栗拾いってどんな感じ?
栗は成熟するとイガが緑から茶褐色になり木から自然と落ちます。ですので、木になったものを採るのではなく、落ちている栗を拾うのが栗拾いです。栗にはトゲトゲのイガが付いているので、素手で触ると危険です。農園によってはトングや厚手の手袋を用意してくれています。
栗の収穫時期や場所は?
ほとんどの場合は関東以西で栽培されていますが、栗は全国各地で栽培されています。北海道でも九州でも栗拾いを体験できる農園があります。収穫は9月頃から10月頃までが旬の季節。日本の栗産地ランキングは、1位茨城県、2位熊本県、3位愛媛県です。地域や農園によって栗拾いの時期が異なりますので、事前に確認してから行くようにしましょう。
栗の果物狩りの料金や予約方法は?
栗拾いの料金相場は1000〜1600円程度。ほとんどが食べ放題ではなく、500gから1kg程度の栗のお土産付きのプランでした。食べ放題付きの場合は、栗ご飯や茹で栗が食べ放題となっていました。
栗拾いの事前予約が必要のない園が多い印象でしたが、予約が必要な園もありました。訪れる前には必ずホームページなどで確認しておきましょう。予約はインターネットまたは電話などでできます。
栗拾いの楽しみ方や注意点は?
栗農園では、自分で自由に歩き回り栗拾いを楽しみます。イガでケガをする恐れもあるので、サンダルではなくスニーカーがおすすめです。また、栗が落花する可能性や虫刺されの予防のために服装は長袖・長ズボンがおすすめです。頭の上に落ちることもあるので、帽子も対策の1つです。
落ちている栗にはイガが付いたままの状態ですので、手で直接触らず足で踏んで、トングを使いイガから栗を取り出します。農園では軍手やトング、バケツがレンタルできるところが多いですが、できないこともあるかもしれませんので、事前に園に確認しておきましょう。
栗の果物狩りで作るお菓子や料理
栗拾いでゲットした栗は、下処理を行ってから茹でただけでも十分美味しいですが、アレンジレシピを活用するとさらに美味しくなりますよ!
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※2024年8月のデータゆで栗
- 栗拾いで拾った栗は水洗いをしてから、半日ほど水に浸して虫をよけます。
- 鍋に栗がひたひたに浸かるぐらいの水を入れて、約50分弱火で茹でます。
- 茹で終わった栗をザルに入れて粗熱を採ります。
- 水気を拭いて、保存袋に入れて冷凍します(3ヶ月程度冷凍できます。)
- 常温で30分ほどで解凍できます。
栗の甘露煮
▼材料
- 栗・・・250g
- 砂糖・・・100g
- みりん・・・大さじ1
- 塩・・・少々
- 水・・・200cc
- 洋酒・・・お好みで
▼作り方
- 栗は一時間以上水につけて皮をやわらかくしておく。
- 皮と渋皮をむく。
- 鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、砂糖を溶かす。
- 栗を入れ、煮立てないように弱めの中火で10分~15分煮る。途中あくをすくう。
- みりん、塩を加えてさらに5分煮る。洋酒を入れる場合は、ここで洋酒を入れる。
- 栗だけをビンに入れ、煮汁をとろりとするまで煮詰める。蓋をして出来上がり。
栗ご飯
▼材料
- 米・・・2合
- 栗・皮付き・・・200g
- A.みりん・・・大さじ1
- 酒・・・大さじ1
- 顆粒だし・・・小さじ2
- 塩・・・小さじ1
- 水・・・適量
- いり黒ゴマ・・・適量
▼作り方
- お米は洗い、ザルに20分程おいて水分を切る。
- たっぷりのぬるま湯(35℃前後)に栗を10分以上浸し、外側の硬い皮をやわらかくする。
- 栗の底を切り落とす直前ぐらいまで包丁で切り込みを入れ、底から先端にむかって剥ぐようにして皮をむく。
- 残った渋皮をむき、半分に切って10分ほど水に浸す。
- 炊飯器に1の米を入れ、材料のAを加えます。2合の目盛りまで水を注ぎ、人混ぜする。4の栗を載せて炊く。
- 炊きあがったら全体を混ぜ、器に盛り付け黒ゴマを散らす。
まとめ
栗拾いは子連れ家族の秋のお出かけにも最適です。イガが付いているので手で触ると危ないところはありますが、注意事項を教えて理解できる年齢であれば一緒に楽しめます。日常ではなかなか体験できない栗拾いはお子さんにも良い経験となって、家族の思い出の1ページにもなりますよ。ぜひ、秋の味覚狩りを楽しんでくださいね。