【注意】さくらんぼの食べ過ぎで起こる症状や原因とは?~対処法や予防法も紹介~

【注意】さくらんぼの食べ過ぎで起こる症状や原因とは?~対処法や予防法も紹介~

初夏に旬を迎えるさくらんぼ。甘酸っぱくジューシーな味わいで、食べはじめるとつい手が止まらなくなってしまいますよね。でも、さくらんぼを食べ過ぎると体にどんな影響があるのか気になる人も多いはず。 そこで今回は、さくらんぼの食べ過ぎによって生じる体への影響について解説します。食べ過ぎのや目安や、食べ過ぎてしまったときの対処法もあわせて紹介するので、さくらんぼを美味しく健康的に取り入れたい人はぜひ参考にしてくださいね◎

さくらんぼの食べ過ぎで起こる症状

まずは、さくらんぼの食べ過ぎによって引き起こされる症状について見ていきましょう。

さくらんぼは美味しいだけでなく、ビタミンや食物繊維などの栄養素が豊富で、適量であれば体に嬉しい効果が期待できますが、食べ過ぎると悪影響を及ぼすことも。特に小さな子どもに食べさせる際は注意が必要な場合もあるため、ぜひ最後までチェックしてください。

便秘や下痢

さくらんぼには整腸作用のある食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、適量であれば腸に溜まった便の排出を促し、便秘解消や腸内環境の改善に役立ちます。しかし摂りすぎると、返って便秘を悪化させてしまったり、下痢や腹痛を引き起こす原因となります。

またさくらんぼは、食べる前に軽く冷蔵庫や氷水で冷やすと実が引き締まって美味しくなりますが、冷たいさくらんぼを一度に大量に食べると、お腹が緩くなり下痢をしてしまう可能性もあります。暑い時期に食べる冷たい果物は美味しいですが、健康のためにも冷やしすぎや食べ過ぎには注意しましょう。

下痢になってしまうとつらいですよね。詳しくはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎

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太る

さくらんぼに限らず、果物には果糖という糖質が含まれています。さくらんぼの場合、可食部100gあたり14.2gの糖質が含まれているため、食べ過ぎれば当然太る原因となってしまいます。

また生のさくらんぼは、果物の中では比較的低カロリーですが、缶詰の場合シロップ漬けになっている分、カロリーも糖質も高くなります。生のさくらんぼも食べ過ぎには注意が必要ですが、缶詰を食べる際はより一層注意しましょう。

アレルギー症状

一度に大量のさくらんぼを食べることで、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。さくらんぼはリンゴや桃などと同じバラ科の果物で、アレルギー反応が出やすいといわれています。特に花粉症の人や小さな子どもは注意が必要で、さくらんぼを食べた後に口の中がかゆくなったり、唇がピリピリするなどの症状が見られます。

最悪の場合、アナフィラキシーショックを発症するケースもあるため、症状が酷い場合はすぐに病院を受診しましょう。

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さくらんぼは何粒から食べ過ぎ?

厚生労働省と農林水産省の「食事バランスガイド」によると、1日に摂取する果物の適量は200gほどが目安となっています。仮にこの200gを全てさくらんぼだけで摂取する場合、39粒までが適量となります。

それ以上は食べ過ぎとなってしまうため、さくらんぼを食べる際は39粒までを目安にしましょう。

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さくらんぼを食べ過ぎたときの対処法は?

さくらんぼをつい食べ過ぎてしまった際、特に症状が出ていなければ普段通り過ごして問題ありませんが、甘いものや他の果物を食べるのは避けた方が良いでしょう。

また腹痛や口の中に違和感を感じるなどの症状が見られる場合は、水分をしっかりと摂って安静にしてください。小さな子どもの場合、症状を言葉で上手く伝えられないこともあるので、親御さんは子どもの様子をよく観察し、必要に応じて病院を受診するなどの対処を取りましょう。

そのほか食べ過ぎた場合の対処法など、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎

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さくらんぼを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

管理栄養士。大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病どさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、健康に関わる分野の記事執筆などを行う。

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