ハウスさくらんぼの魅力を徹底解説!さくらんぼ狩りからアレンジレシピまで存分に楽しもう

ハウスさくらんぼの魅力を徹底解説!さくらんぼ狩りからアレンジレシピまで存分に楽しもう

初夏になると、スーパーや八百屋さんで見かけるようになるさくらんぼ。甘酸っぱい味わいと弾けるような食感で、大人から子どもまで人気の果物ですよね。そんなさくらんぼには、露地ものとハウスものがあるのをご存じでしょうか。 今回は、さくらんぼの中でもいち早く出回る、ハウスさくらんぼについて紹介します!ハウスさくらんぼ狩りのコツやおすすめアレンジレシピなど、旬のハウスさくらんぼを存分に楽しめる情報が満載なので、さくらんぼ好きな人はぜひチェックしてくださいね♪

ハウスさくらんぼとは?露地栽培との違い

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ハウスさくらんぼと露地栽培のさくらんぼには、栽培方法や旬の時期に違いがあります。露地栽培よりも早く出荷できるハウスさくらんぼは主流となりつつあり、店頭販売だけでなく、さくらんぼ狩りも毎年開催されています◎

特にさくらんぼの一大産地として知られる山形県では、人気品種「佐藤錦」をはじめ、様々なさくらんぼのハウス栽培に取り組んでいます。ここではまず、そんなハウスさくらんぼと露地栽培のさくらんぼの違いについて見ていきましょう!

栽培方法

ハウスさくらんぼとは、所謂「温室栽培」で育ったさくらんぼです。温室の中はボイラー4などで加温されており、寒い冬でも温かく、さくらんぼにとって最適な温度が年中保たれています。その分、生育が早まり、露地ものより早く収穫できるというわけです◎

一方、露地栽培のさくらんぼは、自然の気候の中で育てられます。梅雨の時期には、雨よけの簡易的なビニールハウスが設置されるものの、基本的にお天気任せのため生育にバラつきがあり、栽培の難易度はハウスものより高くなります。

旬の時期

ハウスさくらんぼは、4月中旬頃に旬を迎えます。主に4月から5月にかけて収穫され、露地ものに先駆けて市場へと出回ります。いち早く旬を迎える点は、ハウスさくらんぼの大きなメリットであり、母の日の贈り物としても人気となっています◎

露地栽培のさくらんぼは、6月中旬から7月中旬にかけて旬を迎えます。ハウスものより2カ月ほど遅れての登場となりますが、各産地から様々な品種が出回ります。本来、さくらんぼの旬といえば初夏なので、露地ものが出回りはじめると一気に店頭で見かける機会が増えます。

さくらんぼの旬の時期については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪

さくらんぼの旬はいつ?品種ごとの旬や特徴、おすすめレシピも紹介!

味わい

ハウスさくらんぼと露地栽培のさくらんぼの味わいに、あまり大きな違いはありません。しかしハウスさくらんぼは、天候に左右されることなく収穫できるため、完熟ギリギリまで木の上で成熟させ、糖度が十分に乗った時点で収穫されます。そのため露地ものより甘みが強く、大ぶりなものが多い傾向にあります。

露地栽培のさくらんぼは、収穫時期が梅雨に被ってしまうため、完熟前に収穫されることが多いです。またさくらんぼは鮮度が命なので、流通の都合上、収穫時期を早めることもあります。そのためハウスものより甘みでは劣りますが、太陽の光をいっぱいに浴びた分、果汁が多くジューシーな味わいです。

ハウスさくらんぼ狩りを楽しむためのコツ

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ハウスさくらんぼをめいっぱい楽しむなら、さくらんぼ狩りがおすすめです◎さくらんぼ狩りでは採れたて新鮮なハウスさくらんぼを思う存分味わうことができ、作物を自分の手で収穫するという貴重な経験も得られます。

そんなハウスさくらんぼ狩りをより楽しむためには、美味しいさくらんぼを見極めることが大切です。美味しいさくらんぼを見分けるポイントには、以下のようなものがあります。

  • 軸が青くしっかりしている
  • 葉の数に対してなっている実が少ない
  • 果実全体が鮮やかに色づいている
  • 皮にハリがありツヤツヤしている

上記のポイントをおさえて収穫すると、甘くて美味しいさくらんぼを採れる可能性が高まります!ただ闇雲に収穫するのではなく、美味しいさくらんぼを慎重に見極めることで、ハウスさくらんぼ狩りの楽しさが何倍にもアップしますよ。

ハウスさくらんぼを使ったアレンジレシピ

ここからは、ハウスさくらんぼを使ったおすすめのアレンジレシピを紹介します!さくらんぼはデリケートで日持ちし辛いので、新鮮なうちに食べきるのがベスト。しかし時にはたくさんあって、賞味期限内に食べきれないこともありますよね。

そんなとき、せっかくのハウスさくらんぼを無駄にしないためにも、ぜひアレンジレシピを活用してください◎調理することで長期保存できたり、生食とはまた違った美味しさを味わえますよ!

