歌山のこの3県だけで全体の80%以上を占めています。


レモンの産地ランキング

日本のレモン生産量が多い都道府県の地域や特徴をご紹介します。

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生産量第1位:広島県

広島県は、日本一のレモン生産量を誇ります。広島県内で主な産地は、呉市、尾道市(生口島・高根島)、大崎上島町です。広島レモンの特徴は、防腐剤やワックスを使用していないため、料理やドリンクにも安心して使えます。レモンを一年中使用できるようにと開発された鮮度保持フィルムで個包装された貯蔵レモンも販売されています。また、広島ブランドレモンの、せとだエコレモンは安全で安心な栽培管理のもとで育ったレモンです。

生産量第2位:愛媛県

愛媛県は、日本で2番目に多くレモンを生産しています。愛媛県内では、今治市、松山市、愛南町が主要なレモン生産地となっています。愛媛県のレモンは棘が少なく栽培が容易にできるユーレカを中心に育てています。愛媛県の今治市大三島で作られるレモンには、「神の島レモン」という名前が付けられブランド化されています。令和5年1月にはまつやま農林水産物ブランドに新しく認定された「興居島レモン」もあります。

生産量第3位:和歌山県

和歌山県は、日本で3番目に多くレモンを生産しています。和歌山県内では、紀の川市、湯浅町、有田川町が主要なレモン生産地となっています。

まとめ

日本で最も多くレモンを生産している都道府県は広島県です。続いて、愛媛県や和歌山県でも多く栽培されています。これらの都道府県が主要なレモン生産地となっており、日本全体で豊富に収穫されています。レモンは爽やかな香りと酸っぱみを味わえる果樹。普段飲んでいるお水に輪切りにしたレモンを入れれば、爽やかな柑橘の香りと一緒にビタミンⅭも摂取できるのでぜひお試しください!国産レモンは皮ごと使っても安心で安全ですよ。

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