【太りたくないあなたへ】夜のりんご、実はダイエットに効果的?!

【太りたくないあなたへ】夜のりんご、実はダイエットに効果的?!

りんごは日本全国どこでも手に入る果物で、そのまま食べても美味しく、また様々な料理に用いられます。ビタミンCが豊富で、美肌や風邪予防に良いとされています。しかしながら、「夜にりんごを食べると太る」という疑問を持つ方も少なくありません。果物は朝に食べるのが一般的で、夜に食べると体に悪いというイメージがあるからでしょう。この記事では、そんな疑問を解消すべく、夜のりんごが本当に太りやすいのか、それともダイエットに効果的なのかを科学的根拠に基づいて探求します。

りんごの栄養成分とその効果

りんごに含まれる糖分とその働き

りんごは、他の果物と同様に様々な栄養素を豊富に含んでいますが、主体となるものは糖質です。糖質はたんぱく質や脂質とともに活動するためのエネルギー源となる栄養素であり、体にとって不可欠な栄養素です。中でも糖質は素早くエネルギーとして活用されます。

りんごの他の栄養素とその効果

りんごには、ダイエットに有効な栄養素が多く含まれています。その一つが食物繊維で、りんご1個分(可食部:約250200g)には3.5gの食物繊維が含まれます。食物繊維は整腸作用があるため便秘解消に効果的であるうえ、腹持ちもよく食べ過ぎ防止にも役立ちます。また、りんごにはビタミンCも含まれており、食べることで美肌や免疫力アップも見込めるでしょう。リンゴを皮ごと食べるメリットや食べ方の工夫について詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひ併せてチェックしてくださいね!

捨てるのはもったいない!りんごの皮に隠された驚きの栄養効果

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夜にりんごを食べると本当に太る?真相解明

夜にりんごを食べると太るという説は、糖質の多いりんごを活動量が低下する夜に食べた場合、糖質がエネルギーとして利用されずに脂肪として蓄積されてしまう、という考え方から来ています。しかし、夜食べると太るのはりんごに限ったことではありません。そもそもりんごは高カロリー・高糖質の食べ物ではありません。夜に集中して大量に食べるわけでなければ、太る心配もないでしょう。

りんごをダイエットに役立てるためのコツ

りんごは100gあたり53kcal、1個(250g)あたり133kcalです。低カロリーであるため、ダイエット中の食事にも、ぜひ役立ててください。

ダイエット中にりんごを食べるなら「食べるタイミング」"を重視しましょう。りんごに含まれる糖質を有効利用し消費するためには、活動量の多い日中に食べることがおすすめです。一方で、活動量の減少する夜に食べるのは、ダイエット中ならなるべく控えた方が無難です。また、りんごの皮には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維はを得やすく、食べ過ぎ防止にもなるため、皮ごと食べることでダイエットにより役立ってくれるでしょう。

実はダイエットに効果的?夜のりんご

糖質を含むりんごは、ダイエット中ならなるべく日中に食べたいところです。しかし「夕食の食べ過ぎがダイエットの妨げになっている」「どうしても夜食を食べてしまう」という方は、夜にりんごを食べるのもアリです。

食物繊維を多く含むりんごを夕食に取り入れることで、夕食の過食が防げるのならぜひ試してください。また、小腹が空いて眠れない時などはりんごを1/4個程度食べるだけでも、お腹が落ち着くかもしれません。スナック菓子や甘いお菓子、カップラーメンなどを食べてしまうのであれば、りんごを選択するのがおすすめです。

まとめ

「夜のりんごは太る」といわれますが、夜に食べると太る食べ物はりんごだけではありません。「食べ過ぎ」れば、どんな食べ物でも太るのです。りんごはむしろ低カロリー・低糖質な食べ物。上手に活用すればダイエットの味方となってくれます。ビタミンやミネラルなど体にとって必要な栄養素も含むりんごを、適量摂取して健康やダイエットに役立てましょう。

りんごを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

管理栄養士。大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病どさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、健康に関わる分野の記事執筆などを行う。

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