さくらんぼジャム

さくらんぼレシピの中でも定番のジャム。甘酸っぱく飽きない美味しさで、トーストやヨーグルトなど様々な食材に合いますよ◎

【材料】

  • さくらんぼ 1kg
  • 砂糖 300~400g
  • レモン果汁 大さじ6
  • 水 大さじ6

【作り方】

  1. さくらんぼは軸を取って洗い、ザルにあげて水を切っておきます
  2. 鍋にさくらんぼを入れ、半量の砂糖をふりかけてざっとまぶします
  3. そこにレモン果汁と水を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にします
  4. アクを取りながら10~15分柔らかくなるまで火を通します
  5. 蓋をして少し冷めるまで放置し、粗熱が取れたら種を取って実を取り分けます
  6. 鍋に種を戻し、残りの砂糖を入れて中火にかけます
  7. 沸騰したら弱火にして、とろみがつくまで煮ます
  8. 好みのとろみ具合になったら種を取り出し、取り分けていた実を戻します
  9. 10分くらい弱火で煮て、粗熱が取れたら消毒した瓶などに移して完成です

水と同量のレモン果汁を加えることで、爽やかな風味と程よい酸味がプラスされ、よりさくらんぼの甘みが引き立ちます。さくらんぼの形を残したくない場合は、8の工程で実をミキサーやフードプロセッサーにかけておくと、舌触り滑らかなジャムに仕上がりますよ。

さくらんぼグラフティ

さくらんぼを使った本格的な洋菓子グラフティ。通常のレシピではアメリカンチェリーを使いますが、日本のさくらんぼを使っても美味しくできます◎作り方も意外と簡単なので、ぜひ挑戦してみてください!

【材料】

  • 卵 1個
  • 溶かしバター 10g
  • 砂糖 40〜45g
  • 小麦粉 20g
  • さくらんぼ 20粒くらい
  • ラム酒 小さじ1〜2
  • 牛乳 100cc

【作り方】

  1. バターはレンチンして溶かし、オーブンを170℃に予熱しておきます
  2. 型にはあらかじめバター(分量外)を塗っておきます
  3. 溶き卵に砂糖を入れて混ぜ、溶かしバターも加えます
  4. 小麦粉をふるい入れて混ぜ、さらに牛乳、ラム酒も入れます
  5. 型に4を流し入れ、上からさくらんぼを散らします
  6. 170℃のオーブンで30分ほど焼けば完成です

型はパウンド型やタルト型など、お好みのものを使用してください。お酒が苦手な人は、ラム酒の代わりにバニラエッセンスを加えてもOKです!

さくらんぼの冷製パスタ

ちょっぴり意外な組み合わせですが、暑い日にピッタリなさくらんぼの冷製パスタ。トマトの酸味と、さくらんぼのジューシーな甘みが冷たいパスタによく合います◎

【材料】

  • スパゲティ(乾麺1.4㎜) 160g
  • 完熟のサクランボ 30~40個
  • トマト缶(カット) 100ml
  • バルサミコ酢 大さじ2
  • はちみつ 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 塩 小さじ1
  • バジルまたはミントの葉

【作り方】

  1. サクランボは半分に切って種を取り、ボウルに入れてフォークでつぶします
  2. そこにトマト缶、バルサミコ酢、はちみつ、オリーブオイル、塩を入れて混ぜます
  3. 混ぜ終わったら冷蔵庫に入れて、よく冷やしておきます
  4. スパゲッティは袋の表示の通りに茹で、ザルに上げて水で洗って冷やします
  5. しっかりと水気を切ったら3とよく和え、お皿に盛ります
  6. お好みでバジルやミントの葉をトッピングしたら完成です

スパゲッティに水気が残っていると、水っぽい仕上がりになってしまうため、しっかりと水気を切るのがポイントです。またソースは冷たいほど美味しいので、先に作っておいて30分~1時間ほど冷やしておくと良いですよ。

さくらんぼのアレンジレシピについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪

さくらんぼの保存方法は?長持ちさせるコツやおすすめアレンジレシピも紹介

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さくらんぼを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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